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2009年2月

2009年2月27日 (金)

2009年シラバスUP【授業宣伝】

2009年のシラバスを「最近の授業の成果」に、2009syllabus としてupしました。

本来はCSCDのページで公開されるものですが、個人的な問い合わせがあり、掲載します。

授業は、①交通まちコミュニケーション(座学:月曜2時間目豊中【春夏】、月曜3時間目吹田【秋冬】、月5時間目箕面【通年】、②大阪まちなか発見・まち歩き・都市ツーリズム・参画・発表:中之島センター【4・5月休日、相談10月4日、12月20日発表】、③お遍路(座学:中之島、ミニ体験、遍路ころがし)【6・7月休日】

■社会人の参加を期待します。年齢・資格を問いません。関西語でおこないます。英語・東京語は使用しません。あなたも、大阪大学大学院で多様な大学院生たちと、一緒に教室で、現場で勉強をしませんか。入学試験はありません。詳細はCSCD事務局まで。3月某日にHPがアップされます。修了証が授与されます。

■基本的には、教養力・現場力・コミュニケーションデザイン力・メディエート力養成、社学連携のための大学院全学共通科目ですが、2009年2010年、必要があればその次まで、外国語学部開発環境講座過年度生のカリキュラムとしての参照履修を妨げませんし、学部実習・野外実習・開発環境論(夜間主・昼間もOK)としての参照履修を妨げない。楽しく勉強しましょう。留学から帰ってきても、温かく迎えます。ご安心ください。ただし、詳細は事前にご相談ください。ご相談のない場合は、開講していないことがあります。

参照履修=大学院・学部合併授業ではない。大学院授業を参照活用しながら、学部独自の教育指導を行うものである。「どない、ちゃうねん?」とご質問のある方は、学生番号・氏名を名乗り問い合わせください。

■大学院生は、積極的に受講下さい。2009年は、箕面でも豊中でも開講します。現場や多様な学び、異なる専攻の学生との議論・対話、出会い。応用力・現場力のある専門家として、阪大生は、企業・行政・現場に好評(に違いない)【とくに、私の授業を受講した人!】。

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2009年2月26日 (木)

叩き売りの口上

引越しにともない、古い本が整理できた。民俗学から都市民俗、差別論からジェンダー、震災復興まちづくり・向島との連携からコミュニティづくり、NPOから協働・CSR。協働型交通計画から交流型観光・四国遍路。不要な本がたくさんでた。捨てるのも惜しいので、4月に古本市をして学生に撒こうと思う。どうせなら、香具師の口上で撒こうと考えた。

さあさ、嬢さん、お坊ちゃん、入学おめでとう。御用とお急ぎの方もお立会い。梅田離れて中津を過ぎりゃ十三のネーちゃん、三国の渡し、ぼく・わたし。しょうーない(庄内)駄洒落は、ソネット(曽根)で唄い、おっカー待ち(岡町)よと夜中に(豊中)にホタルが池で立ちションベン。とーっと北摂池田の町へ・・・。

(ドン、ドン、ドン)「じんべいはん、じんべいはん、猪肉分けてもらえまへんか」「こんな、夜中に誰や。あんた、石橋へ行くんとちゃくか?」「おっと、うっかりハチベイ」

とって返して石橋駅、春の新入生で阪大坂 その道中の陽気なこと【音曲】

ここに取り出しましたる文庫本、そこにもここにもあるという古本じゃない。かの有名なまちづくりの権威が、苦学の文系学生のときに閃いたという代物。梅田の阪急デパートでは1000円は下らないという代物。今日は入学祝、学内でカネをとっては、これ(首を切るしぐさ)だっせ。身分に関わる。本日は、タダ。もってけ、勉強しろ!

