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2009年1月23日 (金)

住吉台くるくるバス4周年記念の守る会

1月23日は、くるくるバスの開通記念日。みんなでバスの開通を祝い、バスの窓からみんなで万歳したことは生涯忘れえぬ記憶です。Cimg0721 今日は、4周年のお祝いがありました。

面白い話を伺いました。東灘区では、小さいバス、地域を回っているバスは、市バスであろうが、送迎バスであろうが、みんな「くるくるバス」と呼ばれているようです。くるくるバスという言葉は、東灘区では普通名詞として市民権を得たようです。新たなくるくるバスが、他の地域から出てくることを、区役所が市民の声に耳を傾け、動いてくれることを期待します。

「くるくるバス通信」25号(2009年1月23日発行)をみると、みなでバスを走らせた記憶が、住吉台住民のコミュニティ力をアップしたことがわかります。曰く

4周年おめでとうございます。三百段階段が上がれなくなった時が引越しのときと思っていた矢先のバス運行、何よりの贈り物でした。車は持ってはいるものの、車庫に入りっぱなしの状態で・・・(略)・・・バスの運行によって、暗くなっても安心して帰れ、終点には運転手さんが常におられるので地域の安全につながっている・・・(略)・・・車の往来も減り、他人の顔が見え、長年住んでいながらお互い知らない人達でしたが、今ではご近所の方々と挨拶も出来るようになり、顔なじみができてコミュニケーションもとれるようになった・・・(略)・・・バスの運行にあわせて自治会も出来、ゴミステーションには季節の花があり自治会の皆さんが交代で世話をされ、優しい町になったような気がします

六甲山からハイキング下山された方から「くるくるバスのバス停は?」と時々尋ねられます。その時、とても嬉しく自慢げに話している私がいます。

「くるくるバス」を利用させていただきだして、自然豊かで大好きな住吉台にずっと住み続けられる自信がついた様に思います。他の地域の人に、「くるくるバス」の説明をする時、誇らしく自慢している私に驚くときがあります。

住民協働でバスを走らせるということは、地域の利便をもたらすだけでなく、地域を育て、こんな意識の高い市民を育てる。サスティナブルコミュニティ、コンパクトタウン、エリアマネージメント・・・。言葉は簡単ですが、地域価値を向上させ、持続させるためには、交通がキーワードです。公共交通は、単なる移動手段ではなく、コミュニケーションと誇りそのものなのです。

住吉台こそ、日本のコミュニティのあるべき方向を示唆している。自治体職員はいうに及ばす、大手の鉄道・バス会社や、自動車会社の幹部がこっそり見に来たと噂に聞きました。

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