自家用三輪車のある暮らし:脱クルマ生活
イカン!飲用湧水と暖房用灯油がない。昔で言えば、婆は川へ水汲み、爺は柴刈に。我が家の現状は、爺が三輪車で、ホームセンターに灯油18ℓ×2缶を買出しに、続いて芦屋に六甲湧水をいただきに、婆は家屋内整理・掃除機がけである。(写真:自宅庭にて)
阪急西宮北口駅から徒歩6分、転居してから自家用自動車に乗らない。「じゃあ」ということで、54歳でクルマを手放した。ところが、安い灯油を買おう、無料の芦屋湧水へ行こうとすると、18ℓの液体缶は、通常の自転車では重心が高くなり不安定。2缶は不可能。
そこで、この荷台付自転車を購入。安価な中国製大量生産自転車をイメージすると、びっくりする価格だが、全体の車軸と、荷台部分の横軸とが、直結しておらず、あそびがある。後輪が段差に乗り上げ斜めになっても、車軸は倒れない。曲がるとき、前輪が斜めになっても後輪は安定している。
難点は、高齢者を意識して造られているのか、めいっぱいサドルを伸ばしても、175cmの私には低い。その為、力が入らず、国道ではスピードが出ない。まあ、急ぐ必要はないが…。もう一点、「三輪車」という名称。現場看護学の黒田裕子さん(震災以来の友人)に、人は、育ったように老いていく、その辛さを理解しなければいかないとうかがった。歩くのが難しい⇒補助具を押しても難しい⇒寝返りも難しい…。自動車にのれない⇒三輪車?…。54歳にして、この先を予期するようで、ちょっと辛い。できたら、「三輪車」改め「荷台付自転車」と商品名を変えて欲しい。サクセスフルエイジングにこだわらんので(1/11記事)、エーけど…。三輪車、ねえ?(ため息)
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