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2009年4月

2009年4月30日 (木)

【武庫川女子大生活学方法4月24日報告:私だけが発見した空堀】

参加者32名(うち報告者19名〈30日6時現在、うち優秀賞2名)。以下に示す。

■私が感じた空堀の魅力は『安全・安心感』だと思います。
空堀を歩いていて気がついたのは、人といろんな物との距離が近いということでした。そのことが私に安全や安心感を思わせたのだと思います。
一つ目は神様と人との距離。町のあちこちに神様が大切にお祀りされているのが印象的でした。やはり神様が身近にいらっしゃると、見守られているなという安心感があります。余程の悪人でもない限りは、人間の心理として神様の目がある所では悪事を働くことには気が引けると思うので、防犯になると思います。監視カメラみたいなものですかね。

二つ目は人と人との距離。
授業後に友達と萌を目指し歩いていると、公園に子供たちの行列が!
先を辿ってみると、なんとイマドキに紙芝居屋のおじいさん!!
生粋の現代っ子な私たちは、初めて見た光景にテンションが上がりっぱなしでしたが(笑)
子供たちはおじいさんからお菓子を買いながら『今日学校でね~』なんて、楽しそうに話していました。自分の住む町に一人でも多くの顔見知りの大人がいることに子供は安心感を覚えると思うし、子供を見守る大人はいればいるほど、親たちも安心な上、子供の安全を見守ってもらうことができます。

三つ目は家と家との距離。
隣家との距離がこれだけ近いなら不審な物音も聞き取り、駆けつけることができると思います。まさに現代でいうセコムですよね♪留守中もお隣さんがいてくれれば家の中は安
全です。また逆に住人に万が一があった場合でも、気配を感じられない家を心配したご近
所さんが様子を見に来てくれるので安心です。

このように人といろんなモノとの距離が近い社会の中では、そこに悪事や危険の
入り込むスキマは無いのだなぁと思いました。安全や安心感が町を優しく包み、そこに住む人々や訪れた人たちを和やかにする。心の平和が訪れる。
それこそが空堀の魅力なんだと、私は思います。

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長屋の上屋入口の名札と、再生長屋のなかのテナント一覧。ともに暮らすという地域の文化コンセプトを継承している

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2009年4月29日 (水)

「よかネット」

現場主義のコンサル:地域計画建築研究所(アルパック)の九州分社。アルパックの大阪所長として再開発の権利調整などを手がけた糸乗さんが立ち上げた。単に集まり、だべり、うまい物でも食えば、知恵が出るかなという低コンセプトの知的企業(個別事業の原価計算はちゃんとしている。それが経営の基本。どんぶりはやらない)と、雑誌「よかネット」の読者である私は思っている。糸乗さんとは一度しか会っていない。糸乗さんは焼酎ぶら下げて、くるくるバスに乗り、「これは良い」と感嘆して帰っていった。以後、私は「よかネット」のファン。

第94号は、北九州市小倉北区の農産物直売所の報告から。これを読んで、日本で一番成功している中心商店街活性化といわれる高松の亀井戸市場を思い出した(4月15日記事)。まちなか農産直販所こそ、まちなか再生の切り札だ。有機の地元のええー食い物が一番。次に、湯布院の景観まちづくりの報告。なかなかエー仕事。ホラ健、いや中谷健太郎さんに、地域景観のなかにバラバラに温泉がある、温泉街がない温泉地という、本質を聞き出してるのはすばらしい。糸乗さんの落ちこぼれ談義も面白い。糸乗さんは、レールに乗ったエリートではない。落ちこぼれだから、他人にいろいろ教えてもらえる。落ちこぼれだから、期待されない=プレッシャーがないので自由にやれる。落ちこぼれは、金儲けはできないがそこそこ食っていけて、人儲けはできるという。

今、コンサルは契約原価を落とされ、研究員の仕事量は多いが、苦しい。しかし、考えてみれば、糸乗さんや田村さん(『東京っ子の原風景』書評が掲載)が始めた頃、ソフトにカネを払う風がなかった。大学の権威すらない小さな会社にどんな契約をして良いかわからなかった時代を考えれば、苦しい苦しいと言っていても始まらない。コンサルの原点を見よ。エリートになったから、それを守ろうとして苦しいのとちゃうか。大学教師もコンサルも、食い物一つ生産できない落ちこぼれである。落ちこぼれを自覚することから始まるのではないか。

単に集まり、だべり(最近は、コミュニケーション、ワークショップと格好をつけていうが、要はだべり)、うまい物でも食えば、知恵が出るかなという低コンセプト【そういえば、昨日のゼミでは大学院生に苺を配った】。知恵って、格好をつけた成果報告書(大学教師は論文)を書くことだけではない。発注者と受注者が響感・納得できる知識を共有することだ。世のため人のため、その知識を活かす知恵(大学の社学連携)が必要ではないか。そもそも、自分らが楽しくないと、人を幸福にする知恵の創造なんてできんでしょ。

悩んでいる人、苦しい人よ。「よかネット」を一読することをおすすめする。

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2009年4月28日 (火)

コメント、トラックバック全面公開

本日より、過去の全記事も含めてコメント、トラックバックを全面的に公開と、訂正した。

デジタル公開された場での、言葉の行き違いや誤解によって、混乱が起きて削除、閉鎖したブログを知っていたから、授業用を含むブログは、慎重に運用してきた。が、最近の一部公開の結果を見て、記事を注意して書いていけば、ほぼ問題がないと判断した。

