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2010年2月15日 (月)

天王寺区寄り合い聖和ネットは凄い!

金曜は、京都河原町を罵倒した。厳しいときこそ知恵が出る。頑張って欲しい。
 昨日、大阪天王寺区、聖徳太子の和以って貴しとなすの聖和地区で講演をした。地域のお宝(四天王寺太子絵解、大阪関帝廟)を訪れ、私が「わが町元気に」と講演し、町の課題をワークショップした。
 驚いたのは、30台の男性が数人動き回っていること。受付、司会、発表のまとめ、お宝ツアーの手配・・・。聞くと、郵便局長、運搬車の製造卸、不動産屋、介護ステーションなど、地域で活躍する中小商店主、会社員もいる。マンション住民からも30台の男女の参加があった。
 通常、こうしたまちづくりの会は、高齢の町会会長の指揮の下、どろどろした関係のなかで、防犯防災やゴミの問題に対処している。しかし、若者中年は近寄らない。
 ところが聖和では、PTA前後の若手の活動を、高齢の振興会長が見守り、区役所が適切にサポートしている。
 しかも、地元のおかき屋、饅頭屋さん、写真屋さんが、無償でお菓子や記念写真を提供している。区長も仲間に紛れ、打ち上げ宴会まで参加している。
 まさに、聖徳太子の聖和である。寄り合いネットが作り、地域の人に配っている聖和ガイドブックを見て驚いた。地域の歳時記、町会、女性会、青少年指導員会、子ども会、ふれあい喫茶、高齢者食事サービス、閉じこもり予防、子育てサークル、大人コーラス、子どもコーラス、剣道、ソフトボール、バレーボール、餅つき、お祭、地蔵盆、子ども見守り、夜警、自転車対策、公園清掃、お宝ツアーなどの活動が、日時、場所、連絡先、会費が明示されている。
 いかにも経営者の感覚である。すばらしい。こうした人々こそ、大阪の宝であり、この市民力を活かして活性化させねばならない。平松市長の協働のまちづくりは、まさに当を得たものであろう。
 

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