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2009年2月25日 (水)

大阪市CSRマッチングセミナーのお知らせ

こむりんくセミナー2009「住民・企業・NPOが育む、地域に根ざす社会貢献」

日 時/2月27日(金)

会 場/大阪市立社会福祉センター3階第1会議室 

定 員/100人  参加費/無料

第1部 14:30~15:30 講演会 森栗
第2部 15:45~17:00
パネルディスカッション「地域で動く、住民・企業・NPOのプラットフォーム」

大阪市中央区で、企業を中心にしつつ、NPO、学校、福祉施設など多様な主体の参画も得て、地域貢献活動の実践を積み重ねている取り組みがあります。それぞれ立場が異なる中、どういったところで線や点、あるいは面でつながるのか、その意味や価値について考えます。

○パネリスト 

 中央区渥美地域 保健・医療・福祉ネットワーク推進員 飯田 綾子氏

 中央区フィランソロピー懇談会代表幹事 尾崎 実氏(富士ゼロックス)

 NPO法人まんぼう代表 西村 マコト氏

○コーディネーター
大阪市ボランティア情報センター副主幹 長﨑 尚史

<申込先・問合せ>

大阪市ボランティア情報センター

〒543-0021 大阪市天王寺区東高津町12-10市立社会福祉センター内

TEL 06-6765-4041 

FAX 06-6765-5618

Eメール ocvic@osakacity-vnet.or.jp

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2009年2月24日 (火)

誕生日、血液型、色相性と豚キムチ丼

職場の同僚の女性が、同じ6月26日生まれ、A型だ。ワークショップで好きな色を選んだら、二人とも緑だった。血液型性格判断など非科学的というのが常識。しかし、血液型性格判断の正当性を証明することが困難なのと同様、血液型による性格類型がありえないという証明も、これまた難しい。

以前、臨死体験や臓器移植の可否の議論のとき、「魂があるかどうかは証明が困難だが、同様に魂が存在しないことを証明するのも困難。ならば、魂があると考えるほうが豊かなのか、魂が存在しないと考えるほうが豊かなのか?問題は存在証明ではなく、存在の意味認識にある」と、カール・ベッカーさん(京都大学)は述べられた。血液型性格や色相性・誕生日性格判断も同様だ。彼女とすべて一致しているという現実を楽しむことが重要で、信じ込む必要もないのと同様に、言下に否定する必要もない。誕生日、血液型、色相性の一致を、相互の信頼関係のツールとして、楽しめば良い。

昨日、食堂で私が豚キムチ丼を食べようとすると、向こうから、豚キムチ丼を盆にのせた彼女がやってきた。「えっ!」と大笑い。 何で、数ある大学食堂のメニューで、豚キムチ丼になってもたんやろう?ぼくは、たまたま食券自販機のメニューが目についただけなのだが・・・。

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2009年2月23日 (月)

学部ゼミ、堺の町衆に指導を得る

堺市の中心、山之口商店街の夢庵で、自転車を活かしたまちづくりの発表会をさせていただい。地元、夢倶楽部の皆様、休日にもかかわらずかけつけていただいと堺市観光部長、観光コンベンション協会事務局長、同和田会長(元代議士)、それに一般参加として参加いただいと社会システム研究所研究員の皆様には、お礼申し上げます。また、同時刻、定期講談席にお越しの旭堂南陵師匠には、出演前に、交流の時間を賜りました。Img_0431

子ども乗せ自転車レンタルなどのアイデアは評価されたが、観光レンタサイクルの提案なら、乗り捨て自転車の運用なども含めた提案であるべきだとの議論がなされた。また、歩道上の歩行者・自転車分離の設置物が危険との学生の指摘には、歩道を拡幅したときの自動車歩道乗り上げ停車という、やっかいな問題があったとの、厳しい現実対処の説明がなされ、学生が悩む場面があった。

そもそも、放置自転車をどう対処するのかといった議論ではなく自転車を活かしてどんな町をつくるのか、もっと大胆なアイデアが欲しいと、厳しい指導をいただいた(写真は、終了後、神妙に伺う学生と、それを取り囲む学生)Img_0432

学生のつたない発表に真面目に対応いただき、暖かく受入、事後の呑みニケーションまでお招きいただき、感謝。中身が自由でなく、現実対応、個別具体論になったのは、指導者の器の狭さ故、反省する所が大きいが、学生にとっては、一生忘れることのできない、大切なご指導であった。

堺って、外の風を軽く受け入れる、とってもいい町だなあと思った。内部、市民どおし、市民と行政との議論は、どこの町にもあるように、そううまくはいかないが、こうした学生が町に入り込むことで、町の中に小さな風が吹いたらいいなあ・・・と思った。

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2009年2月21日 (土)

