敬老パスと子育て支援
続:敬老パスと35歳人口
高齢者経費を削って子育て支援に向けることは、過疎地だからとか、小さな自治体だからと、財源問題から否定的な意見もある。しかし、以下の試算によれば、大きな都市のほうが、施策は打ちやすい。ないのは、政策ビジョンと踏み切る勇気、問題意識である。あるのは、しがらみか?
たとえば、人口50万弱の西宮市では、低学年の児童の放課後有償保育を市内50余ヶ所で行っている。その予算は7億余。さらに、遅い時間までの学童保育を検討している。これを人口262万の大阪市にあてはめれば、約40億の予算となる。100億になんなんとし、ここ2・3年で確実に破綻する敬老パスを維持するのか、資産・収入の多い方の有料パス化、無料⇒障害者なみの半額負担によって節約し、40億円の学童保育は可能なのである。子育て支援のある都市には活力が生まれるのである。大阪市議のコメントを期待したい。たくさん議員はおられ、一生懸命政策を検討されているのだから、誰か、このブログくらいは見てコメントされるだろう。有能意欲ある議員から政策提言がなされることを期待している。
大阪府の橋下知事も、子どもの笑顔を実現したいなら、小学校に芝生を貼ることも大切だが、本質的な子育て支援に、どーんとつぎ込む覚悟が必要ではないか。
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