« 南の島はなぜ出生率が高いのか | トップページ | 語り合う意味 »

2010年3月 1日 (月)

青年会は生きている

大阪市都島区の青少年指導員と青少年福祉委員の研修で講演をした。
 兵庫県の町でも何度が子育て環境について講演したことがあるが、たいてい、「なり手がなくて」と言いつつ、高齢の会長が出てこられ、PTAの延長で動員されたお母さんというのが多かった。民間での青少年指導・地域活動の実態は、難しい。
 ところが、大阪市では30代40代の指導員がたくさん活動している。聞くと、商店主もいれば、サラリーマンもいる。保育士もいれば、ゴルフショップ経営者・建築家もいる。男性も女性も熱心に聴いていただいた。みな、地域の青少年の指導を無償で続けている。
 50歳で定年で、青少年福祉委員に卒業するという。
 ここでピーンときた。
 昔は、村の青年団があった。若者が仕事が終ると若者宿に集まり、ソロバンを習ったり、祭の準備をしたり、ときには集団で娘組みと語り合ったり、ときには思いを持つ仲間を相手の家に連れて行き、夜這いの手伝いをすることもあった。乱交ではなく、ルールを教え、相手を尊重する「もて方」も教えた。ときには、身ごもることもあり、そのときは責任を持って婚姻させた。セックスありきではなく、性も含めた人間のコミュニケーションと社会生活を学んだのである。
 この青年会は、昭和30年代から宿が公民館となり、公民館活動として引き継がれたが、いつしか、会社の青年活動やYMCA以外、若者の自由な社会指導はほとんど消えてしまった。青年会は、30歳、40歳の定年制で、事後、村の指導:中年組に移る。
 おそらく、大阪市ではこの青年会が、そのまま青少年指導員制度に移り、今なお、働きざかりの若者が、町の青少年を指導しているのである。なかなか難しい。
Q:若者をどう指導したら良いか
A:規制、監督も必要だが、若者が集まれる場をつくる。一緒に語り合える場が重要。一方で、集まる行事を作り、たとえば地域の名所めぐりなどをして誘い出し、見つけた若者に何度も呼びかけるなど
Q:青少年指導員のなり手がいない
A:町会や婦人会など他の地域団体と連携して、聖和寄り合い会(天王寺区)のような連携を作り、区役所・コミュニティ協会と連携して、地域の総合案内冊子(活動、連絡先、期日、場所記入)を、全世帯に配っている例がある。

|
|

« 南の島はなぜ出生率が高いのか | トップページ | 語り合う意味 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事