浪速の華ー緒方洪庵事件帳

大阪大学の起源のひとつ、適塾を開いた洪庵のドラマがNHKで放送されている。洪庵をサポートする町を守る闇の組織「在天別流(ざいてんべつりゅう)」は、難波宮以来一千年の長きにわたって町を守り続けたという設定。表の顔は四天王寺の雅楽統領。事実、四天王寺には、四ヶ所非人の拠点があり、また庶民の衛生を支えた悲田院があった。フィクションだが、故ある設定である。

洪庵が何故、命をかけてそこまでやるのかと問うたとき、“江戸には将軍、京都には天子様がある。この「天下の台所」を守るのが我らの誇り”と。洪庵は、医学を持って、町を守ることを志す。

人は、誇りで生きる。ケアすることや、ましてや無料をばらまく事が福祉ではない。人々の存在を認め、人々に誇りを持たすことこそ、究極の福祉である(NHKクローズアップ現代、毒蝮三太夫氏)。毒蝮やきみまろの毒舌は、高齢者をケアするのではなく、かまうことで、その存在を認め、人々に生きる誇りを与えているから人気がある。高齢者交通費を無料にする敬老パスは、高齢者を重荷と位置づけ、高齢者に肩身の狭い思いをさせる無策である。

現役も、退職後に地域に貢献する元気高齢者も、一緒になって、大阪を支えたい。京都には天子様、皇室はなくとも伝統がある。東京には江戸以来の権力がある。大阪は、誇りを持った庶民が支えるしかない。医学で貢献する者は医学で、私のように教育で貢献する者は教育で・・・。大阪大学は、個々が市民と一緒になって大阪の町を支える誇りを持ちたい。これが、大阪大学のUSRであり、社学連携ではないか。

どんどん学生や先生方が大阪の町で活躍するようにできたらエエなあ・・・。ねえ、平松市長!

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2009年2月20日 (金)

堺市自転車まちづくり発表会

22日(日)午後 山之口商店街(阪堺大小路下車東すぐ)の夢庵で、地元の方に参加願い、自転車を活かしたまちづくりの発表会をおこないます。

◆自転車を活かした観光コース◆子ども載せ自転車の普及施策◆堺東駅前不法駐輪対策の手法検討◆自転車に配慮した道路配分◆阪堺電車と高架浜寺公園駅の連携化◆

お気軽にご参加ください。準備の都合があります。可能であれば、本日午前に、06-6850-6639森栗研究室まで、ご連絡いただきますと助かります。もちろん、突然の語訪問も歓迎します。

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2009年2月19日 (木)

引越し:研究室のまちなか博物館化

研究室が箕面から豊中学舎に移った機会に、本資料・書籍を、ポリシーに基づく研究遍歴をもとに、整理した。

入口を入ると、第1番目の棚に民俗学から、職人・土木技術伝承。2番目が、都市民俗、差別、近代化と環境問題、ジェンダー。3番目の棚が震災復興まちづくり、向島となる。4番目が、コミュニティ、まちづくり、建築・住宅、生活学。5番目が、現状の研究と授業に関するもので、交流型観光、交通、お遍路となっている。他に、卒論・修論指導の鳥越憲三郎先生(人類学、古代史)の『おおいなる邪馬台国』とかの棚、リライト・ゴーストライトした若尾五雄先生(土木技術民俗)の『鬼・金属・鉱山のフォークロア』などの棚、構造人類学を創ったレビストロースの一番弟子川田順三先生の棚、博士論文を申請した宮田登先生(筑波大:週間宮田と呼ばれる速書。死亡記事は全新聞に大きく報じられた)の棚、延藤安弘(千葉大:幻灯会講演によるコミュニティづくりでファンが多い)の『まち育てをはぐくむ』などの棚 がある。

その奥に3畳をひき、定本・全集・自分の書いたものを並べた。畳でお茶を飲んでいると、落ち着く。物事をすすめるには、ポリシー、リテラシー、デリカシー、だと聞いたことがある。博物のような研究を整理し、狭い中での落ち着きを、4月のグランドオープンまで、ゆっくりと創ってみたい。

みなさま、ぜひお越しください。阪急石橋駅徒歩10分

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2009年2月18日 (水)

村上春樹流に平松市長に具申

村上春樹さん:「高い壁」とそれにぶつかって割れる「卵」があり、たとえ間違っていたとしても自分は「卵」の側に付く(エルサレム賞受賞スピーチ)をもどき、近代美術館建設に関して市長に申し上げます。

