【まち歩き、交通発表会】
20日、中之島センターで、
①新長田まちあるきマップ
②墨東まち見世
③トラムが結ぶ町の魅力
④地方私鉄再生の新しい形ー和歌山電鉄貴志川線
⑤駅の持つコミュニケーション機能
の発表が行なわれ、外国語学部5名、院生(人類学、通訳コース、教育学、ロースクール、工学)8名の参加を得た。
①まち歩きについては、イラストレーターソフトを使った三折の地図で工夫があるが、中学生震災学習修学旅行を対象にしているのか、下町歩きマップなのか明確でない。震災学習なら、その遺跡が無い新長田は無理がある?という意見が出た。
②東京都墨田区向島のアートのまちづくりについては、多様なアーティストと地元住民との相互理解の限界、可能性について議論があった。わかりやすいマップを作る必要もあるが、個性ある人が隠れる、知られたくない自由も都市には必要だという議論もあった。谷中根津千駄木は、同じ下町でも落ち着いた感じがするが、向島は少し違う。閉ざされた面白さ、ぶらつくことでの偶発性がある。⇒来年の授業「ぶらクリ」につなげたい。
③④⑤は外国語学部のセミ発表。院生から厳しい指摘があった。
・目的が何か?タイトルが妥当か?
・個別レポートなのか、一般化をめざした研究なのか?
・どこまでが駅なのか?駅前広場は?構内なのか、その外はOK?駅の定義が必要
・コミュニケーションと何か。駅に傘を置くことは、体面会話をしないのにコミュニケーションか?
深夜までの研究課題作業の後、または就職面接の前に、裁判所での通訳の後、中之島にかけつけてくれた院生には感謝します。学部生も大いに刺激になり、新年の専攻内発表会では、再考された発表を期待できます。居直って、レポートならレポートで精度を上げ、研究ノートならノートで、考えを論理立てて整理し提示するでしょう。伝え方を練らねばなりません。期待しております。
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