学生および卒業生、または一般の皆様の、建設的な楽しいコメント、トラックバックを期待します。なお、当然ですが、個人情報、人権上の配慮はいうまでもなく、悪口は避けてください。悪口がなぜダメなのかは、3月19日ブログで説明しております。また、知り合いどおしのなれ合いも、デジタル上の第三者に不快な思いをさせないため、さけてください。悪口の意味についてはブログ内検索してみてください。

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2009年4月27日 (月)

【交通まちこコミ特論4/27授業報告】

くるくるバスのように、住民協働による交通インフラの構築、まちづくりでは、外部のコーディネーターが重要。俗に、まちづくりの担い手、リーダーは若者、ばか者、よそ者という議論である。

システム創成専攻の院生は、コーディネーター森栗がコンサルでなく、行政から頼まれたわけでもない非ステークホルダーであったことが重要だったと、事前メールで指摘し議論となった。確かに、流れ者(民俗学では世間師とよぶ)が関わるとうまくいくが、その世間師は知識は残しても名前や跡を残さない。長浜のように成功したまちづくりをみても、当初に東京から蔵中にガラスを展示、それをまちづくり会社で経営と持ちかけたコンサルは、長浜に跡を残さない。小林旭主演、原健三郎原作「映画 流れ者シリーズ」のように、「名乗るほどのもんじゃねえ」と、女を振り切って立ち去る。なぜか?基礎工の院生は、地域の自立持続経営をうながすためだと指摘した。経済政策の院生は、住民にエリアマネージメントの自信を持たすためではないかと指摘した。「コンサルなら成功の実績を宣伝したらよさそうなのに?」との疑問には、「コーディネート実力のあるプロは宣伝しない。オファーは何ぼでもある。どう取捨選択するかだ」と教員がしめくくった。専門家の卵による刺激的な討論授業。阪大のCSCD授業を受ける学生の議論はおもしろい。

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2009年4月26日 (日)

【交通まちコミ+学部ゼミ:27日の準備】

22日記事修正【交通まちコミ:学部ゼミ4/27授業予定】20日のプレゼン、くるくるバス資料を再度確認する、さらに「最近の業績」のなかのくるくるバス関連記事を参照。27日、討論する。議論のコツは、事前の資料調べで、自分は何を主張しようか、ノートにメモしておくこと。今は、そのノート内容のコピーを、

このブログ内メールでお送りください。件名「20090427学部ゼミ□□」または「20090427交通まちコミ特論□□」(□□=個人名)

他の人と違う資料を見ておこうという人は、その他(最近の業績や授業成果のなかにある。関連資料を見て意見を言う。引用を忘れないように。事前調べ、メモもなく討論しようというのは、100年早い。CSCDの授業をなめたらアカンで。

まだの人、確実に事前調べを。短くてもOK

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【都市ツーリズム論4月25日報告、次回予告】

①見えない遺産と題して、震災の記憶をツーリズムにする意義を説明、討論した。重いテーマに引っ張られ、連理的に議論することが難しかった。⇒「失う」ことで、まちの新たな魅力を「創る」ことを強調。しかし、それを内部だけで強要するより、外部の人、震災を体験していない人とシェアすることが必要だ。ともすれば、被災者の気持ちは被災した者しかわからない、そんなことを語るべきでないと閉鎖的になりがち。それでは記憶は残らない。記憶は薄れるものである。だから人は救われる。大切なのは、まちの多様な人々と、外部から訪れるビジターと思いをシェアすることで、変化しつつ記憶が残るのだ。

②クルマに破壊されないツーリズム(萩、白川、京都)+魅力ある「あるく町」(富山LRT、石切鳥居前商店街)+クルマに頼り過ぎないお遍路 ⇒お遍路は「捨てる」 捨てることで異なる人生を「拾う」。なのに、クルマという便利な手段を捨てられない人間の弱さ。クルマを置いて、歩く町、歩くツーリズムが求められるのだが・・・

③末期ガン患者が行く温泉 ⇒温泉とは苦痛・緊張と緩和の繰り返しである。寒い気温と熱い湯。その変化のなかで、人は再生を感じる。熱い強酸性の湯につかれば、医者から見離された患者が希望を見出し、自己の中にある自然治癒力を高める。死を見つめるなかで生を発見する。ときには、本当に治癒力が高まる。

人と人とがコミュニケーションするなかで、生まれ変わり・変身する。ツーリズムとは民俗学的に言えば、再生儀礼である。⇒【細胞工学院生のコメント】細胞どおしでも隣の細胞と一緒に元気になる傾向がある。人の社会と、細胞の連関。似ているかも・・・

【次回予告】京都西陣 集合:阪急京都線西院駅10時(京都の人は、北野天神東門上七軒北西端合流、自転車で乗りつけOK)レンタサイクルするが、雨天の場合、嵐電+徒歩か。嵐の場合、当日朝7時、ブログ上で順延を指示する。

※多くの方に参照いただき、少しブログに自信がでてきましたので、今日からトラックバックOKとします。どうか、引用活用ください。

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2009年4月25日 (土)

【武庫女授業報告課題連絡】

【武庫女:生活学方法】4月24日、楽しく空堀を巡る。新たな長屋ギャラリーが路地の奥にいっぱいできて、町はワンダーランド。武庫川女子大生活環境学部の学生は、単なる建築ではないまちやいえのデザイナーをめざすだけに、まちあるきでいろいろな発見をしたようだ。Img_0547(改修長屋惣で記念写真)こんなに学生が関心を示しているなら、小玉湯の建物を大学がまちなか実験場として買ったらどうかと、学生から声がおきた。

