【交通まちコミ授業:資料】
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昨日、バタバタと更新したのは、三宮ターミナルのバス総合サイト(バス会社の枠を越えた、利用者目線のサイト)のヒット数を上げるために、ブログコンテンツを、リンクしようと考えたから。リンクの内容とトラックバック・コメントが、そのまま乗り場インフォのヒットにつながるようにしたい。
このサイト、便利なのだが、その維持費用をバス事業者の協力金だけで維持できない点が最大の悩み。バス会社も苦しい中で、協力してもらっているが、高速バスで結ばれた地域とのコミュニケーションの場として活用してもらい、必要があれば、バナーなどビジネスに結び付けたいという思いがある。それで、ヒット数を増やしたいと考えたのである。
近く、デザインを一新する。そのときにブログリンクする。更新されたら、ぜひコメント、トラックバックしてほしい。
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高速バスで行ける伝統的街並み
■関西■兵庫県:但馬:淡路島■北近畿
【三宮⇒北野工房・異人館街:シティループバス】
【三宮⇒南京町:シティーループバス】、または阪神・JR元町、または徒歩
三宮⇒旧居留地:徒歩
三宮→芦屋・岡本 「華麗なる一族の舞台」、木村拓哉が演じた万俵家:芦屋のお屋敷:ヨドコウ迎賓館へは、阪急三宮から阪急芦屋川へ。下車、山手10分。水・土・日曜日と祝日、10-16時開館。岡本は神戸ファッションの街。
【三宮→阪神新在家・石屋川】甲南漬武庫の郷, 酒心館 利き酒、呑食をされるかたは、飲酒運転をさけ、バス・電車で行きましょう。
三宮⇒西脇【神姫バス】兵庫県北播磨の隠れた名所、織物の古都・西脇。西脇下車。300mに国指定来住家住宅と梅吉亭。播州織ワイシャツ販売。梅吉亭と播州織
三宮⇒洲本バスターミナル 美食島:本当においしいタマネギは淡路にしかない。淡路の乾燥タマネギ、できたてのチリメンジャコが食卓にあると、食卓が美食のワンダーランド。
牛肉もワカメも牛乳も…。淡路島に行ってから食べるか、淡路島に行って買うか?
迷うより、三宮から高速バスに乗ってしまえ!80分で洲本。バスターミナルには売店や案内所がある。周辺にはレストランも多い。
三宮⇒東舞鶴【京都交通】引き揚げ資料館と海軍と赤レンガ建築群の街
■中国■
【三宮⇒倉吉:日交バス】水流れる蔵の街
【三宮⇒倉敷:神姫バス】美観地区、大原美術館
【三宮⇒松江:JR中国バス】水の都、八雲の故郷、堀巡りが楽しい、宍道湖の夕陽はみてみたい
【三宮⇒津和野:阪神バス】森鴎外、明治時代に入り、最後のキリシタン殉教の地
【三宮⇒萩:近鉄バス】城下町絵図の街並みがそのまま残る、晋作くん、松蔭先生というバスに乗って市内を回り、歩いてみたい。
【三宮⇒山口米屋町:近鉄バス】西の京・五重塔へは、米屋町バス停からコミュニティバス、ザビエル教会へは徒歩15分。
【三宮⇒城下町長府:サンデンバス】高杉晋作騎兵隊の拠点だった城下町
【三宮⇒下関駅:サンデンバス】→仙崎。JRみすず潮騒号で金子みすず生地へ。仙崎で透明のイカを食す。
■四国■
【三宮⇒琴平:高速バス】金毘羅大芝居金丸座を見学
【三宮⇒徳島:高速バス】青石の川辺、藍染、休日には川辺にパラソルショップ、無料周遊船
【三宮⇒道後・松山:高速バス】坂の上の雲ミュージアム、子規堂
【三宮⇒内子:JRバス】和蝋燭屋のある街並み、内子座
【三宮⇒大洲:阪神バス】おはなはんの街並み
【三宮⇒卯之町:阪神バス】民具館に旧栄座資料。日本一長い旧木造校舎109m廊下:米博物館。女医,シーボルトイネ発祥の地、高野長英の隠家のある街並み
■九州■
【三宮⇒長崎:神姫バス】市民が案内するまち歩き観光http://www.saruku.info/「長崎さるく」
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大阪でコリアタウン、焼肉の煙たなびくターミナルといえば、皆、鶴橋を思い浮かべる。ところが、それは昭和52年MBSラジオおいでやす馬場章夫の取材からという。むしろ、鶴橋の一角に戦後の闇市バラックの風景を残す一角があることを、本書はみごとに指摘している。
鶴橋から少し離れた、御幸通商店街の一角に朝鮮食材の市場があり、鶴橋は戦後の闇市から出発して、流通の不充分な大和を含め大阪府一帯を消費地、淡路から松阪までを魚の供給地とした卸売市場の側面が強かった。そこに、朝鮮人の食材販売が徐々に移ってきたという。
もうひとつ注目せねばならないのは、戦後の闇市で焼け跡に勝手に商売が始まったように誤解されているが、事実は、戦中の疎開道路・疎開地として行政管理になっていた空地に、戦後、青空商売が起きたという事実の指摘である。