市民は、近代美術館に関して、トップダウンの正しい議論があり、一方で方向が間違った多様な住民議論があったとすれば、市長は後者を育てることを考えるべきです。その有力な手段が公約の情報公開である。堺市のLRT議論も、その正否よりも、充分な議論を避けてきたことに問題がある。

官僚と議員の政策能力・責任感の低下が市民をいらだたせるとき、市民はヒトラーや小泉支持に動くが(H知事?)、市民が本当に欲しているのは、政策決定への議論の場、議論の透明性である。

この視点で、昨日の公立博物館に関する地方独立行政法人に関する私の見解を読み直していただきたい。御堂筋イルミネーションの政策評価はともかく、はたしてどれだけ府民議論があったか。ここが問題である。

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2009年2月17日 (火)

公立博物館のマネージメント

山西良平「公立ミュージアム経営の新たな可能性」『CULTIVATE』33、文化環境研究所。

小さな政府、民営化、規制緩和のなかで、公立博物館も、従来の教育委員会管轄、文化財保全、教育施設では、通らない。ときに官僚化、非効率が指摘された。地方自治法改正以降、指定管理者制度が導入されつつある。

指定管理者制度は、ともすれば、入場者数、収益率、人件費率等、効率化だけで判断されがちであるが、長崎県歴文博・長崎県美では、指定管理のプロセスで、行政も都市政策における博物館のミッションを明示してプロポーザルし、エントリー側もまちづくりとの関わりで提言することになったという{「都市政策との連動がまちに交流とにぎわいを生み出す」『々』}、結構なお話もある。

しかしながら、継続性のみならす、多様な参加をもとに、ミュージアム群を活かしたまちづくりを試みようと思えば、大阪市が国に特区申請しているような地方独立行政法人という手法も、政令指定都市においては、可能性のある注目すべき挑戦である。

≪以下、個人意見》ただし、まちづくりにおける博物館群(大阪市の場合は近代美術館企画も含め)のビジョンと企画・評価に関して、単なる専門家だけではなく多様な主体(市民、NPO、アート以外の専門家【たとえばまちづくりとか】、会計士など)の議論を担保するプラットフォームが必要であろう。博物館という社会的共通資本は、こうした議論の場の担保なくしては、まちづくりの武器にはなりえない。そういう意味で、博物館政策は、観光と並び、都市政策、市長部局に置く都市もある。20世紀型縦割りで、観光を経済局に、博物館を教育委員会に入れておくようでは、大交流時代、都市間競争の時代に、遅れをとることになるのではないか。

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2009年2月14日 (土)

オモデン、いちごデン、タマ駅長

和歌山電鐵へ、タマ駅長ご拝眉に行ってきた。 あいにく、3人とも丸まって眠っておられたが、駅長帽が証拠。貴志駅から徒歩10分でイチゴがり。歩道がなく、住民のクルマがひっきりなしで、ゆっくり歩けないのは残念だが、良い村だ。

Img_0414おもちゃ電車(オモデン)は、多数の子どもが乗車し木のごちゃごちゃ感のデザインでくつろいでいるのに、驚いた。

いちご電車も、外装は白い派手なイチゴだが、木の内装が落ち着く。座席のイチゴ模様がすばらしい。

わかった。和歌山電鉄は、夢を美しくデザインしているのだ。いつかビジターの夢、評価が、地域の暮らしを、クルマに頼りすぎなないように変える日を期待したい。

Img_0422 Img_0426_2

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2009年2月13日 (金)

横浜馬車道はこれで良いのか

Yokohama_daiichi_bank_1 横浜の根幹、馬車道の景観は、旧横浜銀行本店(現在は高層ビル下の文化意匠として残されている)や帝蚕倉庫、古いビル群、鐘楼である(道路右が意匠の側面)。Img_0126

電線も地中化され、赤レンガ建物も合同庁舎の前(道路左側)に残されている。ところが、大型車がひしめけば、意匠も文化もあったもんじゃない。【計画した人は満足しているだろうが】「こんなんでエエンか?」と思って、合同庁舎の裏にまわると、ほとんどの倉庫は潰され、集合住宅と駐車場になっている。ガワや意匠を残しても、横浜の誇りや港の歴史に敬意をもったまちづくりをしなければ、結局まちは、消耗品になってしまう。Img_0132Img_0135 