■4月30日までに、メールで「私だけが発見した空堀の魅力」と題して200字程度の感想をこのブログのメールでお返事ください。写真添付歓迎。写真は公開をすることがあります。件名に「武AorC名前20090424」と記入。

■武庫女、次は昭和町・東天下茶屋。友人6人と阪神オフピークチケットを買うと、一人がタダに。鳴尾ー梅田260円、武庫川ー梅田230円。地下鉄は、6人で1区回数券を買い6人で2枚づつ(往復)分ける。これも、2枚が無料。到着駅で清算する。森栗は、鳴尾から引率するが、個人行動可。15:33昭和町駅南改札に到着予定。雨天決行。

■興味のある方は、武庫女生活学受講生に限って、20日の鶴橋・大正ツアーにもぐり参加可。JR鶴橋駅中央口つるの広場10時(一般の方は、教育活動ですのでご遠慮ください。CSCD公開講座として来年、事前申込ください)

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2009年4月24日 (金)

朝に霞ヶ関、夕に西北商店街

朝、朝日とともに目覚め、一仕事。朝食をとって5時25分西宮北口始発特急で、9時、有楽町で珈琲を飲んで時間調節、日比谷公園、お堀端、法曹会館、警視庁前を歩いて10分で国交省。厳重なチェックで入り、委員会。聞くと、前日、1時まで仕事をし、泊ったとか。タクシー代が居酒屋タクシー事件で、使えないのだという。可哀想。マスコミは、単純な役人たたきだけでなく、役人に無理なく誇りを持って元気に仕事をさせる提案をしてほしい。会議は、地域交通計画の現場型第一人者の末席に加えていただき、建設的な議論。13時、弁当を抱えてとんぼ返り。4時、にしきた商店街総会へ。画廊、音楽院、栄養学校、日本料理店、居酒屋、米屋、ボタン屋、銀行、バー、ライブハウス・・・・居酒屋チェーン経営で芸術協会会員、デザイン作家など多士済々。みなさんと歓談。お話を伺っていると、この商店街はアートのまちとして、おもしろい町にできるなあと思えてきた。若手が動くようになり、水曜日に勉強会を90分するという。よし、住民として商店街相談役として、協力したい。

またまた授業連絡、再掲、受講生へ

【交通まちコミ:学部ゼミ4/20授業予定】前回のプレゼン、くるくるバス資料を読んでおく。休んだ人も。27日、討論する。議論のコツは、事前の資料調べで、自分は何を主張しようか、ノートにメモしておくこと。今回は、そのノート内容のコピーを、

このブログ内メールでお送りください。件名「20090427学部ゼミ□□」または「20090427交通まちコミ特論□□」(□□=個人名)

他の人と違う資料を見ておこうという人は、その他(最近の業績や授業成果のなかにある。関連資料を見て意見を言う。引用を忘れないように。事前調べ、メモもなく討論しようというのは、100年早い。CSCDの授業をなめたらアカンで。

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2009年4月23日 (木)

近代日本で一番人口減が激しい町徳島

近世都市人口は推定だし、町方と寺社方で管理が異なり、寄留や一時滞在、無籍が入り込み、人口学では無視されてきたようだが、昨日、図書館で資料を見つけて「日本都市人口変遷史」 を作った。人口面で面白いのは、

■江戸時代から、東京一極集中は続いていた。むしろ、東京・大阪二大都市は、近代、とくに関東大震災以後の一時期であった。大阪人の大勘違い。

■名古屋は昔も今も安定した中京である。近代躍進の神戸、現代躍進の札幌

■金沢は昔、名古屋と並ぶ町だった。没落の双璧は、金沢と徳島

とはいえ、人口が都市力のすべてではない。「没落」とは、かつての文化資産があるということである。京都(ワコールや島津、村田製作所、京セラ、オムロン)や金沢(コマツ、IOデータ、回転すしベルト)の知的産業(非重厚長大)は、この歴史に根ざしている。大阪の企業が本社を東京に移すのに対して、文化度を前提とする京都・金沢の企業は本社機能を東京に移してはいけない。

今後の成長株、今が買いは徳島である。発光ダイオードで注目された日アスだけではなく、この美しい水の都には何かある。明石海峡大橋のストロー現象で買い物客がどんどん阪神に流れる苦しいこの町こそ、可能性がある。そういえば、今、金沢がファッション都市として注目されている。徳島も、何も起こるかもしれない。と思っていたら、商店街連合の若手から声がかかった。さっそく、暇をみつけて行ってくる。我ながら腰が軽い、良く言えばフットワークの良い研究者である。

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2009年4月22日 (水)

【交通まちコミ:学部ゼミ4/20授業予定】【都市ツー4/18、ツーメディ4/19】予定

またまた授業連絡

【交通まちコミ:学部ゼミ4/20授業予定】前回のプレゼン、くるくるバス資料、その他(最近の業績や授業成果のなかにある。他の人と違う資料を見ておこうという人は、読んでおく。議論のコツは、事前の資料調べで、自分は何を主張しようか、ノートにメモしておくこと。今回は、そのノート内容のコピーを、このブログ内メールでお送りください。件名「20090427学部ゼミ□□」または「20090427交通まちコミ特論□□」(□□=個人名)  森栗は伊達にペラペラ喋るのではない。事前調べを速読し、作戦を練って授業や講演をしているのだ。

【ツーリズムメディエート論4/19】鶴橋商店街(ブログ内に記事あり)または平尾商店街について、調べておこう。http://www6.plala.or.jp/p-a_nire/hirao2.htm http://osakadeep.info/20.shtm この授業は最後。後は、12月発表会自由参加。で、事後、まるしん食堂あたりで、希望者は泡盛。鶴橋ー平尾は、どう行くか?地下鉄+バス乗換なら300円、上本町からはバス直通200円。

