アートの町鳥羽の魅力発見
鳥羽が面白い!真珠島や水族館で有名だが、駅前は通り過ぎることが多い。実は、伊勢と志摩の境に九鬼水軍が築いた城下町(参考:森栗博士論文、黄色は海岸線にあった近鉄線、岩田家裏の家屋廊下には橋欄干模様がつき、国境河川であったことを記す)。
漂泊の詩人・伊良子清白(医師)の居宅が保存され、江戸川乱歩の文学館がある。乱歩は、地元の民俗学者であり夢二門下の画家岩田準一から多くのヒントを得ている。驚くべきことは、1970年頃、大規模な埋め立てが行われ、水族館やぶらじる丸、フェリー乗り場などが置かれた。かつては、志摩半島の観光も、鳥羽でバスの乗り換え、商店街(城の堀近く)を通ったようで、町は栄えていた。が、近年は衰退が激しく、城跡にあった小学校も移転。こうしたなか、市民が立ち上がった。小学校跡で海賊展をし、日本丸の実物模擬を展示した。文学館も市民の智恵と労力で運営。鳥羽駅下車すぐ。ぜひ、行くべし。
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