学部ゼミ、堺の町衆に指導を得る
堺市の中心、山之口商店街の夢庵で、自転車を活かしたまちづくりの発表会をさせていただい。地元、夢倶楽部の皆様、休日にもかかわらずかけつけていただいと堺市観光部長、観光コンベンション協会事務局長、同和田会長(元代議士)、それに一般参加として参加いただいと社会システム研究所研究員の皆様には、お礼申し上げます。また、同時刻、定期講談席にお越しの旭堂南陵師匠には、出演前に、交流の時間を賜りました。
子ども乗せ自転車レンタルなどのアイデアは評価されたが、観光レンタサイクルの提案なら、乗り捨て自転車の運用なども含めた提案であるべきだとの議論がなされた。また、歩道上の歩行者・自転車分離の設置物が危険との学生の指摘には、歩道を拡幅したときの自動車歩道乗り上げ停車という、やっかいな問題があったとの、厳しい現実対処の説明がなされ、学生が悩む場面があった。
そもそも、放置自転車をどう対処するのかといった議論ではなく自転車を活かしてどんな町をつくるのか、もっと大胆なアイデアが欲しいと、厳しい指導をいただいた(写真は、終了後、神妙に伺う学生と、それを取り囲む学生)
学生のつたない発表に真面目に対応いただき、暖かく受入、事後の呑みニケーションまでお招きいただき、感謝。中身が自由でなく、現実対応、個別具体論になったのは、指導者の器の狭さ故、反省する所が大きいが、学生にとっては、一生忘れることのできない、大切なご指導であった。
堺って、外の風を軽く受け入れる、とってもいい町だなあと思った。内部、市民どおし、市民と行政との議論は、どこの町にもあるように、そううまくはいかないが、こうした学生が町に入り込むことで、町の中に小さな風が吹いたらいいなあ・・・と思った。
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