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2010年3月31日 (水)

「オール電化って本当に環境にいいの?」って、本当なの?

オール電化で太陽光発電をすればCO2発生は減ると思っていたが、おもしろいデータをみつけた。
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夜間電力契約で確かに経済的だが、夜間でも全部を原子力でまかなえず、火力を使っており、火力発電はLPガス比で1.9倍のCO2を出すから、オール電化は必ずしもCO2を減らさないというのである。確かに、どっかで燃やして電気を作るより、家で直接燃やすほうが効率が良いのは事実だろう。
 でも、よく見ると、揚水用動力、水力を加えるとほとんどまかなえる夜間時間もある。しかも、原子力比率の高い関西電力で計算すれば、オール電化が火力発電だよりにしてCO2を多く出すと言えるか?
「オール電化はCO2を減らすか?」というこの分析は、興味深いが、あやしい。
 確かに、少人数だと常時給湯は発熱量を増やすかもしれないが、結論を読むとピーンときた。オール電化で太陽光発電がCO2削減でブームだが、それは原発依存だ、原発が停止したとき火力発電になってしまうという主張なのです。かなり、バランスの欠いた原発嫌いの話だなあと思って発行元を確認すると、地球環境と大気汚染を考える市民組織らしい。
 大気汚染で企業を糾弾し、原発危険性で電力会社を批判してきた団体らしい。世の中、オール電化・太陽光発電が流行り、頼りの社民党を含む民主党政府も原子力を使ってCO2削減に舵をきったなか、こうしたパフレットを作ったのであろう。
 大気汚染反対、原発反対、オール電化は嘘だと言いたいのであろうが、結論でバランスを欠いている。では原発なしでどのようにして25%削減が可能なのか示してもらいたい。
 実現できない、政策議論のできない、反対だけに凝り固まり行き場を失った「市民」よりも、CO2削減の方向を、生活方法も含め電力会社とも協働しつつ提案していくのが、新しい公共を支える、新しい市民ではなかろうか。
 60年代の亡霊のような「市民」には、私は関心がない。

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