« 続:新しい公共 | トップページ | 【授業連絡】一般参加歓迎 »

2009年12月12日 (土)

続々:新しい公共(評価法)

就業者の平均的な給与を総実労働時間で除した、1時間当たり約2300円損失時間を基準に、全国で「年間約53億時間の渋滞」=12.19兆円。だから、道路関係国費5.5兆円、道路特別会計5.4兆円、これに地方分を加えた12兆円を越える道路公共投資は妥当だという。しかしこの計算、どう考えても12兆円のシーリングと特定財源をもとに、後づけしたものであることは明白。こんなアバウト計算が費用対効果として通用するなら、新しい公共の創造、住民協働も簡単な評価計測数値を作っても良い。
 土木工事の評価は、円で計測する。持続に関するEnableの計測は、諸般の参加率に自己評価としての愛着心、および経済効果、環境効果を平均したものとする。仮に、
社会的包摂評価値S=(社会的愛着心率+住民参加率+住民認知率+運営(投資)参加率+協働セクター参加率+経済効果価達成率+環境削減達成率)÷7
とする。
  住民参加率とは、公共交通の場合一度でも乗った、イベントなら一度でも参加した数/世帯数 となる。
 運営(投資)参加率とは、(その運営に時間、労力、金を出している(運営参加者数-1)/(世帯数×0.03)=α≦1 で算出する。3%以上の住民が何らかのシェアをしているならば、1.0とする考えである。
 協働セクター参加率は、5程度以上のセクターの参加をもって複数と規定し、特定1セクターのみであれば、0と評価する。(α―1)/4=β≦1
 
経済効果価値(B/C)≦1 として、赤字がでなければ1.0満点とし、以外は減数比率
 CO2削減率は、国の国際公約25%を基準とし、1年で約1%削減できれば1.0満点とする。
 ここでは、地主の農家が勝手に自己所有のマンションに貼り付けた横断幕「みんなの願い□駅」と、くるくるバスと、(特)神戸まちづくり研究所がコディネートして地縁組織、福祉団体と連携して有料ですすめる震災体験交流プログラムについて、数値化した。Img_00021.0が満点である。一応、それなりの妥当な数値のように思えるが、どうであろうか。

|

« 続:新しい公共 | トップページ | 【授業連絡】一般参加歓迎 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事