現代湯治場:三朝の木屋
鳥取県三朝は、効能の高いラジウム泉。細胞の活性化を促すといわれ、岩盤浴による湯治で有名。三朝温泉街の中心にある老舗の木屋に泊めていただいた。射的や駄菓子屋のある細い路地の奥にある。館内は、手すりも座布団も畳の縁も、全部藍である。地下に5つの風呂場とミスト洞穴がある。元湯は100前からあり、一石で作られた洗面台など素晴らしい。かけ流しの湯に浸るとザーッと湯があふれ、湯底に置かれた臼に座る。昔、野口雨情が腰掛けたであろう石である。
三朝では、現代湯治といって、各旅館の宿泊定員の5%を湯治用のメニュー(連泊者への湯治用食事・湯治料金)を割り振ろうとしている。ホテルで湯治したい人はそれで、老舗旅館で湯治したい人はどれで、湯治専門の宿はそれで、様々なタイプの湯治を提供しようとしている。
本日、18時より、ジュンク堂大阪本店でCSCD紀要:オレンジブックの即売トークショー。平田オリザさんと話し合うらしい。まあ、大学での楽しい話を世の中におすそ分けである。要、事前予約。
| 固定リンク
「まちなか再生とツーリズム」カテゴリの記事
- 上野武『大学発地域再生』清水弘文堂書房(2018.08.15)
- 小林重敬編著『最新 エリアマネジメント』(2018.04.04)
- 学びあいの場が育てる地域創生ー産官学民の協働実践(2018.03.30)
- 子ども食堂(2016.07.26)
- 四国落人山地の豊かさと予土急行国道33号線(2016.04.05)
最近のコメント