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2009年7月30日 (木)

『減災政策論入門』2009年、弘文堂

29日、神戸復興塾で、シリーズ「災害と社会」の勉強会があった。永松伸吾編の表題本の当人解説があった。永松氏は政策目標を災害の防止・軽減ではなく、尊厳ある暮らしの補償とした。一気に日常生活・インフラが崩壊するのが災害なら、高齢化やクルマ社会における地域コミュニケーションレス、限界集落やオールドニュータウン・シャッター商店街は、ゆっくりと崩れる現実である。単なる災害時問題ではなく、地域づくり・土木計画の考え方として、とても参考になった。

逆に、日常の広域自治体内分権や長期的スパンでの地域計画は、災害時にも有効である。日常・非日常の政策において、日常生活での支えあいの市場や、共同体の補完機能から積み上げる法治のあり方、制度化は地域の移動を担保する交通を協働で作ろうという交通まちづくりに有効な考え方である。

では、数値にできないようなこんな考え方を、どのように具体政策にするのか???融通無碍、やってみなけりゃわからない→臨機応変をいかに政策化するのか?それは、読者が本書を我田引水で読み込んで考えるべきことであろう。そう、本書は、そういう意味で入門なのである。

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