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2009年2月12日 (木)

植物で目隠しする神楽坂

Img_0059 神楽坂(東京)で気づいた。古いビルは、表を枕木と植物で飾ることで、通りに風格ができ、坂道や曲がり道など人間的な界隈が、美しく見える。個別のビルだけではなく、町としてそうした枕木や植物を統一して使用するのは良い。

電柱地中下が経済的に難しいなら、電柱下部のコンクリート柱を薄木で覆うとか、植物で囲う手もある。電設・電話作業にはめんどうかもしれないが、地域景観に貢献することを拒否する電力会社・電話会社はあるまい。Img_0065

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2009年2月11日 (水)

青森の中活は連続市民まちづくり

2月10日、大阪府都市開発促進協議会の講習会で、青森の中心市街地活性化の仕掛け人、いや、日本の中活の地場商人代表のひとりとして著名な、加藤博さんと住民協働型交通まちづくりの森栗とがジョイント。聴衆も主催者も、何より当人が面白かった。

期せずして意見一致。二人とも、生活者の視点に立って、誇りが持てるまちづくりとして、長崎さるくをあげ、市街地人口の集約を住民協働、ときには住民が地域経営せよとうったえた。森栗は、そのとっかかりとして、ビジョンの共有をとき、加藤は連続議論、立ち止まっちゃいかんと説いた。内でのコミュニケーションの創造を、行政・市民・事業者のコラボレーションですすめ、ビジター(外)とのコミュニケーション(まち歩き交流型ツーリズム)の必要性を指摘した。

富山は、市長のトップダウンで現状の拡散型市街地を公共交通を整備、シフトさせることで中心市街地の活性化を求めた。青森は、地場商人主体で人口・施設の駅前集約をすすめ、通年観光の施設を創るという。

そこで提案

①チーム青森のカーリング練習場(見学席付)を駅前につくれば、私は行きたい。

②新幹線開通後、新青森駅ー八戸は自治体の出資する第三セクターになる模様。ならば、商売下手な役人や元鉄道会社員に計画、運行、運営させるよりも、経営だけは、この中心市街地活性化のまちづくり会社に委託せよ。市民の参加ではなく、まちづくり会社に経営を全面委託するのだ。それが無理なら、せめて、青森駅の営業、加えて市街地のバス路線は、まちづくり会社に任せてはどうか。交通局に赤字補填している予算をにらみながら、効率的な使い方として、ここまで実績のある日本一のまちづくり組織を使わない手はない。

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2009年2月10日 (火)

職業詐欺と安全なまちづくり

「職業詐欺:振り込め詐欺犯、追跡120日」(NHK)は、小泉規制緩和で、大企業も中小も、エリートが他のエリートや派遣を、いとも簡単に切りすてる格差社会ができてしまったことが、振り込め詐欺の根源にあることを示した。かんぽ問題や村上ファンドのように濡れ手に粟の億万長者ができる一方、切り捨てられた人々が、裏のエリートを頂点として、派遣を裏の従業員として組織化すれば、犯罪会社ができる。いくら素人が防衛しても、プロはあの手この手で「オレオレ」と勝つ。大切なことは、人を簡単に切り捨てる、後は自己責任だという社会を作ってはいかんということだ。最低限の生活保護や再チャレンジ教育は、人権保護という意味だけではなく、安心して暮らせる社会を作るためにも重要なのだ。

外国語を語る集団の犯罪もある。外国人差別意識を使った日本人犯罪者の活動かもしれないが、外国人犯罪集団もある。職を失った外国人子弟の学校支援、義務教育における日本語教育支援は、外国籍住民の人権のために必要なだけではなく、お互いが安心して暮らせる町・社会を作るためにも必要なのだ。

少し話題は変わるが、カーシェアリングやクルマに頼りすぎない低炭素都市をつくるということは、地球に優しいというだけではなく、地球負荷をかけずに暮らす安心感のなかに暮らすという意味もある。低成長時代の都市開発は、特別な特徴よりも、安心して普通の暮らしが出来る街をいかにコーディネートしていくかではないか。

本日、大阪府下のまちづくり担当の方に、こんなこともふまえて講演する。

情けは人のためならず、世のため町のため

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2009年2月 8日 (日)