鶴橋は、日本の戦後史の重要な生き証人として、大きな意味を持つ。しかも、幸か不幸か開発されなかった。この人間的な空間を活かしつつ、老朽化した建物をどうするか?危険な建物をどう簡易防火し、耐震にするか。奈良県や大阪府中央卸売市場、大阪市東部卸売市場、それに卸売を通さないスーパーなど、鶴橋をとりまく厳しい経営環境に対処しつつ、古い個人資産である店舗をいかに安全にするか?難しい課題である。
◆鶴橋への直通での行き方【各地⇒三宮⇒阪神電車奈良行で近鉄鶴橋下車】
手をこまねいていれば、戦後史の生き証人、大阪人の生きた証はほどなく荒廃し、火事や地震などの災害をきっかけに、表は雑居ビルに変わり、裏道の区画はミニ開発ができねば、とりあえずの駐車場になるのか。それで良いのだろうか。
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博士論文『河原町の歴史と都市民俗学』に、徳島をUPしました。新町川ボードウォークについて、メモしております。ご参照下さい。
参照・・・おもな日本都市人口順位変化 近代以前に栄えた都市で急落した都市は、文化資源を持つ都市、魅力的な都市、訪れてみたい町である。その最右翼は萩。次が金沢。徳島は水辺が美しい魅力的な町である。
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年度末を利用し、愛媛県内子から峠を3つ越えて、四国山中の岩屋寺まで行き、折り返して松山平野まで、3泊4日で歩こうと発心。三宮⇒内子
ところが帰省ラッシュ、ぼやぼやしている間に、JRバス京阪神発松山・内子経由八幡浜行は満席(神戸より6850円)。阪神バス夜行で大洲まで行き(神戸より7000円)、翌朝、大洲から内子に戻ろうかと思ったが満席。阪急バス大阪梅田ー松山ー八幡浜行を、西宮自宅から宝塚インター(6950円)から乗ることにした。梅田乗車よりかなり安い。宝塚インターバス停までは阪急清荒神駅より30分歩くか?
長い山道なので内子から一部路線バスをと探したら、赤字廃止代替行政バスがあった。が、土日休止。歩くしかなさそうである。2泊のつもりを3泊にする。それより、雪になったら?一応、滑り止めは持っているが・・・。そのときは写経でもして帰るか。
お遍路では、過疎地や帰省ラッシュ、天候の急変など、さまざまな状況を体験できるが、その困難をすべて、経験として受け入れていくことで、地域の暮らしぶりや、来訪者に対するおもてなし=お接待に出会うことができる。
バス車内で「娘のところに寄って病院に行きます。お遍路さん、八幡浜のみかんです。どうぞ」「はあ、ありがとうございます」
愛媛県内子町から遍路道は久万高原の44番大宝寺を経て、石鎚山の入口、岩屋寺を目指す。大洲の十夜ヶ橋通夜堂、五百木遍路無料宿、千人宿大師堂などが続く。途中の大瀬集落は、かつては筏で栄え、木造民家が並ぶ。卯之町などの古民家再生を手がけた建築事務所がある。その先、突合集落は、小田川と吉野川の合流点であり、かつては筏の出発点、木材で栄えた。 右端の徳岡旅館は、築130年の松材が黒光りしている。戦時中、材木の徴用があったが敗戦で買い付けてもらえず、戦後の植林で杉ばかりになり、保水力がなくなり、川の水量が減り、筏は消えた。昔は、河口の長浜は、新宮(和歌山県)、能代(秋田県)と並ぶ、製材地であった。今や、松山行のバスが一往復あるのみである。
お遍路では毎回「弟子某甲儘未来際 帰依仏 帰依法 帰依僧」と唱えるが、口先ばかりで心から実行できていない。3年前、44番大宝寺に他の団体に相伴で泊めていただき、朝のお勤めで厳しいお言葉をいただいた。「過日、45番岩屋寺まで往復し遅着した遍路が『疲れた、疲れた』という。なぜ「遅れてすみません」と言えないのか。それでは巡拝している意味がない」と。今回、納経所でそのことをお話しすると、老僧は他界されたとのこと、有り難い一会であったと思い知りました。
※注意(伊予鉄久万とJRバス久万中学校は隣接、どちらかで三坂峠までバス可。そこから谷をおり坂本屋
今回、46番浄瑠璃寺で納経帳を出すと、僧正が座っておられ、「二度目ですか」「はい。以前はクルマ。これではいけないと思い、歩いております」と申し上げると、「それは良いことに気づかれた」と誉めていただいた。宿に貼ってあった「真言宗豊山流のポスター(写真はその一部)」を見ると、まさにその僧正が微笑んでおられる。心より感謝し、翌早朝、外からそっとお勤めをさせていただいた。 僧への帰依も、お遍路の喜びと、冬の朝の境内で改めて知った。
弟子某甲儘未来際 帰依僧
クルマ社会のなかで、地方では公共交通の経営は極めて厳しい。こうしたなか、伊予鉄が頑張っていることは聞いていた。電車・バスの総合乗換検索など、情報サービスはピカ一。歩き遍路で49番浄土寺を目指していると、「電車連絡100円バス」のバス停を見つける。病院前で待っている人の前を通り過ぎたが、次のバス停で30分に1本の低床バスが来た。
ヒョイと飛び乗り「すみません。さっき、通過した遍路ですが、便利なバスが100円であるので、インチキしました」と笑って席に座ると、乗客は大笑い。「伊予鉄は、便利な電車連絡バスがありますね」「高齢者は、このバスで気軽に電車に乗れる、病院に行ける」「伊予鉄は、松山の財産です」
