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2009年12月

2009年12月30日 (水)

信州松本の魅力③浅間温泉

松本郊外の浅間温泉は、廃業も多く、少し厳しい。Img_0316まるゐ豆腐店のような料理屋がもう少しあれば街は楽しいのだが・・・。使い湯を市民に提供する施設や共同浴場もあるが、外来者を意識していない。開かれていない。
 ただ、古い旅館をデェイケア施設にしたり、高齢者ハウジングにしたりしているのは面白い。こんな活用法もある。いっそ、その中間、1ヶ月くらいの自炊湯治、ウィークリー温泉とはマンスリー温泉。ビジネスになるだろうか? Img_0314 Img_0315 Img_0317 Img_0321

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信州松本の魅力②

Img_0322 旧開智学校は、明治の洋風建築として知っていたが、よく見ると、龍の彫刻や唐破風などの和洋折衷は、神戸の洋館を見慣れたものにとっては奇異に思えた。
 ところが、明治9年に松本市民の浄財で、地元大工が東京医学校などの近代建築を見よう見真似で建築したと聞いて驚いた。水害にあっても、取り壊さず、皆で守って残してきたという。
 これこそ市民文化である。

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2009年12月27日 (日)

信州松本の魅力①

松本市は、筑摩県都であったが、明治9年の火事で県庁舎が焼け、長野に行ったままになった。新幹線、オリンピックと悔しい思いをし、東京まで2時間以内で特急が行くことが悲願のような。
 Img_0305 松本城の魅力は、その雄姿が槍ヶ岳に映えるときであるが、堀も湧水で透き通っている。各町に湧水があり、塩井之湯もある。マグネシウムが豊富で、殿様が使っていたとか。湯屋はアールデコ風で、内部もレトロ。明治中期に旧昇殿の者が鉱泉湯として開き、登山帰りの人々で賑わったこともあったという。旧土居の内側である。
 こんなまちなかの景観や水、温泉を活かす暮らし・・・。城とともに、大切にした欲しい。 Img_0310 Img_0307

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2009年12月24日 (木)

震災15年後の長田区を歩く

神戸まちづくり研究所では、1月10日(日)震災後の街がどうなったのか、市民活動に寄付を募り(1000円)街を歩き、街を見て、人と語ってもらうアイウォークを行う。JR鷹取駅下車南東5分の大国公園Img_03011_29:30発。その下見、地元挨拶で歩いた。
 日吉5丁目では、区画整理事業で作った公園で餅つきが行われていた。被災してボンドでひっつけた地蔵、ボランティアが寄付した地蔵 が「あわせ地蔵」として祀られている。なかに、なつかしい顔を見つけた。
 震災の火災の焼け野原のなかのコンテナハウスを一軒一軒、まちづくり新聞を配っているサングラスの爺さん。格好よく見えたTさんだ。明日の長田を考える会に出てきて、土地提供を伴う区画整理事業に反対するIさんとつかみ合いになったことを報告し、生活再建のためには都市計画も利用し早くせねばならぬと報告していた。素人の私が、区画整理事業を習ったのは、彼ら住民からであったことを思い出した。「Tさん、ご無沙汰してます」と挨拶し、餅入りぜんざいをご馳走になる。立ち上がると、Iさんが居た。私は「エー町になりましたね。喧嘩せんとエー町にはならん」と話しかけた。
 その東、新長田の再開発も、新しいビルが空き店舗だらけだが何とかしようと努力している。だが、再開発周辺地区に行くと、空地と老朽化した空き店舗が拡がり、厳しい。震災で、全国の人から愛をもらった、修学旅行生も来てくれた、ビッグなハートの商店街になろうと、赤い風船で大きなハートをたくさん掲げる本町筋商店街のある町である。この町で「競輪場外発売所計画」がある、その反対運動らしい。被災を免れたが丸五市場は、アジアの食バザールで必死に頑張っているが、こうした現状の15年目である。Img_03021
 全行程10kmほど、半日、語合い、買い食いして、都市災害と暮らしに思いをはせ、そこから生まれた市民活動に寄付をする。ぜひ、皆さま、10日、参加ください。

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2009年12月22日 (火)

神戸高校訪問と新しい公共

Kobel神戸高校を訪れた。
 学生の頃から御世話になっている先輩が、大病から復帰されたと聞き、遅ればせながらお見舞い。職場の神戸高校に伺った。
 先輩は、精力的に校史編纂に携わり、通称ロンドン塔といわれる正面玄関(http://www.hyogo-c.ed.jp/~zaimu-bo/kobe-l.jpg引用)