教師冥利な一日

金曜、事務作業のため万博公園のCSCDに立ち寄り、徒歩30分→旧万博北口脇の獣道から大学構内に入り、工学専攻土木会議室。うろうろしていると、工学専攻の受講生に声をかけられる。「あっ、先生」。リクルートスーツの院生と雑談しながら階段を降りる。就職活動の話は避けた。ビルを出ると、別の院生が声をかけてくる。専攻のピラミッド構造の指導も重要だが、文系の私が横で工学専攻の学生を見まもることも、学生にとっては大切なことのようだ。外大・阪大合併は、学生にとって良かったなあと思いつつ、大学本部ビルを通りすぎて連絡バス乗り場へ。すると、合併のとき獅子奮迅の活躍をいただいた鷲田総長(当時副学長)と、ばったり。「学生を町に連れ出してください」とのお声をいただく。総長は私のまち歩き、お遍路授業をご存知。総長公認授業だ!がんばろう。

学内バスで箕面学舎へ。研究室引越し準備で、不要な本を表に出し、無料ガレージセール。箱詰めをしていると、外で話し声。卒業間近の学生を招きいれ、卒業後のこと、社会での個人の役割、小さな私が生まれてきた意味、できることできないこと、それでもやらないかんこと、数値にできることと、言葉にせにゃならんこと、個人ではなくみんなでする意味を話し合った。その上で、「会社も3年で嫌になるかもしれん。困ったら、困らんでも、いつでも遊びに来い。授業日程は、シラバスやブログにあるから、思いついたらおいで」と伝えた。結局、3人の学生を代わる代わる招きいれ、雑談。3年生は就職活動に向けて人生の方向を定めて引き締まり、4年生は社会人の顔になってきた。

結局、荷物のまとめはほとんど出来なかった。

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2009年2月 7日 (土)

システムと偶発性

社会現象(ex.クルマに頼らずコミュニケーションのある町)は、システム(ex.コミバス路線とダイヤ)によってのみもたらされるものではない。コーディネータの仕掛けた偶発(コミュニケーション)が連鎖し、創発されて新たな暮らし方の町(社会現象)ができることもある(ex.住吉台くるくるバス)。

システムは数値によって評価可能である(経済性、環境評価)。しかし、人々の信頼・安心や幸福、快適性など価値に関わるものは、時間・便利さも含め、システムではないため、一般化費用計算は、限りなく滑稽となる。ソーシャルキャピタルだといって、公民館の数を数えても仕方ない。部屋数は家族の信頼と相関しない。

偶発は、その場のコミュニケーションでしか評価できない。言葉とか表情とか。この数値にならないコミュニケーションは、町を歩き、人々と出会い、一緒に考える機会をたくさん持たねばわからない。現場に出て一緒に考えるということだ。大阪大学のグランドプランには、そういう意味で社学連携としての「フィールドワーク」教育が書き込まれている。

そのフィールドワークの代表である私は、にもかかわらず数値化できないコミュニケーションや言葉を、どのように仮の数値により説得できるのか、アンケートとタウンミーティング、ワークショップのあり方を考えている。

このあたりを考えず、ルーチンワーク化されたモビリティ・メネージメント(MM)さえやれば良いというのでは、社会現象は評価できない。施策にならない。人々とともに現場で考える、個々の地区に適したMMが必要なのだ。

「あ~、難しい話や! どないせー言うねん?」     「それも自分で考えよ」

◆参考◆二クラス・ルーマン『システム理論入門』

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2009年2月 6日 (金)

大阪の中小企業は大阪再生の財産だ

昨日、大阪市の中小企業の社会活動を活かしたまちづくりのために、OSR評価を提言した。

昨夕、(特)大阪市コミュニティ協会主催、コミュニティビジョン研究会で、すばらしい地域活動を展開する中小企業のおかみさんをゲストに迎え、教えられることが多かった。

淀川区で食品会社を経営するこの人は、多様な世代の家族・稼業を活かした家庭経営(3世代同居)の延長に、防災・環境教育、生涯学習を位置づけ、多様な地域活動をしている。町会や社会福祉協議会と連携して、人づくり・地域づくりをしている。

