震災15年後の長田区を歩く
神戸まちづくり研究所では、1月10日(日)震災後の街がどうなったのか、市民活動に寄付を募り(1000円)街を歩き、街を見て、人と語ってもらうアイウォークを行う。JR鷹取駅下車南東5分の大国公園9:30発。その下見、地元挨拶で歩いた。
日吉5丁目では、区画整理事業で作った公園で餅つきが行われていた。被災してボンドでひっつけた地蔵、ボランティアが寄付した地蔵 が「あわせ地蔵」として祀られている。なかに、なつかしい顔を見つけた。
震災の火災の焼け野原のなかのコンテナハウスを一軒一軒、まちづくり新聞を配っているサングラスの爺さん。格好よく見えたTさんだ。明日の長田を考える会に出てきて、土地提供を伴う区画整理事業に反対するIさんとつかみ合いになったことを報告し、生活再建のためには都市計画も利用し早くせねばならぬと報告していた。素人の私が、区画整理事業を習ったのは、彼ら住民からであったことを思い出した。「Tさん、ご無沙汰してます」と挨拶し、餅入りぜんざいをご馳走になる。立ち上がると、Iさんが居た。私は「エー町になりましたね。喧嘩せんとエー町にはならん」と話しかけた。
その東、新長田の再開発も、新しいビルが空き店舗だらけだが何とかしようと努力している。だが、再開発周辺地区に行くと、空地と老朽化した空き店舗が拡がり、厳しい。震災で、全国の人から愛をもらった、修学旅行生も来てくれた、ビッグなハートの商店街になろうと、赤い風船で大きなハートをたくさん掲げる本町筋商店街のある町である。この町で「競輪場外発売所計画」がある、その反対運動らしい。被災を免れたが丸五市場は、アジアの食バザールで必死に頑張っているが、こうした現状の15年目である。
全行程10kmほど、半日、語合い、買い食いして、都市災害と暮らしに思いをはせ、そこから生まれた市民活動に寄付をする。ぜひ、皆さま、10日、参加ください。
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