市民から信頼される鉄道・バス会社。伊予鉄は、日本の公共交通事業者のお手本だと知った。
第49番札所浄土寺は、伊予鉄久米駅前の狭い住宅地のなかにある。バス駐車場もお寺から距離がある。乗用車は狭い路地から門前駐車場に入る。
納経所では、賃借している駐車場代のささやかな志納を求めているが、支払わないクルマ遍路も多い。挙句、「看板がわかりにくい」「バス駐車場が遠い」とクレームがつく。なかには、個人の門前にクルマ遍路が駐車し、隣家と争論し住職が呼び出されたり、狭い道に隣家の庭木の先を折りつつ、マイクロバスが無理やり進入することもあったという。年々、クルマ遍路のマナーが悪く、エンジンをふかす、タバコを吸いながら境内に入る、ゴミを置いていく、注意をすれば、居直る、逆切れする…。
クルマは便利だ。体力のない方、時間のない方も遍路ができる。しかし、クルマ遍路が増えるなかで、四国の方々が持っているお遍路に対する信頼感が、今、揺らいでいる。クルマによる個人消費主義、少しでも歩くのが嫌、少しでも時間をとられるのが損、停めるのはタダ・サービスだという主張が横行している。札所と近隣住民の困惑の前で…。
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徳島⇒一宮札所前徳島バス入田経由神山線
13番大日寺ー(8.5km)17番井戸寺ー地蔵峠越(9km)-法花橋ー文化の森駅=JR=南小松島駅<またはJR府中=JR南小松島>ー(3km)-18番恩山寺ー(5km)-19番立江寺(夕方のお勤めまでに宿坊に入ること)(門前に遍路用品販売店あり)
早朝19番立江寺出発(6km)-沼江不動前(ローソンあり)-(4km<バスあり>)-生名(登山口)-(3km)-20番鶴林寺(山)-(降りて登って7km)-21番大竜寺ー3km下りー遍路民宿
民宿発ー(8km道の駅経由)ー22番平等寺(箱車見学)-10km(月夜御水・弥谷観音経由)-JR由岐駅ーJR徳島 徳島⇒三宮
または、JR由岐駅ー(9km徒歩orJR)ーJR日和佐駅(23番薬王寺)宿坊
23番薬王寺発ー(19.7km)-番外鯖大師宿坊
鯖大師ー(55kmバスあり)ー24番最御崎寺宿坊
※徳島ー薬王寺ー鯖大師ー室戸岬ーごめんなはり線・バスのフリー切符(2日間5500円:1日間ごめんなはり線のみ2100円)土佐くろしお鉄道・バス・JRフリー切符
▼通用5日間、遍路納経帳提示者のみというのがあっても良いのでは?
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6月13日、日帰り四国遍路、神戸三宮8:05(高松行)⇒鳴門西PA9:46乗り場インフォ三宮鳴門西行
散策路:出口を降り、公園に沿い南端に、ベートーベン第九交響曲日本最初演奏地:ドイツ人捕虜坂東収容所跡(映画『バルトの森』舞台) ⇒1.2km:第1番札所霊山寺(遍路用品店、うどん店、無料作法書配布)
⇒1.4km:第2番札所(国道歩道、面白くない、バス有)鳴門市バス1番→2番
⇒2.6km:第3番札所⇒板野町(畦道、里山道、街道、食堂、店舗、パン屋あり):「お遍路さん!」呼びかけられ、手製の賽銭袋とお茶のお接待を、「あらあらお仲間がたくさん」と、11人全員が受ける。
⇒愛染院(美しい里山道)⇒5.0km:第4番札所⇒2.0km:第5番札所⇒5.3km:第6番札所(萱葺宿坊、モデルトイレ、喫茶有)⇒1.2km:第7番札所⇒2.5km:高速バス土成IC(日帰りはここまで。16:27神戸行、17:27、19:27大阪行(2009/6現在)土成(IC)→三宮
■昨年の日帰り遍路■)三宮→土成(IC)⇒1.7km:第8番札所⇒6.2km:第9番を経て第10番切幡寺⇒9.3km:吉野川潜水橋右岸堤防でお接待をおばあさんから学生13名が受ける。第11番札所藤井寺(JR川島駅から徳島へ)
▼もし、第1番ー第12番焼山寺(遍路ころがしの頂上、春、秋宿坊有)を希望なら
<ゆっくり歩きたい方>6番宿泊、吉野川を渡った川島旅館泊、焼山寺宿坊
<体力の強い方>三宮7:05発で鳴門西⇒第10番札所前遍路宿28km、焼山寺宿坊、井戸寺宿坊
<私の場合>第1番札所⇒第7番(日帰り)、第8番ー第10番(旅館泊)⇒遍路ころがし:焼山寺⇒広野橋からバス⇒大日寺宿坊
この場合、徳島駅までバス徳島駅→三宮
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神戸三宮から高速バス等を使った歩き遍路のための公共交通情報
新幹線⇒新神戸、新幹線⇒新大阪⇒(25分)⇒三宮 から高速バス
首都圏、名古屋から四国・お遍路へは、三宮から高速バスが便利
時刻詳細は、乗り場インフォ三宮/(本ブログとリンク)
八十八ヶ所の霊場にクルマで乗りつけるのは辛い、心苦しい。とはいうものの、全部を歩きとおせる自信がない方は、高速バスや電車・バス・タクシーを使い、体調の良いときは少し歩くような「準アルキ」をおすすめします。