その展開・経営手法は、さすが商売人だけに、効率的、マネージメントがうまい。環境NPOと上手に連携し、地域における多様な課題を抱えた子どもたち(自閉症や同一性障害)を活動に引き込んでいる。

これをもっと、各区に広げる、大阪の町全体の活力に展開するマネージメントが必要ではないか。コミュニティ協会は、行政下請け機関ではない。市民が寄付した基金がもとになってできた市民活動の中間支援組織の側面もある。既存の講座やイベントのみならず、こうした地域活動と連携し、場を提供し支援する役割展開が期待されるのではないか。

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2009年2月 5日 (木)

CSR(全ての組織の社会責任)の地域展開

CSR(Corporate Social Responsibility)は、企業が利益を追求するのみならず、組織活動が社会へ与える影響に責任を持ち、あらゆるステークホルダーからの要求に対して、適切な意思決定をすることと、ウィキペディアにあり、ISO(International Organization for Standardization)26000のガイドラインが、2010年に策定される。

ISO9000が品質規格、ISOが環境マネージメント規格。このあたりが有名で、国際会議の結論が、加盟国国内法に影響を及ぼす。最近まで、企業の社会的責任、すべてのサプライチェーンの責任との議論があり、原料調達先に児童労働がないか、環境を破壊していないか、嘘のない製品を作っているか、社員の多様性を保証しているか(国籍、性差なき雇用環境)、長時間労働の禁止、地域貢献活動をシステム化しているかなどの議論が盛り上がっていた。企業の中には、環境貢献の部署を、CSR室に衣替えしたところも少なくない。

ところが、最近の偽装表示や輸入食品の安全性に対する不安、さらにはサービス残業から派遣切り、外国人労働者の切捨て、などの動きはいったい、今までの議論は何だったのかとあきれる。企業とNPO、行政、住民が、もう一度、地域から、もやいなおし(より良き社会に向けた関係性づくり)の必要がありそうだ。そもそも社会責任は工業製品や環境基準じゃあるまいし、規格化は難しいからガイドラインなのだ。別にISOに規格認定されなくても良いではないか。むしろ、大阪市なら、人やモノ、場所、資金、情報・スキル・ノウハウ・ネットワーク等、企業やNPO等が持っているさまざまな資源を互いに活かし合い、社会貢献・地域貢献活動をより効果的に進めていく情報交換サイト「Com linkhttp://comlink.weblogs.jp/」に登録し、その活動成果を、大阪市独自の社会貢献認定をおこなっても良い。

そもそも社会的責任という翻訳語が気に入らんかった。この際、OSR(大阪社会活性化:OSAKA Social Renaissance)の基準を作り、大阪市ボランティア情報センターがISOのガイドラインをにらみながら、OSRを認定するのも一手法。

今回の厳しい状況で、派遣切りの人々を保護した札幌の不動産屋、いち早く雇用を拡大したタクシー会社や飲食業・・・。みな、社会に直接つながって商売している中小企業である。

大阪の今日は誰が作ってきたか。大阪は中小企業の町である。地場に生きる中小企業の皆さんと、市民・NPO、それに行政・大学が連携して、ささやかだが心温まる町にしたい。大阪の町のブランドを高めることは、多くの企業にも理解されるし、そのむこうに、大阪だけが良くてもいけない。地球全体への目配りも出てくるように思える。

OSR2009(登録)、OSR12010(登録して、2010年に1回マッチングで貢献した)、OSR42009(2009年登録して、地域貢献をNPOと連携してすすめ、サプライチェーンの環境保全に関わっている)というようなことも、ISOをにらみながら、認定しても良い。

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2009年2月 3日 (火)

ゴミ有料化を賞賛する

2月に研究室が箕面から豊中学舎に引っ越す。恥かしながら、研究室に持ち込む本や資料を整理していると、整理し切れていない資料の山の下から、雨ざらしのシミが残り(右肩)、カバーも汚れた、回転座椅子が現れた。曲げてもストッパーが利かず、捨てようと思いつつ捨てられず未整理山の盤になっていた。

Img_0408 いざ捨てようと思うと、西宮市は有料。回転椅子は600円のシールを買わねばならぬ。「エッ。重厚な回転椅子でもないのに…」。環境局に訊ねようかと思ったが、どうせ「600円は600円です」と、にべもなく言われて、カチンとくるに決まっている。そこで再検討。真新しいカバーをつけて、壁にもたれかけさせて使うことにした。

