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2009年7月

2009年7月31日 (金)

【8月3日:院交通まちコミ】総括資料、読んできて

8月3日 この授業で皆さんに伝えるべきことを、私なりに考えました。熱心に出席いただいたのは、交通のことが知りたいんじゃないですね。交通を通じて、社会と向き合う森栗個人ではなかったかと。ならば、その最新エッセーを掲示し、それを読んできて授業を振り返りましょう。

「もうひとつの土木計画と社学連携」

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【授業:遍路コミ】報告

参加者レポートを読んで考えた。皆、日常や将来に悩みつつ、多忙な日々を送っている。

人間は一人で考えこむと、否定的なことばかりを考える傾向にある。二人で考えると、他人の否定(悪口)をしたくなる。3人だと、仲間落ち、馴れ合いになる。

お遍路は、風土や文化、自分の身体と対話しながら一人で歩く。にも関わらず、仲間と出会い、地元の人と出会うコミュニケーションの連続。そこに、肯定的に自己を考える、考えさせる文化システムの強さがある。そいう意味では、宿坊体験は不可欠。大学院共通科目として、続けていくべきと再認識した。

ただ、夏場はこちらも辛い、余裕がない。自分が歩き通すのに精一杯で、配慮が足らなかった。体力消耗や、天候問題もある。来年は、5月に実施したい。社会人の方もCSCD科目聴講生として受講可。今年は60歳代の先輩が、若い学生らと歩き交流した。

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【学部】【院】8月3日授業連絡

5時間目学部ゼミ:箕面学舎E棟3階開発環境共同研究室「東京交通デザイン発表会」10分プレゼン+写真なし概要配布資料(9名くらい)用意せよ。6時間目懇親会※多様な院生の参加を歓迎します。6時間目からでもOK

2時間目院交通最終授業:総括をします。ぜひ出てください。

オプション:9月、都合のつくときに、今回東京で十分調査ができなかった人も含め、和歌山電鉄に行きませんか?院生も歓迎。おもちゃ電車、いちご電車、たま電車。水戸岡デザインを地域で味わいましょう。

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2009年7月30日 (木)

『減災政策論入門』2009年、弘文堂

29日、神戸復興塾で、シリーズ「災害と社会」の勉強会があった。永松伸吾編の表題本の当人解説があった。永松氏は政策目標を災害の防止・軽減ではなく、尊厳ある暮らしの補償とした。一気に日常生活・インフラが崩壊するのが災害なら、高齢化やクルマ社会における地域コミュニケーションレス、限界集落やオールドニュータウン・シャッター商店街は、ゆっくりと崩れる現実である。単なる災害時問題ではなく、地域づくり・土木計画の考え方として、とても参考になった。

逆に、日常の広域自治体内分権や長期的スパンでの地域計画は、災害時にも有効である。日常・非日常の政策において、日常生活での支えあいの市場や、共同体の補完機能から積み上げる法治のあり方、制度化は地域の移動を担保する交通を協働で作ろうという交通まちづくりに有効な考え方である。

では、数値にできないようなこんな考え方を、どのように具体政策にするのか???融通無碍、やってみなけりゃわからない→臨機応変をいかに政策化するのか?それは、読者が本書を我田引水で読み込んで考えるべきことであろう。そう、本書は、そういう意味で入門なのである。

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2009年7月29日 (水)

交通政策課は何処に置くべきか

従来、自治体には道路政策はなく、事業者任せ。大都市には交通局があったが、今や民間事業者のほうがコストが低く、委託や委譲撤退が進む。従来は、バス政策が多いので土木局道路部にあった。都市計画局に位置づける自治体もある。積極的総合的にすすめようと、総合政策局、企画調整局に移す所もある。