一気に全部回る必要はありません。連休ごとに、高速バスででかけ、少しづつ歩いてみましょう。区切り打ちです。
人生を省みるなら、もう一つの人生を歩くなら、クルマを境内・門前に停めたくない。思い切って高速バスに乗ってください。おいずる(白衣)や杖などの道具は、霊場で売っています。お大師さまは、体力にあわせ、無理なく試みるあなたの「発心」を、クルマに頼らない「智慧」を、待っておられます。
神の戸、神戸から高速バスに乗ると同時に、同行二人の旅は始まっています。
南無大師遍照金剛
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19日(金)は高松の運輸局で講演。自治体の皆さん、地域公共交通連携計画(法定計画)を作って、必死にやろうとされている。でも、手段施策の前にすることがある。どんな持続する地域を創るのかというビジョンを住民と共有することだ。個別の今の政策のみに追われていると、デマンドタクシーを導入したものの、5年しか続かないということにもなりかねない。公務員は、現在に責任を持つとともに将来にも責任を持って欲しい。事後、簡単な懇親会。受講のみなさんと語合い。高知県四万十町の職員も来てくれていたが、遠いので帰られていた。どんな思いで受講されたのか、コミュニケーションしたかった。
20日(土)関西のコンサルや役所など現場でバリバリ働く女性の「賢女の会」が自宅であった。ゲストに神戸クルーズの南部社長をお招きした。持ち寄りパーティの話は尽きず深夜まで。
21日(日)【お遍路コミュニケーション授業】阪急甲陽園集合、地元在住社会人聴講生との意見交換、「△なんか斜陽産業。いろんなことに元気に対応できる力が必要」と厳しい指摘に工学専攻学生ショック?、マンション開発反対垂れ幕、山道、修行場の滝、ミニ遍路コース、霧の中の甲山と寺・鐘の音、境内の山伏の活動と悩みを相談する人、境内を突っ切る道路交通の現実、広田川沿いの桜並木などを観察して、自宅でカレーパーティ。町と遍路、研究と考え方・生き方を反すうした。
【本日授業連絡】2時間目、院、雨天ですがお越しください。5時間目、学部ゼミ、E棟です。
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大型ホテルが並び、狭い道に観光バスやクルマが押しかける有馬も、昔は1箇所の自然噴出(今の金泉:立寄り湯)しか温泉はなく、昔からの12坊などからこの外湯に入った。古い街並みの佃煮屋などの三階建ての商店の上は、小宿という自炊湯治であったという。
考えてみれば、六甲の裏の山の間の小さな温泉場に、山坂越えて道路ができ、山を削ってホテルを立ててきたのだから、休日の有馬のクルマ渋滞は当然。フーラムでは有馬には、代表的な景観がないという指摘があったが、皮肉なことに私は、有馬といえば渋滞の記憶。有馬は行ってみたい温泉で高い位置にありながら、行ってがっかりした温泉にランクされるのはこのたりであろう。
基調講演やフォーラムでは、湯治に戻れと指摘されたが、湯治は3巡り(21日間)でないと効果はない。時間的にも経済的にも難しい。旅館側も、バスで団体客を大きなホテルに入れ、一泊二食付数万円というビジネスモデルを、もう少し多様化せねばならない。
路線バスや電車で来る日帰りまち歩き客が、秀吉ゆかりの寺や泉源、狭い街並みを歩き、温泉に入って帰っている。まちあるきガイドや、玩具博物館などもでき、歩いて楽しめるようになった。もし関西に行くなら、神戸・大阪・宝塚に1時間程度の有馬に泊まり、まちをぶらつくのも楽しい。
▼三宮ー有馬温泉バス時刻検索(後日乗り場インフォリンク)
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大阪市の市バス改革として、公共性がなく赤字が大きい赤バス【100円、コミバス】及び、路線バス路線の廃止が決まった。累積赤字600億円(問題のWTC高層ビルが累積500億)を考えれば、当然だろう。赤バスがダメなら、デマンドならどうかとの有識者の意見があるがとんでもない。
02年(平成14)赤バスを走らせたとき、有力者や有力議員の圧力で、あちこち寄って、使いにくい路線にしてしまった。コミバスブームのなかで、他の町がするからと始めた100円バスは続かない。デマンド・赤バスといった手段が大切なのではない。
今、出血している赤字バスを廃止する一方で、「巡りやすい町」をどうつくるのか、その理念が問われている。そういう意味で、黒字幹線バスを増便して便利にし、さらに収益を上げるなど、良い改革である。今後は、放置自転車対策を越えて、自転車・バス・地下鉄などを連携させる総合的な交通政策のビジョンを作ることが重要ではないか。
