一声かける勇気
「勇気を出して言ってみよう 言葉に出して言ってみよう」。黒柳徹子のジェネリック薬品の宣伝ではないが、これが難しい。
先日、CSCDの移転完了お披露目会があり、研究室の4階から、お客様を6階の会議室にご案内しようとエレベーターのボタンを押した。すると、停まったエレベーター室内には、総長・研究科長以下、お客様数人。私が息をのみこむ間に、ご案内したお客様が顔見知りなのか皆様にご挨拶。私は、一言、「ようこそ」「ご苦労様です」、せめて「こんにちは」となぜ口に出せかったのか、未だに悔いが残る。
大阪市天王寺区の地域づくりのワークショップで、高層マンションの町会組織率が悪く、連絡・コミュニケーションがとれないという。ある町会長が、声かけしたところ1棟まるまる加入してくれたという。勇気を出して、ニコッと笑って声かけする。簡単なことのようだが、これが難しい。役所は建築確認が出されたら、その情報を町会に伝えてほしい。はやめに覚悟して声かけすれば、業者はパンフレットに町会費を書き込むという。
知らぬ者どおしのコミュニケーションの第一歩の声かけには、早めの情報、覚悟が必要。
知った職場内の声かけは、簡単なようで難しい。勇気以外にない。仕事の効率、危機管理・・・。挨拶の一言は、意識的にすべきものであろう。最初、気味悪がられても、3日もすればOK。勇気を出して口に出してみよう。口に出さずともわかるはずというのは、勝手な思い込み、甘え意外の何者でもない。
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