や芸術棟の旧第一高女のステンドグラス、校長室のマントルピース、白州次郎ゆかりの旗などを見せていただいた。新校舎にも伝統の意匠が継承され、熱心に校史を発掘する先生がおり、それを認める雰囲気がある。伝統校からは遠い私は、萎縮しながら見てまわった。
 芸術棟で「椰子の実」の歌曲練習が豪華なフロアから聞こえてきた。思わず口ずさみながら、神戸高校出身に素晴らしい芸術家が多いことに合点がいった。
 それにしても、このような幸福が、伝統校だけではなく、多様な高校生に提供されたら良いのになあと思った。
 頭に横に「新しい公共」をおき、こんなことを考えている。 

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2009年12月21日 (月)

【まち歩き、交通発表会】

20日、中之島センターで、
①新長田まちあるきマップ
②墨東まち見世
③トラムが結ぶ町の魅力
④地方私鉄再生の新しい形ー和歌山電鉄貴志川線
⑤駅の持つコミュニケーション機能
の発表が行なわれ、外国語学部5名、院生(人類学、通訳コース、教育学、ロースクール、工学)8名の参加を得た。
 ①まち歩きについては、イラストレーターソフトを使った三折の地図で工夫があるが、中学生震災学習修学旅行を対象にしているのか、下町歩きマップなのか明確でない。震災学習なら、その遺跡が無い新長田は無理がある?という意見が出た。
 ②東京都墨田区向島のアートのまちづくりについては、多様なアーティストと地元住民との相互理解の限界、可能性について議論があった。わかりやすいマップを作る必要もあるが、個性ある人が隠れる、知られたくない自由も都市には必要だという議論もあった。谷中根津千駄木は、同じ下町でも落ち着いた感じがするが、向島は少し違う。閉ざされた面白さ、ぶらつくことでの偶発性がある。⇒来年の授業「ぶらクリ」につなげたい。
 ③④⑤は外国語学部のセミ発表。院生から厳しい指摘があった。
・目的が何か?タイトルが妥当か?
・個別レポートなのか、一般化をめざした研究なのか?
・どこまでが駅なのか?駅前広場は?構内なのか、その外はOK?駅の定義が必要
・コミュニケーションと何か。駅に傘を置くことは、体面会話をしないのにコミュニケーションか?

深夜までの研究課題作業の後、または就職面接の前に、裁判所での通訳の後、中之島にかけつけてくれた院生には感謝します。学部生も大いに刺激になり、新年の専攻内発表会では、再考された発表を期待できます。居直って、レポートならレポートで精度を上げ、研究ノートならノートで、考えを論理立てて整理し提示するでしょう。伝え方を練らねばなりません。期待しております。

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2009年12月18日 (金)

続々続々:新しい公共

マイケル・ポランニーを読む前に調べていると「松岡正剛千夜千冊」にいきついた。「暗黙知の次元」が書評されている。
 松岡が指摘するポランニーは面白い。
【科学は観察の拡張であり、技術は制作の拡張であり、数学は理解を拡張したものである】といった指摘。どんなコミュニティバスが可能かとモードばかり計測している者には、観察を薦め、観察しただけでなまくらな感想をほざく人文学生には、観察を数字にする政策力を教えたい。協働の数値評価はこれにあたる。
 また松岡は、
【ポランニーは発見のプロセスを研究するにつれ、しだいに「知ること」(知識)と「在ること」(存在)のあいだには共通して「見えない連携」のようなものがはたらいていることに気がついた。最初にヒントを与えたのはレヴィ・ブリュールの研究である。レヴィ・ブリュールは未開部族の原始的精神機能を先行的に研究していて、そこに個人の感情ないしは動機が外界の出来事としばしば同一視されていることを指摘していた。レヴィ・ブリュールはこれをとりあえず「参加」(participation)と呼んだ。「同一視」「参加」あるいは「連想」が生きているだろうことを確信し、これを「ダイナモ・オブジェクティブ・カップリング」(dynamo-objective coupling)と名付ける】
と指摘する。知ることと在ることが関わる現場に参加するなかでの思索、異なるものどおしの組み合わせを見出す瞬間、フィールドワークとは現場知とは、カップリングの連続なのだ。だから、素人の私が交通まちづくりに口出す意味がある。
 松岡は指摘する。ポランニーは「発見は対象知(knowing what)によっておこるのではなく、方法知(knowing how)によっておこるにちがいない」と踏んだ。
 なるほど、人口・高齢化率・自動車保有数・既存バス路線を調べて対象知のみでインフラを計画するから失敗する。現場を観察し対話し、どのような願いがあるかを理解し、それを数値に拡張する方法論がすべてである。
 ここで議論している「新しい公共の評価}というのは、そういう方法論である。
よし、わかった。本日、「暗黙の次元」を読み、年内に「新しい公共の評価」に関する論文を書こう。無理だろうと思うから、書いてみたい。突如、神様がおりてきた。