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6月13日、日帰り四国遍路、予定通り実施。鳴門西(高松、阿波池田方面停車)9:45集合。引率者は、三宮BTのM6(8:05発:高速舞子8:35)⇒鳴門西PA(9:37着)。<フットバスなんばOCAT発は7:40>、夕方小雨の可能性。歩きやすい・日除け服装。途中、食堂は?コンビ若干あり。弁当持参OK。怪我、靴ずれなどバンドエイド便利。携帯で連絡。20km余を歩く。山道ほぼなし。
9:45鳴門西PA下り-坂東収容所跡ー第一番札所霊山寺(9:55ー10:20作法解説、携帯相互確認)(~10:30、杖千円くらい等の遍路用具店あり)ー個別に歩くー16時頃土成IC高速バス停(発見、体験談議論をし、個々に帰宅)神戸行16:27、大阪行15:27、17:27
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75歳以上のドライバーが免許更新時に、記憶力・判断力を測定する「認知機能検査(高齢者講習予備検査)」が改正道路交通法で2009年6月1日から施行された。
高齢者が引き起こす死亡事故は3倍(1990年比)になり(交通白書)、高速道路を逆走する認知ドライバーも増えている。(2009年1月11日記事)安心して運転免許を置けるような移動インフラ整備が求められている。大切なのは「免許返上者への無料パス」ではなく、安心できる移動インフラを担保することだ。
移動インフラには、いわゆるコミバスや、路線型のりあいタクシー、限界集落地区では電話で呼び出す乗り合いタクシー、自家用有償輸送の整備だけでなく、路線バスや地方鉄道のダイヤ・料金・待合所・乗換などの利便性向上がある
加えて、農山村では、認知症ではないので村内は運転できるが、大都市への運転は怖いという高齢者もいる。いわて銀河鉄道では、駅まで自動車を運転してもらい駅に駐車、車内で盛岡から病院までの乗り合いタクシーをアテンダントに手配してもらうという。一部運転回避というやり方である。(2009年1月20日記事)
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実は、お遍路の危機管理(昨日記事)の「道を見失う・・・へんろ道保存協会の地図帳を持つ、元に戻る、地元民に尋ねる」と「冬は日の入りが早いので早々入宿」は、自分の失敗体験にもとづくもの。
6日(土)は、西宮北口の自宅からさくらやまなみバスで有馬に出て、紅葉谷をあがり極楽茶屋跡経由六甲山頂をめざした。ところが、山頂から谷を降りるのは、どのルートをとっても有馬温泉に着く。何度も降りたことがある。ところが有馬から上がるとき、迷った。広い河川敷に出て、通常の丸木橋のあるルートを見失い、一部崩れたところもある湯槽谷(難所ルート)をとった。歩く人も少ないので、難所ルートからもはずれ、仕方なく撤退。落胆して撤退していると、見たことのある丸木橋を発見、紅葉谷ルートを再び登りだしたのである。「元に戻る、地図を持て」は自分に言っているのである。
遍路道でも、人に尋ねたり、地図で道を探るのがおっくうになって、前行く他の遍路の後ろを適当についていったら、前の人ともども迷ってしまった。また、5時頃、こんな峠道くらいと思って歩くと、登れども登れども峠に着かない。そのうち、どんどん日が暮れて、峠から降りるときには、日没後のかすかな茜雲を希望に飛んで降りたことがある。
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授業として団体遍路体験だと、お接待コミュニケーションの機会が減る。そこで、2-3人で歩くことを実行する。怪我・防犯を考えて一人は避ける。と、6/7授業で指示
すると危機管理の必要が出てくる。以下、課題と対応
道を見失う・・・へんろ道保存協会の地図帳を持つ、元に戻る、地元民に尋ねる
交通事故・・・無理な横断をしない、夕方など急いでいるときは事故が起きやすいと自覚、国道トンネルの徒歩通行は極力さける・通行する場合は反射バンドをつける
犯罪・・・一人で歩かない、寸借詐欺遍路が存在することを自覚、早めに宿に入る
蜂・・・蜂は白色を避ける。百衣は有効。
蝮・・・杖で前を突くと逃げる
猪・・・杖、鈴の音で逃げる
怪我・足の疲労・・・バンドエイドで足の部分保護、分厚い靴下、ウォーキングシューズ、アスファルトを避ける、杖で安全確保・下り体重分散、できるだけ不要な荷物は持たない、軍手、冬は雪中滑り止め
脱水症・日射・・・長袖・長ズボン、傘、ペットボトルにスポーツ飲料
夏は、太陽の低い間に出発、日中休憩を取り、早々に入宿。冬は日の入りが早いので早々入宿
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7日、中之島センターで専攻研究を誰にでもわかるように短く話す自己紹介、クルマ遍路問題・歩き遍路の課題、コミュニケーションとしてのお接待、遍路の危機管理などについて議論した。
7月18-20日の予定について、当初予定の12番札所焼山寺の宿坊が夏期休業とわかり、参加者の意向を聞いた。結果、宿坊希望が多かったので、以下のように変更することを内諾しました。詳細は後日。