【フィールドワーク論】向島は5月に案内。向島学会入会(3000円?)がベスト。神戸修学旅行サポートは、ブログ内で示した。神戸まちづくり研究所に各自問い合わせ、事前打合せに行くことをお勧めする。阪急春日野道、三宮から徒歩12分。一国一商店街は、経済局と話がついていません。実施可能かどうかわかりませんが検討します。

【都市ツーリズム論4/18】座学の最後。温泉と遍路、命と癒しを探査します。資料とプレゼン、事前に見ておいてください。UPします。[玉川温泉」(『現代都市伝承論ー民俗の再発見』岩田書店、2005年、305-315頁)  「遍路」『日本民俗学』 「遍路」『交通工学』  プレゼン「遍路と交通」

この記事は、コメント受け付けます。学生以外の方も、バーチャルもぐり学生としてどうぞ遠慮なく。ただし、論議になりそうなバランスの欠けたものは管理者の判断で削除します。

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2009年4月21日 (火)

続:なぜ大阪人は阪大生に親切なのか?

総長告辞を引用し、思いつきや思いやりの意味を前の記事で述べた。若干、補足。

私は、土木学会の偉い(と本人が思っている)先生から、「思いつきで、いいかげんだ」と、宴席で、面等向かって叱られたことが何度かある。【本当に偉い先生は、そんなことは言わない。むしろ、住民協働のコツを教えてくれとか、感動してそっと表彰リストに載せてくださる】

確かに、文学博士には数値計算はできないし、別に理論があるわけではない。その場で思いついたことを、住民とウダウダやっているように見える。そんな奴が土木計画学会で講演したり、国や自治体の委員として仕事をしているのは、専門家として見るに耐えない「不良」「ええかげん」と映るのであろう。しかし、土木の現状の知識、思い込みだけで解決しようとするよりも、生活者の知恵を集め、それによって協働の計画を「良い加減」で練り上げることは、今、一番求められていることではないか。私にも多くの限界があるように、専門家の偉い先生にも限界がある。限りある人間どおしが、偉い偉ないではなく、いかに世のため、人々の暮らしのため協働して役割を果たし、現場で良い加減を練り上げるかが求められている。私は、大阪大学の専門家の卵に、現場に出ずして企業や役人の善意や(苦しい)限界を思いやることをせず、自分の知識をひけらかし、市民の声を軽く扱う横柄な専門家になってほしくない。CSCDの私の授業を受けた院生は、良い加減のコーディネートできるしなやかな専門家です。官庁・企業の皆様。コミュニケーション力のある大阪大学の学生を、ぜひ採用ください!           ありゃ~~? 学生のことを思うと、ついつい宣伝になってしまいました。すみません。

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なぜ大阪人は阪大生に親切なのか?

昨日の記事「学生はまちに育てられる」を書いて、なぜ阪大生は大阪市民に親切にされるのか、『大阪大学新聞』に載った「鷲田総長入学式告辞」を読んで気づいた。

大阪大学は、国立大学の中で唯一、藩校ではなく町人が自らお金を出して教育した私塾:適塾と懐徳堂、それに大正10年林汽船社長林蝶子の私財によって設立された大阪外事専門学校が起源。大阪人は、必要な学問には資金労苦を厭わず、気前が良かった。ケチ=大阪は、YTT(吉本、たこ焼き、タイガース)に矮小化したTVイメージである。気前が良いとは、英語でliberalという。大阪の気前の良さによって、学生らは自由に思考できる。リベラルのもう一つの意味は自由な、そして公平で心の広い である。大阪大学が教養:リベラルアーツ をモットーにしているのは大阪に根ざしているからでもある。

知の枠にとらわれることなく、自由に思考し思いつく、イマジネーション豊かな学生を育てたい。そして、その自由な研究は、人の思いや町の思いを思いやる、歴史の思慮を思いやることにつながる。知の向こう、暖かいまなざしの向こうを、イマジネーションできる学生を育てるために、私は大阪大学の専門家の卵:大学院生を引き連れて町を歩く。

そういうたら、私の解説は、思いつきが多い。どんな質問にも答えられる(深みはともかく?)しかし、町で思いつく、町を思いやる、そして自らのミッションを大阪の町で思い込むことは、阪大教育にとっては重要なことではないかと、確信している。

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2009年4月20日 (月)

【ツーリズムメディエート論報告】学生は町に育てられる、【交通まちコミ授業プレゼンUP】

大学以外の人には申し訳ないが、新学期は授業案内ばかり。しばし、バーチャル授業と理解し、お許しください。

【ツーリズムメディエート論報告】一日、空堀から大阪仮病院(本学の元、大阪医学校)。夕陽丘、清水坂、一心寺骨仏、昭和町長屋、そして、ゆきゆきて洋館長屋から東天下茶屋・阿倍清明、そしてチンチン電車。生玉大社で、長屋で、大阪大学というだけで、町の人が親切に解説してくれる。学生は、大阪の町や人に大切にされていることを実感したのではないか。ぼくらも、大阪のために何かしたい、大阪から世界に関わりたい。大阪大学の「地域に生き、世界にのびる」とは、こういうことだと学生は実感したようだ。いやー、町っていいなあ。登録文化財長屋で、日本料理板前の若者と記念写真Img_0546

【交通まちコミ、本日のプレゼンをUP】欠席の方は、ご利用下さい。「くるくるバス」プレゼン

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2009年4月19日 (日)

