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2010年2月25日 (木)

あれか―これか

某都市の総合交通戦略策定を見た。整備局の予算が潤沢にあり、国の支援を見込めるから、あれもこれも書き込んでいる。ゾーン運賃、信用乗車、新駅設置、LRT路線、連接バス・・・。で、いつ完了するのか、工程が書き込んでいない。どれからすすめるか優先順位が書いていない。できない場合はどうするのかも書いていない。要は、色々並べておいて、国が補助してくれるならやってみるという計画のようである。
 実存主義哲学のキルケゴールは『あれか―これか』を著し、個人としての思いを越えた冷静な弁証法的思考を主張している。優先順位の決定である。多様な可能性があるなかで、まちづくりのビジョンを決定した上で、優先順位を決定し、実現しなかった場合の撤退準備をしておくことこそが「政策決定」である。
 この都市の総合交通戦略策定には、戦略的政策がない。

とはいえ、何とかしたいと一生懸命考えておられるのであろう。だから、当該自治体の職員、と市民、交通事業者、国の出先機関が一緒になって考え、協働で政策を決める「交通連合」が必要なのである。現場の状況実態にもとづき、一緒に課題解決優先順位をつけていくことが重要なのだ。実現困難な場合の逃げ方まで考えて・・・

今日は国立一次試験。受験生は、一人で決定してきた。
また春が来た。この子らと協働して、一緒に人生の優先順位を考えてあげたい。今度は、答えは一つではない。多様な答えを工程を考えて組み立てる力を養わせてあげたい。能力とは知識の量ではない。知識の組み立てであり、それを協働でできる柔軟性が大切だ。
東京大学ではなく、大阪大をめざすべきである。
今度、教育機関で講演するんで、そない、言うたろ!

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