経営の目標は人を育てること
11日よりサミット会場だった北海道ウィンザーホテル洞爺に滞在。社長と面談の機会を得た。倒産した会員制ホテルを建て直し、サミットを行うまでに育てた人物にお話を伺った。驚いたのは、次の目標は人を育てることだという。ホテル業は人集約型長時間の厳しい勤務。労働単価も気遣いの連続の割には高くできない。それでも、この仕事で生きるプロを育てたいという。
企業の成長は至上命題であるが、何のために成長するのか。近年、経営の効率化のために、任期付雇用が大学でも役所でも常態化している。単に労働コストの削減、弾力化ではないはずだ。任期期間にいかに人を成長させるかが課題ではないか。仕方なしに非正規に雇用し便利使いした挙句、馴れ合いで雇用し続けようとしても、それは難しい。
学生を育てる大学こそは、任期付の人々をも育てねばならない。大事業をなした経営者の話は大変勉強になった。
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