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2009年12月17日 (木)

【交通まちコミ】基本の基本

土井先生の高速道路無料化政策に関する論破、みなさんにロールプレーさせてすすめるやり方が凄い。学生も民主党マニフェストの論拠を事前学習していた。しかし、基本中の基本、宇沢弘文『自動車の社会的費用』を読んでいない交通に関する工学の学生自体が、恥ずかしい。フリードマン以後の新自由主義と対峙したノーべル賞級の交通に関係する経済学者を知らないとは・・・。交通流量や便益計算といった形式知を計量する前に、世の中には暗黙知と形式知があり、クルマという存在の社会的な総合的コストを考える機会がなかったことは、みなさんの研究にとって不幸であった。1月18日、新しい公共の数値評価について。1月25日自動車の社会的費用となります。必ず、正月に宇沢先生の予習をしてくるように(案内はブログ内にある)。今年は岩波新書を枕に年を越すよう。
※ぼくらの頃は、EHカー「歴史とは何か」とか、レビストロース「悲しき南回帰線」世阿弥「風姿花伝」など人文系の常識。一歩先行くために競ってカール・ポランニー「人間の経済」を読んだ。土井先生から今回の授業のネタはマイケル・ポランニーの暗黙知だと教えられた。実は、マイケルはカールの弟である。
 みなさん、もっと基礎的な教養を強要します。

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2009年12月16日 (水)

なにわ橋駅ラボカフェで関西交通政策実務者カフェ

【交通まちコミ授業】は本年度20日中之島センター、21日休講代替、22日CSCDシンポ、そして1月8日以下の交通政策カフェ、11日休講代替、18日新しい公共の評価に関する検討(コメンターは元コンサル社会人院生)
交通政策カフェ〈第12回関西交通政策実務者懇話会〉【一般参加歓迎】
■日時:1月8日(金)午後7時から
 場所:京阪電鉄なにわ橋駅 構内「アートエリアB1」
    (京阪電車中之島線「なにわ橋駅」地下1階コンコース)
     〔※位置図:http://artarea-b1.jp/access.html参照〕
 話題提供:「都市再生・元気再生と交通」(仮題)
  服部 敦(内閣府地域再生事業推進室 上席政策調査員/中部高等学術研究所 特任教授)
   カフェマスター 森栗茂一(大阪大学CSCD教授)
 共催:関西交通政策実務者懇話会
     大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)【予定】
 ※ 今回は,寒い季節ですので温かい飲み物などご持参のうえ議論したい。コーヒーサーバーもあります)
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 服部 敦(HATTORI Atsushi/はっとり あつし)様のプロフィール
  所属  内閣府地域再生事業推進室 上席政策調査員
   中部高等学術研究所 超伝導・持続可能エネルギー研究センター 特任教授
  最終学歴 東京大学工学部
  専門分野 政策過程論、立法論、都市計画、まちづくり、ネットワーク組織論
  研究テーマ 政策立案モデルの形成、地位経営のための組織論(ソーシャルキャピタルの形成)
  柏の葉フェロー、豊川市中心市街地活性化協議会会長など、地方自治体、各種機関の役職、委員に就任。
著作・論文等
  『地域再生システム論』(2007)東京大学出版会(共編著)
  『特区・地域再生のつくり方』(2008)ぎょうせい(共編著)
  「地域構造改革特区制度の成立と変遷にみる地域参加型政策決定モデルに関する研究」 (2008,学位論文)
  「「こだわり」をつなぐと地域が元気になる」(雑誌『Meeting Business』連載、2007-2008年)
■懇親会もあります
 日時:1月8日(金)午後8時半過ぎから
 場所:カジュアルレストランOui
   (大阪市中央区北浜2-1-21 北浜ゲイトビル1階 TEL.06-6233-1192)〔http://www.oui-r.com/information/index.html
※せっかくなので川夜景をみながらと考えていたら、ライトアップされた中之島公会堂をみながら気軽に呑めるレストランは、ここしかない。証券取引が全部東京に行き、東京も上海・香港・シンガポールに押されているなか、北浜は自己の価値をまだ知らない。国敗れて河景あり、このレストランのみゆったりと公会堂の河景が楽しめる。野菜中心あっさり目のパスタが良い。
■参加申し込み
 ご参加の方は,所属・役職:・お名前:
※それぞれ,どちらかに○印をお願いします
 勉強会 : 参加(   ) 不参加(   )
 懇親会 : 参加(   ) 不参加(   )
 必ず1月5日(火)までに,本田(E-mail:yutaka_honda◎pref.hyogo.lg.jp)までお願いします。