【4/20交通まちコミ】授業資料UP:請読

【業務連絡】4月20日の豊中2限の特論、箕面5限の方法論、今回からでも受講歓迎。履修登録期間を過ぎていますが、各専攻の事務に、「担当の先生がOKと言っているのですが、履修可能か」と相談ください。必要があれば、事務に私が電話を入れます。とにかく、一人でも多く受講下さい。

20日の資料をUPします。読んできておいてください。「くるくるバス」『交通工学』

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2009年4月18日 (土)

【都市ツーリズム】茶谷先生VS院生大討論

午前は、森栗が山口アートフルや彦根VS長浜のお話で、人々が暮らしの価値を発見し自信を持つことが、ツーリズムを活かしたまちづくりだと説く。

午後は、茶谷先生の熱弁、ベルグソン「時間と自由」やジェコブス「アメリカ都市の死と生」を使い、新しい生き方、都市の意味(異なる時間を生きる人々の出会い)、自信と誇りを持って生きることがまち歩きの目的だと説く。アーバンリゾートフェア神戸、南紀熊野体験博、しまなみ博、長崎さるくなどの実績をもとに、TVに飽きた人々、USJなどアミューズメントは無理があると激しく主張。暮らしの実感・手ごたえの感覚、これがまち歩きだと主張。

これに対して、院生が「デジタル情報で得られるコミュニケーションもある。出歩き・出会いのみに意味があるというのはバランスに欠けている」と指摘。素晴らしい。コレに対して森栗が「デジタル情報を活用した議論、思考は、現場や人と出会ってこそ意味を発揮できる。どんなアミューズメントかではなく、デジタルや出会いコミュニケーションを組み合わせ作りこむプロセスのなかに意味がある。デジタル情報、ときにはマスコミも、出会いの具体と同様、手段として重要なのだ」と、まとめる。

有意義な討論であった。TVの意味も、マスコミのビジネスモデルが崩れているというよりも、対面情報とデジタル情報の中で、マスコミ情報の位置づけをどうするのかという、難しい課題のなかにあるのではなかろうか。【いやはや、凄い議論ですね。もし総長がこの議論に眼をとめていただければ感激する!阪大は凄い、楽しい。CSCDの授業を受けたら就職に有利というのは本当かも。就職だけではなく、人生や専門を活かす社会関係構築に有利?】

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2009年4月17日 (金)

【4/19ツーリズムメディエート論資料UP】

書を読みて地図を手に、19日、谷六交差点、近畿大阪銀行前に集まれ。雨天決行。今回から参加も、歓迎。しっかり、読むだけ読んどいて、地図も印刷して手にし、何食わぬ顔で、楽しく森栗漫談を楽しむのが、教養よ!参加者には、強要します。

資料、地図を添付する。「寺西家文化財長屋ブログ抜粋」

空堀地図(少し古い)「空堀東お宝地図」 「空堀西地図」

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彦根と長浜【4/18都市ツーリズムプレゼンup】

【業務連絡】18日は、長崎さるくで、日本の都市観光をまちなか歩きに変えた、茶谷先生がゲストで登場。今回からでもOK.。ご参加ください。至急履修を!CSCD事務局に、森栗がOK言うとったということで、期限後も受け入れる。午前は長浜と彦根の話をします。

19日のツーリズムメディエート論も次回からでもぜひ参加ください。4月5月忙しいですが、この機会に、どっと大阪の町と人間関係や異なる考え方にふれ、人間力をUPしよう。

「長浜と彦根ー鳥取はどうする?」

ある学生の受講動機に「CSCDの授業をとるとコミュニケーション力がつき、就職に有利との噂を聞いた」とあった。事の真偽はともかく、ご期待に沿うため、18日は、午前に「長浜と彦根」、午後に茶谷先生を迎えて議論 として、まちあるきに関するコミュニケーションを深めましょう。

お遍路、温泉は、次に回します。事前に資料を読まれた方、次の予習となりました。

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2009年4月15日 (水)

高松丸亀町商店街のびっくり

高松の丸亀町。中心市街地再生として駐車場経営、店舗の一体的マネージメントなど、先進地といわれている。歩いてまず驚いたのは、商店街組合が設置した、有機、産直市場「亀井戸市場」、夕方にはソムリエがワインを出すとか。Img_0528 有機の表示の徹底ぶりに驚き、思わず小豆島オリーブ油や野菜、柿酢を買ってしまう。

駐輪場。アーケードの中を自転車がスピードでうろうろするのは危険。ぶらぶら歩けないのは、困ったものだ。が、次に驚いたのは、1穴に200台は入るといわれる、エコサイクルの駐輪施設が商店街にあったことだ。Img_0532 ただし、自動で格納できる規格が決まっており、イレギュラーは通常の駐輪場におかねばならない。Img_0537 後ろ籠は無理なようだ。「地下には機能を、地上には文化を」との理想は、結構、難しい。しかし、丸亀町のチャレンジ精神は、よくわかった。

※亀井戸水神は、東京の亀戸水神とは無関係。高松城下後背湿地に湧水あり。水神を亀に擬せて祀るは、本邦、聖徳太子、四天王寺亀池を最初とする。東京は高松と同様、後発なり。これは、大阪を根源とした高松生駒氏の文化なり。何事も東京を元に考えるは、浅き思慮。大阪=高松、瀬戸内文化なり。Img_0534

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2009年4月14日 (火)