18日徳島ー地蔵越ー18番恩山寺ー19番立江寺(夕方読経講話)泊(20km、体力にあわせ一部JR・小松島市営バス利用も可)(門前に遍路用品販売店あり)
19日早朝19番立江寺出発(6km)-沼江不動前(ローソンあり)-4km(バスあり)-生名(登山口)-3km-20番鶴林寺(山)-降りて登って7km-21番大竜寺ー3km下りー遍路民宿(遅くて疲れた人は宿のクルマで迎えを出す)
20日民宿発ー8km路の駅経由ー22番平等寺(箱車見学)-10km(月夜御水・弥谷観音)-JR由岐駅ーJR徳島ーバス
▼個別の夏期体力、連休の渋滞、翌日の仕事など状況に合わせ、カットや、車迎え、公共交通利用をする。病院情報・集合時間等は、ブログ上で直前要確認
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今日は、8:20西宮北口駅発、JR駅(西宮、さくら夙川)、阪神駅(西宮戎)、阪急夙川経由で、有馬温泉(10:22着、650円)に行った。
自家用車の維持費は10万円以上/月といわれる。毎日クルマを使っている人と土日にしかクルマを使わない人の平均を、20日と見積ると、5000円/日。レンタカーでも同様。いや、クルマの費用は無意識だというなら、ガソリン480円(4ℓ)、自動車専用道(500円:往復)、かんぽの宿なら700円(日曜は1000円)=日帰り温泉650円との差額50円×2人。480+500+100=1080円 VS バス650円×2×2人=2600円(一人なら1300円)
さくらやまなみバスでダイヤを検索するだけで、簡単にいける。地球に負担をかけ、温泉に行ったのにビールも呑めず、狭い有馬の渋滞にはまり、観光客を蹴散らかしてまで、二人で2600(バス料金)ー1080(実際は5000円)=1520円 うかすのか? 一人やったら、220円浮かすのか。それやったら、有馬に行かず、近くの天然温泉の銭湯(380円)にでも行ってはどうか?
有馬から、紅葉谷を上がり、山頂近くの一軒茶屋から住吉道を下る。途中から、阪急芦屋川をめざしたが、ロックガーデンに迷い込む。「えー、こんな岩、降りるの?」。よく見ると、鎖やハシゴ(左上)が設置されている。かなり時間がかかりそうなので、家族に携帯で電話する。それでも、美しい花もあり、後から思うと、楽しかった。それにしても、芦屋ロックガーデンとは、日本発の岩登りの練習場だとか。大変なところにおりてきてしまった。
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新しく開通した京阪中之島線なにわ橋駅構内で、カフェ・アオキが、文化庁+大阪大学等主催でおこなわれた。文楽人間国宝の桐竹勘十郎+鷲田総長+平田オリザさんがゲストで、都市と文化について議論がなされた。多くの参加に驚いた。大阪の人には、人形浄瑠璃や(郊外に行ってしまったのに)大阪大学に関心が強く、熱気を感じた。
文化や学生。学問は、都市に育てられる、もっと育てて行こうという話が印象深かった。確かに、劇場だけでなく大阪のまちなかに、もっと文楽人形が見えるようにせないかんし、まちなかに学生を戻さないかん。
お話を聞いていて、調査研究以上に、学生をまちなかに連れまわすこと、ときには文楽を見せに行くこと、そのとき、街並みや市民とふれあうことも重要。それも、私の役目なのかもしれんと思った。他の6月カフェは
6月6日[土] 18:30-20:30「エチオピアの音楽職能の映像記録を通して考えてきたこと」
エチオピアの地域社会で活躍する吟遊詩人や楽師、都市の民族舞踊等を、自ら制作した映像を交えて紹介し、エチオピア音楽やダンスの魅力と、それらの今後の展開に関して論じます。ゲスト 川瀬慈(京都大学 アジア・アフリカ地域研究研究科[ASAFAS])カフェマスター 本間直樹、久保田徹(大阪大学CSCD教員)
6月10日[水] 19:00-21:00<br />中之島哲学コレージュ 哲学カフェ「家に帰る、とは?」コーヒーを片手に、毎回さまざまなテーマについて参加者みんなが主役となって議論を楽しみます。今回のテーマは「家に帰る、とは?」です。家に帰るという日常の場面について話し合ってみましょう。(大阪大学大学院生)カフェマスター 本間直樹(大阪大学CSCD教員)
6月12日[金] 19:00-21:00ランドスケープカフェ「映画とランドスケープ」今回は映画監督の藤原敏史さんをお呼びして、社会と人間の風景を映画というメディアがどのように見せているのかについてレクチャーしてもらい、映画とランドスケープの可能性について皆さんとお話します。ゲスト 藤原敏史(映画監督)<br />カフェマスター 花村周寛(大阪大学CSCD教員)
6月18日[木] 19:00-21:00オルタナティブカフェ「住宅のオルタナティブ」「オルタナティブカフェ」は、私たちの暮らしを主に文化の視点から捉え直し、その意味や形態について考えるための公開型ミーティングです。今回は、「住宅」をテーマに取り上げ、暮らしを支えるハコとしての「住宅」や「住みかた」に関する国内外の事例を紹介しながら、参加される方々と一緒に、その意味を探っていきたいと考えています。カフェマスター 久保田テツ(大阪大学CSCD教員)、甲斐賢治(NPO remo、NPO recip/各理事)、家成俊勝+大東翼(ドットアーキテクツ)