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2009年12月14日 (月)

続続続:新しい公共

前に、社会インフラの共同構築に関する評価を、
▼社会的包摂評価値S=(社会的愛着心率+住民参加率+住民認知率+運営(投資)参加率+協働セクター参加率+経済効果価達成率+環境削減達成率)÷7
としたら、そもそも平均値を足し算した割るのは統計の基礎としてありえないとのお叱りを、同僚や院生から受けた。確かにそうである。そもそもなんでこの7つやねんという論拠がない。そこで考えた。

住民協働が福祉大きな政府でもなく、新自由主義でもない、第三の道におけるインフラ持続のための手法だとするなら、持続のための主体に関して主眼を置き、持続のための評価、持続のための担保を置くものとする。協働の議論でよくいわれるのは、誰がそれを運営するねん!ということが一番大きい。その上で、どんな評価をするのか、さらには、ほんまにできるんか?(担保)
 つまり、主体:評価:担保=4:3:3 とする。
主体には、情報公開率をもとにした認知指数、参加率をもとにした参加指数、関与セクターの多様性に関するセクター多様性指数、労働・時間・金を投資しようというシェアホルダー指数 がある。
評価には、安心感・信頼性愛着心・誇り がある。仮に、
安心感指数:愛着心指数=2;1と置く。
担保に関しては、経済的採算持続担保と、地球環境維持のための持続低炭素担保があり、経済的採算指数低炭素指数 と考えれば、同様に
経済的採算指数:愛着心指数=2:1 と置く。
 各指数を10点満点としてまとめると、
認知指数+参加指数+セクター多様性指数+シェアホルダー指数+安心感指数×2+愛着心指数+経済的採算指数×2+低炭素指数
となる。計100点満点のS(社会的包摂評価値 を描くことができる。

これなら、渋滞で計測した社会的損失額11兆円に、それほど論理的に劣るものとは思えないのである。

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2009年12月13日 (日)

【授業連絡】一般参加歓迎

【院交通まちコミ】14日13:00ー土井先生の話題提供時間は限られています。Justに開始。高速道路に限定。12月8日課題をノートに書き出して予習しておくこと。考えは文字にしないとまとまらない。事前に書き出して問題意識を明確化していなければ、第一人者の土井先生の話を聞いても自分のものにはならない。専門家の皆さんにテストは必要ないが、予習は求めます。その評価は、皆さん自身が今後の専門家としての活動のなかで評価するでしょう。もし、評価するようなことがないようなら、その程度の専門家なのでしょう。
【学部ゼミ】交通デザインの発表プレゼン用意せよ18時を越える事も?
【学部演習】新長田さるく見事。20日にはこれのみの発表、了解。三宮東は、冬休みの間にしておくこと。一月半ばからは、レポートなどで忙しくなる。両方をすることを決めておりましたので、頑張って。
【全員(年末年始授業振替);一般歓迎】
20日<中之島センター〉10:30-新長田さるく(コメンター:向島谷中経験の人科D院生)
13:30-駅のコミュニティ機能、和歌山電鉄とコミュニティ、軌道とコミュニティ
22日;シンポジウム「大阪大学におけるデザイン力とコミュニケーションデザイン」http://cscd.osaka-u.ac.jp/activity/view/392
平成21年12月22日(火)13時~17時(予定)
コンベンションセンター MOホール(吹田キャンパス)
テーマ1「イマジネーションは社会をどう変えるか?」
司会 平田 オリザ教授(CSCD)
パネリスト:文学研究科研究科長、法学研究科研究科長、医学系研究科副研究科長、工学研究科研究科長
テーマ2「横断的なネットワークは人をどう変えるか?」
司会 小林 傳司教授(CSCD)
医学系研究科保健学専攻長、国際公共政策研究科長、言語文化研究科言語社会専攻長、基礎工学研究科副研究科長
総合司会: コミュニケーションデザイン・センター長

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2009年12月12日 (土)

続々:新しい公共(評価法)