どっぷり昭和町参画急募【フィールドワーク論】

【事業名】 どっぷり、昭和町。
昭和町で昭和の日に昭和建築の文化財で昭和の文化を味わうおまつり
【日時】 2009年4月29日水曜日(昭和の日)  毎年昭和の日(4月29日)開催
【開催場所】 大阪市阿倍野区阪南町1-50-8 寺西家阿倍野長屋(文化庁登録有形文化財第27-0268)   大阪市地下鉄御堂筋線昭和町駅 近辺
【開催 目的】
① デジタル化された便利な現代には無い、アナログな人の温もりの必要性。

② 使い捨てのこの時代(大量生産、大量消費、大量廃棄)に価値ある木造長屋建築や庭、自然の必要性を再認識してもらい、使い続けることの価値を後世までこの文化や建造物を多く遺産していきたい。

③ 昭和という時代(戦前・戦後・高度成長)を再確認し、未来への道しるべに。

④ 昭和町というまちを大阪中・関西圏・日本中・世界まで認知してもらう。

⑤ 昭和町の地域貢献、お年寄りからお子様まで幅広く喜んでいただく。

⑥ 外部からわざわざ昭和町に来る人達を増やしたい。

⑦ 日本全国の昭和町にて【どっぷり昭和町】同時開催を目標。 全国に99箇所昭和町所在。

【役割】①人員整理・警備・案内役 (路上で会場間の通行の誘導・ライブ会場・講演会場)

②企業家ミュージアム・昭和時代の活躍企業のパネル展示の設置と説明

③なにわ伝統野菜ブースでのパンフレット配布

④落語会のお手伝い(お茶子、人員整理、整理券の配布、募金箱誘導)

⑤ガレージセール会場お手伝い(人員整理、チラシ配布)

【交通費・保険】ないです。

終わってからの交流会有り。参加学生は、大阪市立大学・阪南大学・大阪芸術大学・神戸女学院大学。

⇒フィールドワークの授業として参加する人は、森栗に一声かけて、参加。連絡先は、添付主催者まで。事後の観察・聞き書きを入れて、12月に皆に報告すべし。「doppuri-showachou2009.doc」をダウンロード

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宮田登編『現代の世相ー談合と贈与』小学館

宮本常一「対馬にて」『忘れられた日本人』に、宮本が古文書を借りたいと申し出たら、3日間談義し、世間話、家に寝に帰るなどし、あるとき、古老が「悪い人でもなさそうだし、借用書を書いて貸そう」「それでよろしゅうございます」となった。これを談合という。多数決ではなく、グループ議論も含め(根回し)徹底的に議論するあり方と宮田はいう(14-16頁)。今日のクレームだけはつけて、何も動かない地縁の状況を見るとき、徹底議論で全会一致という民俗は重要だと思う。

談合は共食と贈答によって担保されている。神に誓い、その神の下で食事をともにする(24-25頁)。今の住民組織には、この誓う対象、誓いを確認するすべがない。だからまとまらない。情報公開のために「通信」を全世帯に撒くというのは、一種の「誓い」かもしれない。現代の誓いは神に対してではなく、「交通市民会議」の平場で議論し、相互に誓うものかもしれない。こうなると、全体の意思をまとめあげるコーディネーター、神を依りつかせる神主が必要となる。くるくるバスで私が果たした住民の意思をまとめあげた役割とは、神主役だったのではないかと思いいたる。だから、交通工学研究会の技術賞は、私個人の受賞にせず、守る会と私との協同受賞にしたのだ。ともに受け、わかちあうことが重要なのだ。

民俗学だったから、宮本常一ファンだったから、民俗実践として交通市民会議方式ができたのかなあと、今にして思っている。

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2009年4月13日 (月)

ツーリズムメディエート論、フィールドワーク論

【業務報告】都市ツーリズム論では、長屋論が図面のみではわかりづらかったようだ。12日ツーリズムメディエート論で訪れた「暮らしの今昔館」には近世の三畳一間の裏長屋があり、はだか貸しもわかりやすい。来年からは、まちなか授業のすべては、暮らしの今昔館、適塾を必修としたい。昨日は、今昔館から中崎町界隈で食事、今昔館をそのまま現代化したような長屋街に若者の小店が並び、店舗の中で子どもが遊んでいる。コミュニティと外部からの若者がうまく融合して、新しいコミュニティができつつあることがわかる。素晴らしい。天神橋筋商店街から落語定席繁盛亭、天神橋から適塾、懐徳堂、道修町をまわる。Img_0527

緒方洪庵の教えを、大部屋で勉強して、洪庵の銅像と記念写真をとった。

【業務連絡】フィールドワーク論希望者は、可能であれば、ツーリズムメディエート論を履修ください。あと2回大阪をまわりましょう。ぼちぼち、向島、修学旅行受け入れサポート(神戸)、一国一商店街(大阪)についてお話します。神戸修学旅行の予定は、5/12(火)13-14時下吉田中学、5/19(火)11:20-15:30(富山県)クロスロード法活用、6/3(水)12-16時東可児中(愛知)、6/4(木)10-13時下関吉見中、6/12(金)11:30-15:30(岐阜)、9/17(木)9:30-13:00加納中(岐阜)・・・追加あり。

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2009年4月10日 (金)

4月11日都市ツーリズム論プレゼンを授業資料にUP

11日「都市ツーリズム論」のプレゼン資料「長屋と町家」「まちなか再生」をアップしました。資料論文「長屋の住み方の評価」「内外を融通する都市居住」は、武庫川女子大生活学方法の「宿題、読んで来い」論文です。

