« 新宮秀夫「幸福論」「エネルギー節約は最大の資源・幸福の基礎」 | トップページ | 角谷嘉則『株式会社黒壁の起源とまちづくりの精神』 »

2009年9月27日 (日)

鉄道橋上駅、連続高架のみが、唯一の方法か?

田舎といわれる某小都市の駅を視察した。団地の立派な道路、橋上駅に比べ、旧市街の駅は、進入道路が狭く、駅前広場も狭く、バス乗り場も手狭、駅前には商業施設もなく、橋上駅(線路の上に駅舎を置く)にエスカレーター、エレベーターをつけてバリアフリー、お金があるなら駅下を道路が通過というのが、常識的だろう。

鉄道会社は、駅構内の店舗で投資を回収しようとするが、商店街はますます疲弊する。車椅子はエレベーターで橋上駅にあがり、駅構内のエレベーターでまた降りる。これが、本当にバリアフリーといえるか? そもそも、支線の一部単線で本数も少なく、急行電車の通過もない駅で、本当にそうした大掛かりな工事が必要か。そんなことをしても旧市街の狭い旧国道(短期的に拡幅の可能性がない)に平行に接する駅前は混乱する。狭い敷地の中途半端な商業施設は、駐車場が2000台分ある団地の中央センターに比べ、いかほどの交流センターになりえるか。もし、大きなビルにできても、地方都市では行政施設と100円ショップが入るだけになってはいけない。

もしお金があるなら、東急田園調布駅、小田急成城学園のように駅部分のみ半地下にして、線路の上の平面に駅舎、広場をつくるのが、歴史ある旧市街の尊厳を守り、地域との一体感をつくるのに有効。鉄道の左右も道路でつながる。完全バリアフリー。エレベーターも構外には必要ない。

もしお金がないなら、現状の駅を残し、バス乗り場の待合環境を飛躍的に良くし、ホームに直結改札を作る。構内橋にエレベータを付設するだけで良いではないか。どんな施設を作るかではなく、人々の移動をどう保障するのか、誇りある歴史をどう守るのかに、まちづくりの目的を持っていくのが21世紀ではないか。

|
|

« 新宮秀夫「幸福論」「エネルギー節約は最大の資源・幸福の基礎」 | トップページ | 角谷嘉則『株式会社黒壁の起源とまちづくりの精神』 »

交通を活かしたまちづくり」カテゴリの記事

コメント

昨日はお世話になりました。
近畿大学の大高です。

みなさんの討論(雑談?)を聞くことができ、新たなものの見方を身に付けることができた気がします。

自転車でまちを回るのがこんなに楽しいものなんだなと思いました。市民の方も一度自転車を走らしてみてはと感じました。

浅い知識ですが、これから自分の考えを発言していきたいです。

投稿: 大高 | 2009年9月28日 (月) 00時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 新宮秀夫「幸福論」「エネルギー節約は最大の資源・幸福の基礎」 | トップページ | 角谷嘉則『株式会社黒壁の起源とまちづくりの精神』 »