就業者の平均的な給与を総実労働時間で除した、1時間当たり約2300円損失時間を基準に、全国で「年間約53億時間の渋滞」=12.19兆円。だから、道路関係国費5.5兆円、道路特別会計5.4兆円、これに地方分を加えた12兆円を越える道路公共投資は妥当だという。しかしこの計算、どう考えても12兆円のシーリングと特定財源をもとに、後づけしたものであることは明白。こんなアバウト計算が費用対効果として通用するなら、新しい公共の創造、住民協働も簡単な評価計測数値を作っても良い。
 土木工事の評価は、円で計測する。持続に関するEnableの計測は、諸般の参加率に自己評価としての愛着心、および経済効果、環境効果を平均したものとする。仮に、
社会的包摂評価値S=(社会的愛着心率+住民参加率+住民認知率+運営(投資)参加率+協働セクター参加率+経済効果価達成率+環境削減達成率)÷7
とする。
  住民参加率とは、公共交通の場合一度でも乗った、イベントなら一度でも参加した数/世帯数 となる。
 運営(投資)参加率とは、(その運営に時間、労力、金を出している(運営参加者数-1)/(世帯数×0.03)=α≦1 で算出する。3%以上の住民が何らかのシェアをしているならば、1.0とする考えである。
 協働セクター参加率は、5程度以上のセクターの参加をもって複数と規定し、特定1セクターのみであれば、0と評価する。(α―1)/4=β≦1
 
経済効果価値(B/C)≦1 として、赤字がでなければ1.0満点とし、以外は減数比率
 CO2削減率は、国の国際公約25%を基準とし、1年で約1%削減できれば1.0満点とする。
 ここでは、地主の農家が勝手に自己所有のマンションに貼り付けた横断幕「みんなの願い□駅」と、くるくるバスと、(特)神戸まちづくり研究所がコディネートして地縁組織、福祉団体と連携して有料ですすめる震災体験交流プログラムについて、数値化した。Img_00021.0が満点である。一応、それなりの妥当な数値のように思えるが、どうであろうか。

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続:新しい公共

訂正修正
 暫定税率予算は2.6兆円。訂正します。ギルバート国家論に、評価法をつけて、費用対効果でバッサリきられた地方の努力に対して、その理論武装の一助にしたい。自律評価組織数というのは、一般化すれば国家像のあり方として、対仕分け人、対財務省で説得力を持つと考えます。地域公共交通活性化生成事業で導入できないか提案してみたい。Kokkahyouka

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2009年12月11日 (金)

新しい公共と事業仕分けと暫定税率

鳩山首相の所信表明に
 人と人が支え合い、役に立ち合う「新しい公共」の概念です。「新しい公共」とは、人を支えるという役割を、「官」といわれる人たちだけが担うのではなく、教育や子育て、街づくり、防犯や防災、医療や福祉などに地域でかかわっておられる方々一人一人にも参加していただき、それを社会全体として応援しようという新しい価値観です。
 とある。
宮﨑文彦「「新しい公共」における行政の役割―NPM から支援行政へ」『千葉大学 公共研究』第5巻第4号(2009 年3月)によれば、新しい公共ではマネージメントによるEnabling(与える福祉国家でもなく、サッチャーリズムの新保守主義でもない、ブレアが第三の道で示したもの)=個人の自由な選択アクセスビリティ、私がいつも言う「公平」ではなく「公正」を指している。
 これはニール・ギルバートの福祉国家(公平性:大きな政府)⇒新自由主義(効率性:小さな政府)⇒支援国家(公共性:効果的な政府)の三番目「支援国家」に該当する。
コ・ガバナンスとも関連概念であろう。だとするなら、その評価は、「市営交通無料敬老パス」のような福祉ではなく、かといって医療予算切捨て小泉竹中効率主義でもなく、公正とどれだけの人が参加したかという効果性が指標となろう。また、この共治は、情報公開と説明責任によって担保されるのであろう。
 既存の政官癒着を一刀両断にする仕分けは大いに評価するが、各地の商店街や過疎地の地域づくり、地域公共交通再生計画に芽生えた「新しい公共」を踏みにじっていないか、丁寧に見直す必要があるのではなかろうか。
 むしろ、道路特定財源本則2.8兆円は一般財源化し、暫定税率2.6兆の国分1.7兆円はクルマの社会的費用にかんがみて温暖化防止に使い、地方分0.9兆円を道路に使おうが公共交通整備に使うかは、地方の新しい公共に任せるべきではなかろうか。 

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続にしきた商店街

にしきた商店街でミュージシャンコンテストをやってる。その優勝者が、クリスマスミニコンサートを行った。観客には幼稚園児が多い。出演者は、社会福祉の相談員で、休暇をとって出演。共感をよんだ。商店街と子どもたちとミュージシャン、不思議なコミュニケーションが生まれていた。Img_02821 Img_02911

