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2009年8月16日 (日)

密教と土木計画④

金剛界/九会曼荼羅(くえまんだら)は、大日如来の智差別=違いがわかるを示し9つの象限からなる。

Img_00161_2 上転門従因子果(原因:菩提心から出発して実践、そして悟り:点線→)と、下転門従果至因(悟りを開いたものが慈悲ゆえに、未悟者の救済にむかう(逆ルート)がある。

上転門は、①降三世三昧耶会(自分のなかの貪り・痴オロカサ、瞋イカリを調伏)→②降三世会(慈悲から生じる怒りで、人々の貪・痴・瞋を調伏)→③理趣会(感性・煩悩のなかにも真理を見抜く智恵は宿る。大日如来が途上の存在・金剛薩埵の姿で登場)→④一印会(仏として生きとし生けるものとの一体を体得し、即身成仏の理想を認識→⑤4つの曼荼羅の意味を理解し→⑥五智如来に感謝・報恩→⑦微細な行き届く智恵を獲得→⑧人々を導く誓いをたてる→⑨悟りが開かれる となる。

自己の貪瞋痴を知り、人間社会の貪瞋痴を知り、嘆くことなく諦めるでなく、人々の暮らしに智を発見し学び、改めて社会正義を志し、学んだ智を以って実践し、隅々まで行き届く計画をたて、人々を導き、土木計画の専門家として成仏する。土木教育は、自己、社会の貪瞋痴を知り、にも関わらず生活者の智に学ぶことから始めねばならない。ここをすっ飛ばして、計算から入れば、愚かな計測を永遠に繰り返し有害無益となる。

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