昨日、交通政策を土木に位置づける市に行った。内心、「古臭いなあ」と思っていた。ところが、(旧建設省系の)総合交通戦略策定に位置づけ【土木だからこそ】事業を的確にすすめたと胸を張る。福祉・教育・まちづくりなど総合的に考えるから総合政策に置いて考えるべきだと思っていた私は眼から鱗。都市計画におけば、まちづくりのなかでの交通に位置づけることができる。どこに置くかが重要ではなく、どんな町を目指すのかを考え、最適の部局に置けば良い。めざす都市像によって、置き場所を考えれば良い。場合によっては、交通局を再生させ、交通政策を担わせて積極的に活用するのも有りだ。

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2009年7月26日 (日)

7月27日

学部:東京交通デザイン調査のため休講。

8月3日(月)2時間目 院最終授業。5時間目・・・学部:東京交通デザイン発表会(森栗は6限「田園調布・成城学園と駅半地下化」(6限懇親会)【他の授業受講者も含め、関心ある院生はぜひともご参加を。6限からでもOK】於箕面学舎E棟3階開発環境共同研究室

  

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2009年7月24日 (金)

友、広島にあり

山口市の地域交通の今後を議論してきた。大水害の中、大変だったが、ご対応いただいた。地方の小規模輸送においては、いかに弾力的にタクシーを活用するかが重要で、そのためにはタクシー事業者の理解が第一である。山口市のタクシー事業者は、地域に貢献できるならということで、バス停から遠い人々をグループで乗せることに協力するという。住民の思い、行政の慈悲、事業者のやってみようという菩提心、この上で、地域のことは地域で決める、法的問題を弾力的に整理して、すすめて欲しい。

途中、広島で下車し、元山口運輸支局で頑張っていた中国運輸局の皆さん、霞ヶ関で一緒に地域交通を考えていた方の単身赴任、心ある仲間が広島に集まっていたので、旧交をあたためた。いろいろ厳しい状況はあるが、皆が元気で、中山間を多く抱える中国地方のため、人々のため、現場に根ざして思考し、できることをやっていこうと誓い合った。

これより羽田へ。学生が交通デザインを観察するというので・・・。

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2009年7月22日 (水)

密教と土木計画①

弘法大師空海は、単なる密教の紹介者だけではなく、その伝説から池作り、水脈開発、水銀など鉱床開発などの工学知識を移入したともいわれる。アーチ型ダムの日本一の満濃池や、修行した大龍寺にある若杉辰砂鉱床遺跡は、その証明。最古の工学博士である。空海が移入した大日経は、三句の法門といい、「菩提心を因とし、大悲を根とし、方便(実践)を究竟(くきょう)とす」という。現代土木工学も菩提心(悟りを求める心)はあるか、大悲(慈悲の心)はあるかが問われる。方便(実践利)だけではだめなのだ。己の利は、世のため人のため(他)への行にならなければいけない。これは大乗仏教のいう利他行である。つまるところ、土木工学は正義の実践であり、密教に学ぶこと多し。

空海は密教の教えを両部曼荼羅(胎蔵部曼荼羅、金剛界曼荼羅)として図解している。

胎蔵部 理法身 実相 阿(あ) 平等 蓮華 地水火風空 衆生 東(向太陽)
(真理)
金剛界 智法身 理想   (ばん) 差別 月輪 西
(本性を見抜く) (曼荼羅に合一)

生活世界の真理を極める衆生生活に入り込み(合一)し、技術世界(金剛)の智を極めねばならない。工学はそんな仏性を持たねばならない。

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2009年7月21日 (火)

【授業:遍路コミ】18-20日速報

竜巻、大雨のなか、我々の歩く地域のみ、パラパラ、夜降った程度で、厳しい日差しもなかった。厳しい地蔵越、鶴林寺、大龍寺越で、足筋を違え「帰る」と言い出した留学生も、体力的に山歩きに不慣れでゆっくり登る学生も、思った以上の夏山登りの厳しさに難渋した社会人学生も、9人全員完走。「遍路に来て、前向きに考える」ことができたという。皆、優秀だが、悩み思うところがあるが、遍路という場で、得たものがあったようだ。

