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2009年3月 8日 (日)

長森宏恭「宗教的背景に因る労働観の相違と相互理解への課題

12/9ブログ:宇沢弘文『社会的共通資本』から学ぶことでは、フリードマン的グローバルスタンダード自由主義経営を批判した。金融危機以後、自由主義経営は破綻し、厳しく批難されている。こうしたなか『立命館ビジネスジャーナル』voi2,2008に、興味深い論文が掲載された。著者は、パナソニック電工のビジネスマン、雑誌はビジネスジャーナル?内容は、日本的経営の再評価なのであるが、視点がユニーク。

アニミズムに基礎をおき、八百万の神を認める日本のムラ的経営は、個々の多様性を認めるチーム行動に有利という。

確かに、優秀な人は、いくらかはいるだろうが、人間、お互いちょぼちょぼ。むしろ、多様な個性の人間を最大限に活かし、チームでマネージメントしながらすすめるほうが、ものづくりには有利なのだ。

昨日、大阪大学のルーツの一つである「浪速の華ー緒方洪庵物語」が放送されたが、洪庵の師匠中天游のセリフに、「世の中を変えるのは人の心、武力ではない」「学問は世の為に役立てること」とあった。

天才かどうかはともかく、特定のCOEがガッポリ儲け、多くの人が路頭に迷うような規制緩和は、多くの社会共通資本(教育、医療福祉、歴史景観、地方経済)を破壊しただけでなく、人々の心を傷つけ、犯罪の増加、自殺者の増加に拍車をかけた。これでは、良い世の中はできない。まさに、中谷巌「竹中君、ぼくは間違っていた」

私たちは、もう一度、個々の多様性を認める、ともに創り上げる社会を、一人一人の心に呼掛ける必要がある。こんな時代の先を見すえた議論を、ビジネスマンがビジネス雑誌に投稿していること自体がすばらしい。

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