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本邦初、説教香具師、大学に現る

昨日、陽気に誘われ、不用本を学生に配布した。豊中学舎の中央通、ござをひろげて本を置き始め、「古本無料」と「CSCD森栗茂一」の看板を台車に貼る。たちまち人だかり。自己紹介とどんな研究変遷をしてきて不用本が出たのかを書いたチラシを一人一人に配る。拍子木を打ってさらに人を集め、十数人になった頃、CSCDの説明、研究変遷の説明、そして、「チベット放浪記セットはどうだ」「ルイスフロイス日本史はどうだ」とやる。

学部生が多いが、広く学ぶことの意味や、民俗学院生だが将来が不安という学生、なぜこんなことをするのかと訊いてくる理系学生に丁寧に説明する。「本は所有することに意味があるのではなく、使ってこそ意味がある。モノを人とシェアし、こうしてコミュニケーションするなかで、勉強しようという学生も出てくる。桜花の下はもうひとつの教室だ。街に連れて行き考えることも授業。こうしてキミと今話し込んでいること、これって授業以上にすごい教育やと思わん?」「文系にも意味はある。自分一人くらいは食べていける。そのくらいの器量がなきゃ。その場その場で自分の活かし方はある。私みたいに、民俗学からはじまって、どんどん分野を変える(2+2+2+2+2)の人がいても良い。一つのことに打ち込む(9+1)の人がいても良い。大切なことは、人はあまり差がなく、みんな10点ちょぼちょぼ。異なる個性の人と関わり、学びあい、支えあうことで、自分が活かされる。心配せんと、しっかり勉強しようね。民俗学ってすごいんだよ」

経済学部の学生がいると、「計量が主流だからこそ、社会の基本に目を配る余裕が必要。柳田國男は、民俗学をルーラル・エコノミーと主張した。文化の深みから未来の設計図・組み立て、経済を考えた。経世済民、経済の本質や。嘉田知事は「なつかしい未来」と言っている。計量の技術は絶対必要。でもそれをどう活かすか、社会をどうみるか、そんな創造的な専門家になってほしい。この本、どうだ」。こんな議論をキャンパスの道端でしていたら、古本の間、ござの上にひらひらと花びらが舞い降りてきた。

子どもたちの希望7割、不安3割。本というものを通じて、ともに語り合う美しい風景であった。みんな頑張れ、大丈夫だ。街に出よ。そして書を読め。語り合え。桜の下、学生のキラキラした眼と場を共有していると、良い商売だなあと思う。題して、説教強盗ならぬ、説教香具師.

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2009年4月 8日 (水)

幹線道路8kに沿って自転車を走らす

大学院共通科目のガイダンスに吹田キャンパスに行けというが、連絡バスは8日から。たまたまパナソニックの最新軽量自転車が手に入ったので阪急石橋の阪大豊中キャンパスから、中国縦貫道:大阪中央環状線道路に沿って、千里万博公園北の阪大吹田まで9kmを自転車で行った。

片側3斜線の大きな道なのに、突然歩道がなくなったり、突然階段になったりする。千里ニュータウンの中は通りやすいが、通行量も少ないのに信号が多く、停められる。新型アシスト付自転車なので、こぐ力の2倍の加速がされる。問題は坂だけではなく、歩行者や自転車のことを考えた道路づくりがなされていないことだ。

都合、40分かかった。連絡バスが15分だから、学内連絡バスがあるときは自転車は使わないだろう。ちなみに、石橋ー十三ー北千里40分270円(+徒歩15分+15分)。モノレール柴原ー阪大病院20分、360円。これからは、自転車の停め場所、自転車道を考えたまちづくりが必要であろう。それにしても、モノレールは高い。何で、大阪府が経営すると高くなるのか。せめて、閑散期間は自転車が乗るとか、サービスを考えねば活用しづらい。

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2009年4月 7日 (火)

エリアマネージメントの先進事例とその課題―特区および高島平モデルから

【告知板】都市住宅学会関西支部総会記念してフォーラムをします。入場無料。一般歓迎。学生大歓迎。

エリアマネージメント・コミュニティの活性化に個別の妙手はありません。全国で展開する新潮流とその旗手に学び、地域課題を明確にして挑戦することではないでしょうか。そういう意味で、都市住宅学会関西支部では、内閣府におかれまして特区の創設・運用に長年関わってこられた服部敦先生と、学生の参加・地域通貨で高島平団地の再構築と持続マネージメントを先導的モデルにされた山本孝則先生に、話題提供をしていただき、米国の大学と地域まちづくりに詳しい気鋭の研究者:近藤民代先生(神戸大)にコメントをいただきます。

開催日時:平成2122日(曜日) 13:15~130(終了後、懇親会)

開催場所:住まいの情報センター3Fホール(大阪市天神橋筋6丁目駅北改札右と地地下でつながっている)

出演

趣旨説明 積水ハウス設計部長(都市住宅学会関西支部 常議員) 前田雅信 

特区を利用した地域活性モデルの先進事例と課題 内閣府近畿総括本部・中部大学教授 服部敦 氏

高島平の多世代マネージメントについて 高島平総研 高島平再生プロジェクト統括責任者  山本孝則 氏

コメンテーター 米での大学ベース型コミュニティデザインとの比較から見えるもの

神戸大学大学院工学研究科建築学専攻准教授 近藤民代 氏

コーディネータ 大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授 森栗茂一 氏(都市住宅学会理事)

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2009年4月 6日 (月)