6月23日[火] 19:00-21:00鉄道カフェ「鉄カフェをみんなで考える02」我こそは! という鉄道ファンから、全くの初心者まで、幅広い層が参加する鉄道カフェ。京阪電車の新旧の鉄道記録映像の上映と建設関係者のこぼれ話。知られざる鉄道記録映像の存在等々。様々な情報交換と対話が繰り広げられています。多岐にわたる視点で鉄道について考えてみましょう。カフェマスター 久保田鉄、木ノ下智恵子(大阪大学CSCD教員)
6月26日[金] 19:00-21:00中之島哲学コレージュ〈社会と臨床〉「自分の生を生ききる 3―市民の立場から」私たちは、最期のときを迎えたときになってはじめて〈自分らしい生〉の在り方/終え方について考えるものなのかもしれません。当セミナーでは、終末期の医療の現場で活躍しておられるゲストの方を毎回お招きし、みなさんとともに「自分の生を生ききること」について考えます。藤本啓子(「患者のウェル・リビングを考える会」代表)<br />カフェマスター 本間直樹(大阪大学CSCD教員)、西村高宏(東北文化学園大学教員)
6月29日[月] 18:00-20:00臨床カフェ「病い経験の語り」「病い」は、どのような経験として意味づけられ得るのでしょうか。ある病気を患った当事者の方にその経験を伺いながら、病いを通して見えてくることや生き方の知恵などについて、一緒に考えてみたいと思います。ゲスト 堀早苗(病いの経験者)カフェマスター西村ユミ、西川勝(大阪大学CSCD教員)
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新しく開通した京阪中之島線なにわ橋駅構内で、カフェ・アオキが、文化庁+大阪大学等主催でおこなわれた。文楽人間国宝の桐竹勘十郎+鷲田総長+平田オリザさんがゲストで、都市と文化について議論がなされた。多くの参加に驚いた。大阪の人には、人形浄瑠璃や(郊外に行ってしまったのに)大阪大学に関心が強く、熱気を感じた。
文化や学生。学問は、都市に育てられる、もっと育てて行こうという話が印象深かった。確かに、劇場だけでなく大阪のまちなかに、もっと文楽人形が見えるようにせないかんし、まちなかに学生を戻さないかん。
お話を聞いていて、調査研究以上に、学生をまちなかに連れまわすこと、ときには文楽を見せに行くこと、そのとき、街並みや市民とふれあうことも重要。それも、私の役目なのかもしれんと思った。
他の6月カフェは、
6月6日[土] 18:30-20:30「エチオピアの音楽職能の映像記録を通して考えてきたこと」
エチオピアの地域社会で活躍する吟遊詩人や楽師、都市の民族舞踊等を、自ら制作した映像を交えて紹介し、エチオピア音楽やダンスの魅力と、それらの今後の展開に関して論じます。
ゲスト 川瀬慈(京都大学 アジア・アフリカ地域研究研究科[ASAFAS])
カフェマスター 本間直樹、久保田徹(大阪大学CSCD教員)
6月10日[水] 19:00-21:00 コーヒーを片手に、毎回さまざまなテーマについて参加者みんなが主役となって議論を楽しみます。今回のテーマは「家に帰る、とは?」です。家に帰るという日常の場面について話し合ってみましょう。 進行役 岡辺裕美(大阪大学大学院生) 6月12日[金] 19:00-21:00ランドスケープカフェ「映画とランドスケープ」 今回は映画監督の藤原敏史さんをお呼びして、社会と人間の風景を映画というメディアがどのように見せているのかについてレクチャーしてもらい、映画とランドスケープの可能性について皆さんとお話します。 ゲスト 藤原敏史(映画監督) 6月18日[木] 19:00-21:00オルタナティブカフェ「住宅のオルタナティブ」 「オルタナティブカフェ」は、私たちの暮らしを主に文化の視点から捉え直し、その意味や形態について考えるための公開型ミーティングです。今回は、「住宅」をテーマに取り上げ、暮らしを支えるハコとしての「住宅」や「住みかた」に関する国内外の事例を紹介しながら、参加される方々と一緒に、その意味を探っていきたいと考えています。 カフェマスター 久保田テツ(大阪大学CSCD教員)、甲斐賢治(NPO remo、NPO recip/各理事)、家成俊勝+大東翼(ドットアーキテクツ) 6月23日[火] 19:00-21:00鉄道カフェ「鉄カフェをみんなで考える02」 我こそは! という鉄道ファンから、全くの初心者まで、幅広い層が参加する鉄道カフェ。京阪電車の新旧の鉄道記録映像の上映と建設関係者のこぼれ話。知られざる鉄道記録映像の存在等々。様々な情報交換と対話が繰り広げられています。多岐にわたる視点で鉄道について考えてみましょう。 