« 過疎地鉄道のニーズ開発 | トップページ | 岩手運輸支局で講演 »

2009年1月21日 (水)

世に遠い一つの湯治場

岩手花巻空港から送迎バスで30分。山ふところ、トンネルをはさんで、グルッと20弱の宿が環になって並ぶ湯治場がある。Img_0396 硫黄系、硫酸系など湯質、量豊富。ひと風呂浴びて、タオル片手に下駄、単全で、細長い湯治場一回り。ところが、最奥の公営温泉からかなり上がって、雪道を下駄で歩くはめとなったとき、突然バスがすれちがえる程の大きなトンネル。トンネルを出て山を切り分けた雪の舗装道路を行けども行けども、一回りできない。あわや、単全で遭難か?「なあんだ、奥の施設にバスを入れる為?」と、「湯治場のメルヘン」の夢が消え落胆して歩いていると、通りかかったオバアが「ンまっ、歩きなさったかい」と心配してくれる。夢想と、公共事業の現実批判を口にすると、昭和24年の火事で、下からだけでは消せず、奥へ奥へと延焼したから、上にトンネルを通したという。
 メルヘンでも、公共事業依存でもない。地域には地域の生き方がある。そんな現実を通りすがりに、語りかけていただいた。そんな語りかけのある湯治場、台温泉であった。

|
|

« 過疎地鉄道のニーズ開発 | トップページ | 岩手運輸支局で講演 »

温泉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1132866/29330529

この記事へのトラックバック一覧です: 世に遠い一つの湯治場:

« 過疎地鉄道のニーズ開発 | トップページ | 岩手運輸支局で講演 »