褒貶毀誉委世評の日々

キャンパスに学生が戻り、ブログも多くの方に目にされる。ここで学生に一言。

大阪外国語大学が単科大学として生きていくのは、極めて困難であった。こうしたとき、語学学校ではなく改革をして語学をベースに多様なディスプリンを展開する大学を作るというA学長の改革路線は、その苦労に耐えかねた多くの語学教師によって退けられ、ひたすら語学だけを何とか守ろうとする保守反動が強くなった時期があった。こうなると、語学でない私は、無用無能と位置づけられた。仕方ないので、早期退職も覚悟してお遍路に出たのであるが、そのとき座右にしたのが、「褒貶毀誉委世評 (褒貶毀誉〈ほうへんきよ〉は、世評に委す)」である。(反軍演説で議員失格した斉藤隆夫の言)

世の中は道理のようにはいかない。むしろ、改革せねばならぬときに後ろ向きになり、どうしようもないまま自滅するのが、組織の末路である。そうしたときの個人の葛藤を支える意識として、凛としてこの言葉を秘めて、生きていきたい。仕事があるかないか、有利か不利か、そんなことよりも、何のために生きるのか、何のために研究するのか、誉める言や謗る言に惑わされず、しなやかに自らの道を行きたいものである。

ついでに一言、天網恢恢疎而不漏(てんもうかいかいそにしてもらさず)悪の栄えた例無し

【業務連絡】本日、夕方15時?~、豊中キャンパス実践センター前大通りにて、古本の叩き売り(タダですが)をします。香具師コミュニケーションをご堪能ください)

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2009年4月 5日 (日)

さくらやまなみバス開通・山口センター開設記念式典

西宮市街地と北部山間郊外を結ぶさくらやまなみバスが開通した。

地域には自治会が立てた「みんなで育てよう さくらやまなみバス」ののぼりが各停留所、街角にたち、「さくらやまなみバス 乗ってみんなでまちづくり」の大弾幕もある。Img_0524_2 Img_0523Img_0525

バスのデザインも美しく、このバスが走って、西宮の町がさらに美しくなった。バスを作ろう、バスを走らせろ!ではなく、みんなで育てよう、乗ってまちづくり、バスでまちをデザインしようという点がすばらしい。バスは、バス内で出会い、出かけて出会い、訪れて出会うコミュニケーション、まちづくりのツールであって目的ではない。

まもなく、平地よりは少し遅い沿線の桜が満開になる。一度、阪急西宮北口、夙川、JR西宮、阪神西宮(国道西宮戎)から乗ってみてください。ゴルフ場経由が美しい。帰りは有馬温泉。最近は、飲酒運転禁止もあり、ゴルフ場もこのバス誘致に協力している。役所の封筒にも、みんなで育てようさくらやまなみバスと印刷されている。みごとな協働である。このバス路線は、必ず成功する!

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2009年4月 4日 (土)

都市ツーリズム論・交通まちコミ 関係資料を授業資料にUP

【業務連絡】関連ブログは、ブログ内検索をかけて参考としてみておくこと。以下は、教科書として読んでおくこと。その上で、ぜひとも受講下さい。副専攻科目として、また自らの研鑽のため。日本で唯一、文学博士から交通まちづくりにまでコミットした、森栗のまち歩き、講義、お遍路を聞くのは、大阪大学の最大の利点の一つです。

【都市ツーリズム論】4月11日 長屋の住み方内外を融通する都市居住 西山卯三『住み方の記』

4月18日 見えない都市遺産 、茶谷幸治『まちあるきが観光を変える』、 遍路公共交通会議日本民俗学遍路

4月25日 向島開かれたコミュニティ 玉川温泉 『たすきがけの由布院』

5月9日 森栗『神戸ー震災を越えてきた街ガイド』岩波ジュニア新書

【交通まちコミ】4月13日プロフィール・履歴など

4月20日 月刊福祉マイバス くるくるバス『交通工学』 

4月27日 交通と生活学

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2009年4月 2日 (木)

梅渓昇『緒方洪庵と適塾』

福沢諭吉、大村益次郎、佐野常民など、動乱の時代にあって、語学・蘭学を通じて地域医療に、さらには近代日本の担い手を育てた教育者。大阪につくし、大阪で弟子を育て、大阪を愛した学祖洪庵先生に関する入門書。何のために学するのか、若者は読むべし。

ツーリズムメディエート論、フィールドワーク論受講者は、必ず添付を熟読して参加ください。適塾で唱和したい。

内容は、医の世に生活するは人の為のみ、病者に対しては貴賎貧富を顧みることなかれ 、病者を以って正鵠とすべし、意を用いて病者に信任せられんことを求むべし、詳らかに筆記するを課定とすべし、学術卓越すとも言行厳格なりとも斉民の信を得ざれば其徳を施すによしなし、決して他医を議することなかれ、など、医学のみならず、学を志す者の、心せねばならぬ必戒である。口に出して読んで、身震いするような内容である。File0008

ダウンロードして印刷ウィザードでフル印刷可能。170%くらいで、横印刷でうまくいきました。当日は白黒印刷を、私が持参します。

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2009年4月 1日 (水)

大阪大学総合学術博物館カフェテリア

大阪大学総合学術博物館カフェテリアが、近所のおばちゃんにブームだという。ランチプレートが安くてうまい。作りたて。少し時間がかかるが、博物館ショップで阪大グッズや阪大ブックレットでも手にして待てば良い。

待兼山の里山を散策し、昼食に出かけた。木漏れ日の中での食事はうまい。かつては、避病院(対コレラ)があったとも池田市史民俗調査の折に聞いたが、詳細は近代編の記述を待ちたい。戦後、医療技術短期大学部の本館となった建物は風格がある。博物館は無料、マチカネヤマワニや薬草標本などがあるというが、まだ入ったことがない。無料なので、ぜひ訪れてみたい。Img_0515

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