カフェマスター 久保田鉄、木ノ下智恵子(大阪大学CSCD教員) 6月26日[金] 19:00-21:00中之島哲学コレージュ〈社会と臨床〉「自分の生を生ききる 3―市民の立場から」 私たちは、最期のときを迎えたときになってはじめて〈自分らしい生〉の在り方/終え方について考えるものなのかもしれません。当セミナーでは、終末期の医療の現場で活躍しておられるゲストの方を毎回お招きし、みなさんとともに「自分の生を生ききること」について考えます。 藤本啓子(「患者のウェル・リビングを考える会」代表) 6月29日[月] 18:00-20:00臨床カフェ「病い経験の語り」 「病い」は、どのような経験として意味づけられ得るのでしょうか。ある病気を患った当事者の方にその経験を伺いながら、病いを通して見えてくることや生き方の知恵などについて、一緒に考えてみたいと思います。 ゲスト 堀早苗(病いの経験者)
中之島哲学コレージュ 哲学カフェ「家に帰る、とは?」
カフェマスター 本間直樹(大阪大学CSCD教員)
カフェマスター 花村周寛(大阪大学CSCD教員)
カフェマスター 本間直樹(大阪大学CSCD教員)、西村高宏(東北文化学園大学教員)
カフェマスター 西村ユミ、西川勝(大阪大学CSCD教員)
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10時:中之島センター
◆個々に四国遍路に関する体験、自由な予習(ブログ内外)をしておいてください。
●個々自己紹介に対して、参加者個々が体験・予習に基づきコメント
13時 参考:「公共交通を活かした四国遍路について」(日本民俗学会)、「お遍路公共交通会議の提言」(交通工学43-2)
15時 お遍路コミュニケーション
1 遍路と観光・文化財
1-1 お遍路とお大師様意識
1-2 文化財としての四国遍路
1-3 ほかの巡礼とは一味違う四国遍路
2 遍路とコミュニケーションとツーリズム
2-1 巡礼―巡ることの意味:ツーリズムとは
2-2 自由デザイン
2-3 現代人生と遍路
2-4 お接待と通夜:無財の七施・十夜ヶ橋通夜堂、遍路無料宿、千人宿大師堂(本ブログ内)
2-5 四国の風土とは何か
3 遍路コミュニケーションのマネージメント
3-1 ネット・サイトと運動…へんろ道保存協会
3-2 お遍路の交通課題(本ブログ内)
3-3 お遍路実践の危機管理(交通事故、犯罪、蜂・蝮・猪、怪我)
4 遍路コミュニケーションの効果
4-1 教育
4-2 世界遺産
4-3 地域づくりとお遍路
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震災以来、防災まちづくりの先進地として、神戸まちづくりの仲間と墨田区向島との交流が続いている。地元の塾のA先生のコメントやテキスト「内から見た向島」は向島の暮らし方を的確に表現し、アートや防災まちづくりを探求に来た学生に、尊敬、思慕されている。そのA先生から「野暮の探求」なる長文を頂戴した。
訪問する学生のなかには、向島に「粋」を探しにくるそうだが、花柳界からくるマスコミ単純評価「向島=粋」を住民生活に求めること自体が、野暮。しかし、訪問者を「野暮だね」と非難しつつ、包み込む:受け入れるのが向島の凄さ。
粋の一面は謙虚な暮らし、野暮の極限が、外からやってきて、日常の普通の暮らしを、カタカナ学術用語でごたごた説明しようとすることだという。野暮には洒落がない。粋に通じる洒落とは、駄洒落、御洒落、さりげないふるまいだという。駄洒落の生命線は即興性、空気を読むことだそうだ。
考えてみると、粋とは、相手に負担をかけないようなお節介、さりげない気遣い、見えないところでの思いやり、⇒洒落を生き方のポリシーとするところであろうか。自己と異なる価値観を押しなべて「ダサい」と突き放すのではなく、「野暮だね」とその場のコミュニケーション回路を開きつつ、即時性、見た目、ふるまいのコミュニケーションデザイン力を求めているのである。近頃の「ダサい」と異なるのは、
①断罪・突き放しではなく回路が開かれている
②自己の価値観を強要するのではなく、謙虚・配慮・さりげなさを求めている
ところである。
大阪での同様のコミュニケーション用語は「アホかいな」である。当然ながら、大阪弁のアホは批難ではなく、また名古屋の「トロくしゃー」でもなく、「凡人としての仲間だね」という意味であろうか。そういう意味では「野暮だね」と似ているかもしれない。ただし、「アホかいな」は、外部の人に向かって言うことはない。内々の傷のなめあいコミュニケーションなのである。
もし、「野暮だね」に大きな意味があるとすれば、外部者をも巻き込む開かれたコミュニケーション姿勢ではなかろうか。しかしながら、それは「粋」には絶対に到達できない。到達できないから、訪問したくなるのである。京都の雅も、到達できない拒絶があるからこそ、行きたいのである。これを観光誘引というのであろうか。
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