皆が充実感動できた日々を提供してくれたお大師様と、何とか歩きぬいた皆さんに、心より感謝。本当に大師は見ておられるのかもしれない。その上で、反省点を2つ。

①、夏の遍路は厳しい。多様な学生を引率するには、春5月に行い、学生の都合も考え、秋に、補修的なものを設定すべきだ。

②、体力に自信のない学生も、日本語のできない留学生も参加できるように、英語シラバスで募集し可能な限り対応すべきだ。車椅子等の障がいについては、現状では、特殊車両借り上げなどの対応は難しいが、今後も研究すべきであろう。大龍寺には、ロープウェー駅から本堂、本堂内すべてにスロープがあった。

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2009年7月17日 (金)

【授業お遍路】第3報

週間予報によれば、近畿より徳島は安定だが、雨具用意。傘は強いときダメ。リュックが濡れるが涼しい。レインコートは、リュックもつつみこみ、強い雨にもOK。しかし暑い。防水スプレーが必要か。エアサロンパスを各グループごとに配れるよう7つ用意。シップが必要なら各自で。連絡のための携帯電源・充電器を。

仕事の関係で参加できない言文院生からメール。迷ったときは、行動選択肢を整理し、普段しない方向、苦手方向の選択をせよと昨日指導。何か気づかれたようで、「普段の私は少々の無理は喜んでするというタイプかと思いますが、ブログで先生が『苦手な方を選ぶ』と示唆してくださり、はっとさせられました。私は何かを断ったり諦めたりするのが苦手かも??? それにしても、今回あらためて、何のための研究か、何のための仕事か、少し考えないといけない。自分は何に支配され、何を怖れ、何を焦っているのかなと。修論以降、やはりちょっと無理をしているかもしれません」ということで不参加です。行動を整理し、苦手を選ぶというのは、自己の研究の意味、いや生きる意味を内省させます。「それに気づいた私が偉い」と、自分で納得しておきましょう。皆さん、頑張りすぎる傾向にある。

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2009年7月16日 (木)

【授業お遍路】18-20日、第二報

医系博士後期の学生から、胃腸薬・シップ等用意しておきましょうか?との申し出があったので、お願いする。が、今回は「個別・少人数で歩くことを前提とするので、個々に、シップ・バンドエイド(靴ずれ対策にも有効)やリュック・昼食・ポカリ・傘日よけ・必要な地図・タオル・着替え・白い服(蜂対策)、杖(山道では必要、ないなら立江寺前で買うか?)を、リスクマネージメントしておくよう。危機への想像力を持とう。

また、翻訳の仕事が忙しい言語系博士後期の学生から、19日のみ参加してよいかとの問合せ。もし、安きに流れる日常なら、①18日16時大阪発徳島よりJRで19時立江寺来い+お遍路に関する英訳づくり もし頑張りすぎる傾向があれば、②がんばらない。別途、お知らせするので、他の学生と一緒に、個人的な遍路に同道ください と二手を示した。教員の指示ではなく、自分で苦手の方を選択するのが、人生を豊かにするコツです。

教員の仕事は、リスクを考えつつ、一人一人の学生の専門的な努力が効果ならしめるよう、現場対応における「あんな手、こんな手」を、示すことで、指示することではない。

工学教育・医系教育においても、技術指導だけではなく、教育者として、自己判断できる人間への選択肢提供・リスク提示・見守りが必要なのである。だから、このお遍路はCSCD授業科目なのです。

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2009年7月15日 (水)

ブログ遅滞のお詫び

最近、ブログ更新が少ない。熱心な学生が「病気ですか」とお見舞いメール。

実は、友人のつれあいがガンで亡くなった。親族葬とし、過日、お別れの会があった。女学生のころから元気な頃までの写真がパネルで並び、ピアノや声楽が奏された。2年の闘病記が配られ、壮絶なガンとの戦いが記されている。参列し、闘病記を読んで思った。

私はつれあいに何ができるか。ブログもいい気になって書いているが、所詮、学生が付き合ってくれているだけで、良い気なもんである。文系なのに好きなように、思うつくまままちづくりだ、交通だとやってきて、本当に責任ある行動ができているか。大学の先生だから許してもらっている、教員だから従ってもらっている、それだけのことではないか。ともに暮らすつれあいにさえ何もできない私が、世の中のこと、町のことを語るなど、おこがましい・・・・などと考えると、何も書く気がしなくなってしまった。