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2009年12月10日 (木)

アートフルにしきた商店街

阪神間で最大の商店街は阪神尼崎の三和商店街。春早々に優勝マジックを掲示するタイガースけばけばで有名。次がにしきた商店街。
 阪急西宮北口駅の南は芸術文化センター、阪急ガーデンズ、北東は再開発ビルアクタ。北西が昔ながらのにしきた商店街。140店舗のうち居酒屋・レストランが45なのに中華が一つ、医院が17、美容院が9なのに理容はない。不動産屋が13、金融が7。夕方は塾帰りの小中学生で賑わう。生鮮が一店も無い。喫茶も2のみ。画廊、陶工房、音楽院があり、商店主も絵画や音楽、木工をたしなむ者が多い。
 昨日、旬歌膳と称して、プロの声楽と旬の昼食を楽しむ会があり、40人が参加したという。呑み屋やバーのみならず、地元の味を地元民に味わってもらおうという試み。毎第一日曜には川掃除をやっており、それに関わり知り合い、今では商店街顧問。顧問とはいうものの、旬歌膳のアンケートを作った。アソビのような仕事(まちづくり参与観察)で地元に関われるのは幸福なことである。

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2009年12月 9日 (水)

厳しい時代を軽やかに生き抜く講演

人様に教えるほどの成功も立身もなく、無用の対立を作り失敗だらけの経験、一芸を通すほどの努力も無く、むしろバタバタと状況に追われ続けた55歳の私の話題提供が、効率化、統合を求められる厳しい職場、ときには疑心暗鬼、足の引張り合い、無気力になりがちな職場に求められることがときどきある。

①赤黒の二色の筆記具と紙片を用意してもらい、統合や効率化、賃金カット・退職勧奨の職場環境の中で、個人がどのような不安を持っているのかを黒ペンで、自分なりの対処を赤ペンで無記名で、ワンセンテンスで書いてもらう。長々書かない。

②お茶・珈琲を飲みながら「私の経歴と履歴、所信を書いた紙」を読んでもらっている間に、集めた紙片を整理し、板書する。

③それを折りませながら、震災での自治体職員との意思疎通・すれ違い、異なる分野との交流、新しい研究分野(まちづくりや協働型交通づくり)の発見、大学統合(吸収合併)での対処、退職の覚悟、新しい場所の発見といった話題を提供する。

④その上で班ごとの議論をしてもらい、模造紙にまとめてもらう。

個人の不安を口に出す、一般化して皆で考える、それを書いて発表することで、個人が活かされる職場、一緒に社会貢献する職場づくり、そのことで会社本来のミッションに走ることができるチームワークを再構築することを目的としている。ワークショップ+話題提供 計60分である。

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2009年12月 8日 (火)

【学部演習】【院交通まちコミ予習】

【学部演習】新長田さるく(まち歩き)地図の途中経過、みごと。20日10:30-中之島センターでの発表を期待する。20日までは新長田に集中したいという意向、了承。三宮東地区の地図は、12月20日以降に分担して取り組むよう。1月中旬より、レポート・試験が迫る。はやくとりかかるように。

【院交通まちコミ】8日の土井先生の授業で森栗が「なるほど」と以下のメモをとった。 ▼安売り合戦はなぜ困るのか⇒関係性を再生産できない。未来を消費することになる(ブログ12月7日篠山畳屋記事参考) ▼モードの設計ではなく人の移動をいかに担保する総合交通政策が必要だ ▼渋滞は38億時間・人 で11兆円の損失というが、本当は便利クルマなのにハコに拘束強制されるという苦痛・相互不信が問題(心の欠損) ▼人は金だけでは動かない【ⅰ便益費用(カネはかかるが面倒でない、安心、わかりやすい) ⅱ社会的規範 ⅲ実現可能性(なるほど!それならできる、やってみたい)】をふまえて主体的に順位づけをしている。ここに切り込むには対面コミュニケーション、言葉が重要。(「毎月20日はノーマイカーデー」というチラシをなんぼ配ってもダメ! それならできると思わにゃ! 面倒やないしやってみようかと思わさにゃ! それがないのにモビリティ・マネージメントの形だけをしようとチラシを刷っているから失敗する)

