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2008年12月14日 (日)

今晩の篤姫最終回でも見て、誇りある負け方の智慧を学べ

少しは歴史に関係した研究者としては、無知を恥じながら篤姫の感想。幕府終末の当事者の右往左往は面白い。議論しながら結論を出せず、ずるずる後退する幕臣の無能ぶりは、大学合併で廃止になった大学当局に似てるなあと、元当事者としては(職務上知りえた秘密を心に押し殺し)思う。

自ら選んだ総裁の無策に右往左往する最近の自民党は、幕末そのもの。徳川家康家訓に「勝つ事(長期政権)ばかり知りて、負くる事を知らざれば害その身に到る」とある。マスコミ報道によれば、程度の差こそあれ自民党の負けは見えている。もう少し、長期にわたってこの国を支えてきた者として、誇りを失わず自負をいだき、末節を汚さないでほしい。

廃止になった大学の元教員も、首の危ない政治家の方も、今晩は篤姫最終回でも見て、「不況、不況」と騒がず、世の移ろいを眺め、我は何のために生まれてきたのか、何をすべきか、多忙な年末だからこそ、ゆっくり考えたい。

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