モノを次々消費することだけが豊かではないとは、理屈ではわかっていても、モノを活用せず、気が離れれば捨てようとする。モノとカネに追われる生活は、「百鬼夜行」と同じく、粗末に扱ったモノがつくも神となって襲ってくる様に似ている。反省自戒をこめて、ゴミ有料化は素晴らしい。西宮市環境局はエライ!
(愛媛県立博物館所属「百鬼夜行絵巻:江戸時代)引用:http://rekihaku.jugem.jp/?day=20070816 鍋・杓子・五徳・すりこぎの化け物)

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2月の一般参加可の講演

■2月22日(日)13時~ ゼミ現地発表会

場所:堺市山之口商店街内「夢庵」

「堺の自転車とまちづくり」 発表内容(仮)

1.「堺自転車まちづくりと自転車先進国オランダ」

2.「まちと自転車が共生するみちづくり」

3.「安心安全な自転車の利用――子ども乗せ自転車を考える――」

4.「レンタサイクルで巡る自転車のまち堺」

5.「南海堺東駅の違法駐輪への対策について」

6.「公共交通を中心とした地域活性化の課題と方法」

準備の都合上、ご出席いただけます方は、下記にメールでお知らせください。taekwonlyubiiteli◎yahoo.co.jp (自動読み取りを防ぐため@⇒◎にしています)

■2月27日(金)14:30-17:00 住民・企業・NPOが育む、地域に根ざす社会貢献

於:大阪市立社会福祉センター3階第一会議室

申込:大阪市ボランティア情報センター 06-6765-4041、ocvic◎osakacity-vnet.or.jp

(近鉄上本町北東、天王寺区東高津町12-10)

パネリスト:企業から、住民から、NPOから

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卒業生の進路

ゼミのフィールドワークで活躍した女子学生が、卒論副査を依頼するため、研究室を訪れてくれ、しばし歓談。

卒論は選択だが、私は学部では無理に卒論を書く必要はなく、ゼミに所属して自由に下級生のフィールドワークを支援・指導し、自由に資格取得・就職活動・多様な授業を受けてもらいたいと考えている。M子さんは、他の先生の指導で「フェア・トレード」の卒論を書いたが、どうしても私に読ませたいということで、副査依頼となった。

フェア・トレードとは、発展途上国の原料や製品を通常商取引で継続的に購入することを通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す運動であり、本論では関わる組織の社会責任(CSR)という側面のみならず、個人にとって、グローバルな公正を意識して暮らすことの意味を指摘した論文のようだ。

卒業後は、自衛隊幹部候補生学校にすすむという。英語や第二外国語を話し、必要があれば1ヶ月で現地語をマスターし、地球の公正を考え、意見をまとめることのできる人材。こういう女性が、国連の平和貢献で大きな役割をする日が期待される。

大阪大学の目標、国際性、教養力、デザイン力を身につけた学生が巣立とうとしている。大学院では、文系の私が土木計画のワークショップをしたり、お遍路を、共通科目の授業にしている。受験シーズンである。もし、首都圏のT大や、京都のK大に行くつもりなら、是非、大阪大学、阪大大学院を再検討ください。そして、豊中キャンパスのCSCD森栗研究室を訪問ください。

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2009年2月 1日 (日)

狭小住宅に、塀や門は必要か?

我が家は、梅田12分、三宮13分の駅まで6分。広さより利便をとれば、114㎡が限界。この敷地面積で許された範囲で最大の建築面積をとれば、家の正面に車庫、それに自転車置き場をとれば、庭はほとんど不可能。Fig1前は4mの位置指定(建築基準法第42条第5項)道路であり狭い。ならば、塀も門もなしとした。ついでに、コンクリート舗装もやめた。

ところが、犬猫も喜んだ。野良や、つないでいない犬の、憤慨(糞害)に耐えない状況となる。しかたなく、写真のようなデザインで、窮状を訴えたところ、難問解決!Fig2

便利なところなのでクルマに乗らない。最近、クルマを手放した。ところが、クルマを停めないと、室内が道路から丸見え!。しかたなく、1/4ほどに木を植え、1/4 を木製可動式鉢置きとした。Fig3(平面、立面図:Y・T氏製図)

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