宿題土井先生高速道路無料化再考資料(朝日新聞20091022を読んで、郷土史家、副大臣、愛媛県観光協会、海好きエッセイストの立場のいずれかをとり、ロジックを考えてくること。19日の構成は、①高速道路無料化を考えよう  ②民主党のマニフェストを見ると ③いろんな意見を理解しよう ④無料化でもお金はかかる ⑤時間と距離が交通を考える要素 ⑥交通手段選択は微妙なバランスで決まる ※ということは、土井先生は民主党マニフェストを逆手にとって無料化再考を考えておられる。院生たるもの、先回りしてマニフェストを見ておくのは科学の専門家として当然です。

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2009年12月 7日 (月)

篠山河原町の畳屋で草履を求める

丹波篠山は美しい。萱葺の武家屋敷がカフェになり、河原町の妻入り商家群が元国鉄バス本篠山駅(当時のバス乗り場が一部残っている)近くにある。その河原町に一軒の畳屋があり、お婆さんが頭芋の皮を剥いていた。国産のい草は長持ちすると宣伝。良い匂いとしっとりとした肌触りが気に入り、畳表の草履(大:3400円)を求めた。買いたいというとお婆さんはびっくり。100円ショップのゴム草履や中国製の安いい草に慣れた観光客は、古い店をひやかすだけで、なかなか買わないのだろう。

少し前の日本には、盆地の小さな城下町の外れの商店街に、こんな職人店が多数あって丁寧な仕事をし、町外の人々とコミュニケーションを楽しみつつ良いものを求めていた。モノとココロが町で出あい、その記憶が日々を楽しくさせる。篠山は一日かけてぶらつきたい、買物したい。そんな豊かな昭和の城下町がそこにある。

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2009年12月 4日 (金)

RAKUDA高岡、篠山・神戸訪問

路面電車と都市の未来を考える会・高岡http://ractama.cocolog-nifty.com/blog/ が、視察にこられる。昼に篠山を自転車で回り、19‐21時新開地の元町エビスで交流会、ルミナリエ。6日(日)8:30森栗先生のエーとこエーとこ新開地ショート探検。10:30JR新長田駅「新長田さるく」、13:30住吉台くるくるバス見学。

教材:森栗茂一 「くるくるバスがもたらした持続可能なオールドニュータウン」【交通工学技術賞受賞】『交通工学』42巻1号、pp25-35、2007年1月、交通工学研究会
森栗茂一
「交通を活かしたまちづくりと市民参画・協働・ボランタリー起業~住吉台くるくるバス・山口市市民交通計画から㈱神戸まちづくりまで~」都市問題研究、第696号、2008年12月、大阪市都市問題研究会
参考文献:島田誠、森栗茂一『神戸―震災を越えてきた街ガイド―』岩波書店、全190頁 2004年11月19日、1000円。

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続華麗なる白内障手術

一昨日、オレンジショップ(豊中学舎)で臨床カフェがあり、参加した。医療現場での多言語通訳の問題は、医療コミュニケーションにおける患者への説明不足、もしくは説明不足の日本の医療文化の特異性と関わっている。外国人のみならず、聾者も何の説明もなく大きなCTスキャンのトンネルに入れ込まれパニックになることもあるという。患者の理解や納得を得ながらするめる医療と言うと、面倒がる、後ろ向きになる医師が多い中、多言語通訳や手話通訳者が苦闘しているお話を伺った。その点、多根病院では、チーム医療の勉強会をする(のに素人の私を舞台に立てる)だけあって、見事な一声がけ。

「血圧計です、締りますよ」「寝台が動きますよ」「おはようございます、ご気分悪くありませんか、お顔の痒いところはありませんか」「少し、眼が重くなりますよ」「はい、うまくいきました」と、声かけの連続。乱視の検眼も5度くらいの小さなズレを見事に聞き出す。語りかけがうまい。こんな病院では、相互の連携もうまくとれ、多言語通訳や手話通訳と一緒に医療をすすめることができるのだろう。

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2009年12月 3日 (木)

【交通まちコミ、学部ゼミ他:授業連絡】

■12月7日14日13:00-14:30関西交通まちづくりの最先端、ご多忙の土井勉先生(神戸国際大)を2回もゲストにお迎えして議論する。学内外、学部生、工学以外も突然参加歓迎。課題は以下のとおりで(先生のご指摘と森栗の問題意識はピッタリです)、あらかじめ考え、文字にしてくること。文字化しないと論理思考は始まらない。

①「交通問題」って何? ②自動車の利点、他の交通手段の利点 ③渋滞で失われるものは何か ④交通問題解決の「対策」は?「施策」は?そして「政策」は? ⑤交通問題解決手法とは?力、金、他に? ⑥結果はどうか?解決したか?別な問題が発生していないか? ⑦その金でどんなことができたか?

