ゴミ有料化を賞賛する
2月に研究室が箕面から豊中学舎に引っ越す。恥かしながら、研究室に持ち込む本や資料を整理していると、整理し切れていない資料の山の下から、雨ざらしのシミが残り(右肩)、カバーも汚れた、回転座椅子が現れた。曲げてもストッパーが利かず、捨てようと思いつつ捨てられず未整理山の盤になっていた。
いざ捨てようと思うと、西宮市は有料。回転椅子は600円のシールを買わねばならぬ。「エッ。重厚な回転椅子でもないのに…」。環境局に訊ねようかと思ったが、どうせ「600円は600円です」と、にべもなく言われて、カチンとくるに決まっている。そこで再検討。真新しいカバーをつけて、壁にもたれかけさせて使うことにした。
モノを次々消費することだけが豊かではないとは、理屈ではわかっていても、モノを活用せず、気が離れれば捨てようとする。モノとカネに追われる生活は、「百鬼夜行」と同じく、粗末に扱ったモノがつくも神となって襲ってくる様に似ている。反省自戒をこめて、ゴミ有料化は素晴らしい。西宮市環境局はエライ!
(愛媛県立博物館所属「百鬼夜行絵巻:江戸時代)引用:http://rekihaku.jugem.jp/?day=20070816 鍋・杓子・五徳・すりこぎの化け物)
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