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2009年1月16日 (金)

奥山修司『おばあちゃんにやさいいデマンド交通システム』

Okuyama61 各地のコミュティバスは、コスト面で困難となり、乗合タクシー(路線型・デマンド型)が模索されている。そのデマンド型の先進事例、おだかeまちタクシーを開発した奥山先生の著書を見ると、徹底したコスト計算がされている。

利益率をみこんで、2201円/h(ガソリン車)、1947円/h(ディーゼル車)というのが常識。これは、日本のタクシーの時間当たりの営業収入にほぼ合致。(pp60-61)

福島県小高町の実証実験では、2300円で始めたが、事後2100円に値下げしてもらったようだ。

事業者は、「それでは最低賃金ぎりぎりの運転者は食べていけない」というが、違う。運転手が食べていけないのは、歩合制によるものであり、経営者は台数を増やせば食べていっている。運転手のことを考えるなら、月給制にすれば良い。積み上げ方式で契約運賃が高いから悪いのではない。コストが高すぎると、事業の継続性が担保できず、住民に迷惑がかかる、いや、命をかけて事業をはじめたタクシー事業者にも迷惑がかかるからである。地域交通事業を支援する行政は、打出小槌を持っているわけではない。

3月に札幌の運輸局講演会で、奥山先生とご一緒する。北海道の皆様ともども、私も楽しみにしている。

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