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2009年4月 2日 (木)

梅渓昇『緒方洪庵と適塾』

福沢諭吉、大村益次郎、佐野常民など、動乱の時代にあって、語学・蘭学を通じて地域医療に、さらには近代日本の担い手を育てた教育者。大阪につくし、大阪で弟子を育て、大阪を愛した学祖洪庵先生に関する入門書。何のために学するのか、若者は読むべし。

ツーリズムメディエート論、フィールドワーク論受講者は、必ず添付を熟読して参加ください。適塾で唱和したい。

内容は、医の世に生活するは人の為のみ、病者に対しては貴賎貧富を顧みることなかれ 、病者を以って正鵠とすべし、意を用いて病者に信任せられんことを求むべし、詳らかに筆記するを課定とすべし、学術卓越すとも言行厳格なりとも斉民の信を得ざれば其徳を施すによしなし、決して他医を議することなかれ、など、医学のみならず、学を志す者の、心せねばならぬ必戒である。口に出して読んで、身震いするような内容である。File0008

ダウンロードして印刷ウィザードでフル印刷可能。170%くらいで、横印刷でうまくいきました。当日は白黒印刷を、私が持参します。

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