まあ、一過性。はしかのようなものであるが、書かないと心配してくれる人がいる、読んでくれている人がいることはありがたいと思いなおし、この間の休憩をお詫びして、少しづつ再開します。これより、文字を普通サイズにします。

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2009年7月14日 (火)

【お遍路授業】7月18ー20日

18日9:45徳島駅改札 9:48→鮎喰9:56 200円 ▼遅れる人が出た場合10:00発徳島バス「曽我団地行」上鮎喰(1kmほど地蔵越に近い)。※当日は、土日高速1000円政策により連休故の遅れが最大1時間ほど出る可能性あり。9時台は大丈夫と思うが、早めに。帰りも、満員になることあり。私は9:05三宮発9:05着、帰り徳島駅19:30発を予約した。※食堂もなさそうなので、弁当持参。暑いので塩分補給ポカリ持参。傘必要。タオル必要。蜂除白服。学研災保険は各自加入のこと。携帯充電器必要。便利。足にケガにバンドエイド。杖あると山道助かる(早めに入り立江寺前で買うか)

緊急連絡は森栗携帯零九零九零九一零零二二(ロボット読込防止)

[13番ー23番札所http://morikuri.cocolog-nifty.com/blog/cat33642635/index.html参照〕時刻は推定

■18日徳島ー上鮎喰10:14ー地蔵越9kmー文化の森駅12:39or13:20ー(JR車内で食事)-南小松島駅12:54or13:30ー徒歩5分の小松島高校バス停13:28ー(2km)-第18番恩山寺ー(5km:浜田のお京塚経由)ー19番立江寺(17時宿坊講話、体験として必ず到着し出席)泊08853-7-1019:6000円タオル・歯ブラシ・浴衣無、(17km、体力にあわせ一部JR・バス利用も可)(門前に遍路用品販売店あり)

■19日6:30または7時第19番立江寺出発(6km)-8:30沼江不動前(ローソンあり)8:25、9:18-4km(バスあり)-生名(登山口)-3km-20番鶴林寺(山)-降りて登って7km-21番大竜寺ー3km下りー遍路民宿坂本屋6300円:0884-35ー1201(遅くて疲れた人は宿のクルマで迎えを出せれば良いが?)

■20日民宿7時発ー(道の駅経由8km)ー22番平等寺(箱車見学)-10km(月夜御水・弥谷観音)-JR由岐駅ーJR徳島ーバス

▼個別の夏期体力、連休の渋滞、翌日の仕事など状況に合わせ、一部割愛や、車迎え、公共交通を臨機応変に活用。急ぐな、語りあえ。

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【交通まちコミ】授業予定

【交通まちコミ(学部)】は、生活者視点からの首都圏公共交通デザイン調査項目、調査交通機関、活動予定決定。日時は、24-27日(個々の状況に対応)。

調査対象は車両外部デザイン、車両内部デザイン、景観と交通、その他とし、視点は統一性、最適性、バランス、ユニバーサルデザイン、快適性などとする。

そのための事前調査をすすめ、個々の調査項目/調査予定を、20日までに教員に添付メールする。

事後、27日は個々にまとめる時間とし、8月3日5時間目@15分で発表。事後、懇談会。

【交通まちコミ(大学院)】

13日は、大阪市交通局バスの効率化とサービス向上を議論した。終バス延長の効果と費用、バス専用レーンと自転車道との共用、敬老パスと子育て支援・若者支援を議論した。

20日は休日、27日は、くるくるバス、交通まちづくりの政策課題、大阪市の問題などの資料を反芻し、本授業を受講で得た知見、見方、考え方などを、自宅 kurimori2007アットマークmaia.eonet.ne.jp にメールください。(最終授業に出れない人も)