■12月20日(日)10:30-12:00 震災の記憶まちあるきマップ(三宮東+新長田) 13:00-15:00和歌山電鉄、トラムとまち歩き、首都圏交通のデザイン、駅のコミュニケーション機能など(未定)[発表学部生] ※交通まちコミ概論・学部ゼミ・学部演習受講生…授業として出席義務。その他の学生…できるだけ参加(20日か22日)

■12月22日(火)13時~17時(予定) 於:コンベンションセンター MOホール ※関連受講生は必ず参加したくなりますネ!受講してない学生も学部生も、学外の方もぜひお越しください。大学院行くなら阪大と思われるのではないでしょうか。

デザイン力 自由なイマジネーション 横断的ネットワーク構成力 シンポジウム「大阪大学におけるデザイン力とコミュニケーションデザイン」

コミュニケーションデザイン・センターは、大阪大学の教育目標のひとつである〈デザイン力〉をどのように育成するのかについて、全研究科にインタビュー調査を行い、それを踏まえて、分野を超えて議論する場を設けます。

大阪大学は、〈デザイン力〉を教育目標のひとつとして掲げ、”自由なイマジネーションと横断的なネットワーク構成力”を謳っています。
コミュニケーションデザイン・センターは、この〈デザイン力〉をどのように育成するのかについて、全研究科にインタビュー調査を行い、大阪大学での〈デザイン力〉とは何か?について明らかにしようとしています。今回、インタビュー調査の結果を踏まえて、分野を超えて議論する場を設けます。
シンポジウムでは、8名の研究科代表者をお招きし、大阪大学における〈デザイン力〉について、教職員、学生の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

プログラム:
テーマ1「イマジネーションは社会をどう変えるか?」
司会 平田 オリザ教授(CSCD)
パネリスト:
文学研究科 江川 温 研究科長
法学研究科 中尾 敏充 研究科長
医学系研究科 宮崎 純一 副研究科長
工学研究科 馬場 章夫 研究科長

テーマ2「横断的なネットワークは人をどう変えるか?」
司会 小林 傳司教授(CSCD)
パネリスト:
医学系研究科保健学専攻 大和谷 厚 専攻長
国際公共政策研究科 松繁 寿和 研究科長
言語文化研究科言語社会専攻 三原 健一 専攻長
基礎工学研究科 佐藤 宏介 副研究科長
総合司会: コミュニケーションデザイン・センター 金水 敏 センター長
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/activity/view/392?mode=0&page=1&discipline=&activity=&staff=&keyword=

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2009年12月 2日 (水)

華麗なる白内障手術

私は両目とも0.1以下、最近加齢により左緑内障、ガラス体のゼリーがぶよぶよに水になって網膜を加圧、一部が欠損している。神経だから再生不可能で点眼液で眼圧を抑えている。近所の眼科で検眼してもらうと、どう強制レンズを入れても、左は0.7を上回らない。「無理でしょうね」との検査技師の一言で途方にくれていた。

ところが、医学専攻の受講生の依頼で、大阪市内の某病院で、チーム医療のコミュニケーションに関するワークショップをコーディネートした。そのとき、「眼の手術やったらこの病院、ピカ一です」と言われるがまま、検診してもらい、すすめられるまま白内障手術をした。昨週が左目、昨日が右目。水晶体に切れ目を入れ、タンパク白濁を吸い取る。「眼が重くなりますよ」との医師の声とともに、チュルチュルと吸い取られる。そこに、左右にバネ髭のついた眼内レンズを入れる。先週は、老眼で乱視の片目で辛かったが、本日より両目開眼。しかも太陽光線がまぶしくない。レンズはUVカットなのである。

この病院では、手術台を動かすときには「動かしますよ」、手術が終われば「うまくいきました」と、見事な気遣い。眼にメスを入れる患者の緊張をよく理解していただいていた。多根病院の皆様、ありがとうございました。

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2009年12月 1日 (火)

神戸の世界一食べたい朝食を志摩で食べる

世界一食べたいコンチネンタル朝食を神戸北野ホテルで山口浩さんが出していると聞いていた。地元なので泊まるわけにもいかず、こっそり山口さんに「朝食だけ食べさせてもらえません?」とお願いしたことがある。そうはいうものの遠慮があってそのままにしていた。たまたまプライムリゾート志摩に宿をとったら、山口さんのImg_02051_2 関わっているホテルのようで、世界一の朝食を美しい景色のなかでいただくことができた。一生で一番の朝食だった。つれあいはご満悦。〔写真は恐縮だが]Img_02062 

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