8月3日は、最終授業。みなさんの感想をもとに議論します。なお、3日5-6時間目に、箕面学者で、東京交通デザイン探検隊(学部ゼミ)発表会、および懇親会があります。時間が許せば(懇親会だけでも)参加いただき、意見交換いただけけると学部生も喜ぶ。帰りは、箕面駅までシャトルバスあり。

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2009年7月 5日 (日)

【交通まちコミ7月6日】資料

7月6日大阪市の交通を題材に、大都市の交通を活かしたまちづくりを考えましょう。以下の資料が参考です。

大阪市バス改善(上)『地方行政』20070405 

大阪市バス改善(中)『地方行政』20070409

大阪市バス改善(下)『地方行政』20070412

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2009年7月 3日 (金)

民俗学を学びたい

2日は、文学研究科の博士後期の院生と、文学部日本学の2年生の訪問があった。

博士論文で北海道移民と故郷の関係を考えようという。考えてみると、1930年代の向都離村による故郷(こきょう)の危機に瀕して、柳田國男が地域づくり(ルーラル・エコノミー)として世のため人のため立ち上げたのが民俗学であり、70年代以降の都市化のなかで故郷(ふるさと)を問うたのも民俗学であった。私が、1995年の阪神大震災で復興まちづくりに関わったのも、故郷の危機に瀕してであった。故郷は、危機に直面して実感する。北海道は、移住当初から、故郷から切り離されていた。ここに、北海道の故郷意識の特色があろう、などということで、宮田登『心なおしはなぜ流行る』、川田順造『母の声、川の匂(にお)い—ある幼時と未生以前をめぐる断想』、森栗『河原町の民俗地理論』などを貸し出した。

入れ替わり来たのが元気な男子学生。歴史学や社会学・言語学には、はっきりしたシステム(フレーム)がある。しっかりした論文を書くならそっちだねと笑いつつ、学部4年で就職するという。それなら、フィールドに行って、自分で現場に働きかけ、考え、フレームを組み立てる民俗学のほうがおもしろい、意外と社会に出てから役立つぞとなった。民俗学というと、少しつらいが、民俗=時間の重なりや地霊の重みからのなつかしい未来 を考えることは、経済の論理や法学の知に比べ、勝るとも劣らない重要性がある。文学部に来たら、就職があるとかないとかせせこましいことを考えず、思い切って民俗に焦点をあててみよう。こんなことを話しあっていると、みるみる明るい元気な顔になった。

対面教育は楽しい。

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2009年7月 1日 (水)

CSRのマッチングは対面コミュニケーションで

大阪市の企業の社会責任(CSR)提供と、NPO・地域団体のニーズを登録する、コムリンクhttp://comlink.weblogs.jp/ (大阪市社会福祉協議会受託)のマッチングの相談に担当者が研究室に来られた。 個別に提供側と、地域・NPOのニーズを、対面コミュニケーションで理解しあい、登録しよう、マッチングしようという試み。私も、大学の社会責任(USR)として、私の知識とゼミの学生の能力を提供しようと登録したので、登録者としてヒアリングを受けた。

都市ツーリズムの授業では、大阪の魅力的な町を学生と歩いたので、大阪あそ歩(大阪コンベンション協会)のプログラムとして提供したい、具体的には阿倍野区昭和町近辺90分歩きを提案したところ、ちょうど阿倍野区の企業が、社員が地域に関わる制度を儲け何かしたいと考えていたところだという。その会社が、積極的に広報して、このまち歩きに参加してもらうのは可能かどうか伺ってみることになりました。これで、大学とコンベンション協会・企業のマッチングができそうです。

また、大阪に本社を置く企業が、社員にコミュニティに関わる活動をさせたいと考えておられるとのこと。これについては、大阪市の子育て支援や環境活動団体などの状況を考え、後日、コムリンク事務局を通じてアイデア・ご提案をしようと考えます。大学の知識と企業、そして活動の展開する地域とのマッチングになりそうな気がします。

情報を、デジタルサイトに載せるだけでは、マッチングはうまくいかない。出会って、話し合うことが、お互いのひらめきを相発・創発させるのでしょう。両者・三社を結び付けるコムリンク事務局の細やかな活動に期待しています。

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