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2008年12月 4日 (木)

社会心理学初歩

震災以来のまちづくりや住吉台くるくるバスなどのコミュニティ・コミュニケーションの経験、各地の講演を、恥ずかしながら社会心理学の初歩で考えなおした。

短期記憶は、20秒間、7±2保持されるという。しかし、7はかなり集中力が必要。通常の講演では7つなら拒否範囲となり、3つなら需要範囲として、記憶に残る。3つなら負担感が少なく、受け入れられる。TVでは「大事なことだからもう一度言いますよ」と1つの記憶でよいが、説得的コミュニケーションとしての講演会で1つだと、期待を裏切ったことになる。結果、専門性重要性が疑われ、信頼性が落ち、①注意されなくなる。真面目に聴く気にならず、②理解がすすまない。

フィードバックプログラム(アンケート、プレゼントとしての資料など)を入れ、3つくらいのポイントで、説得的コミュニケーションで③受容をもとめる。講演の最後で、感謝と熱意、かつ講演者の聴衆者への立場受容を示し、④記憶に残す。相手に、行動変容にいたるまでの受容を求めたければ、説得者は、それ以上の受容態度を示さねば、リアクタンス(不自由)を感じる。そのためには、個々が抱える困難・矛盾(不協和)への同情(同じ心持になって考える:柳田國男)が重要で、ステップバイステップ、少しづつを受け入れることを表明せねばならない。(①~④は説得の過程)

講演はスピードが速く大きな声のほうが説得力があるといわれるが、バランス次第だ。私のような大声の人間は、他人の講演を聞くと自分の欠点で恥ずかしくなる。要は、講演者が話したいことより、相手の立場にたって考えながらサポートしていくことを心したい。ならば、講演の最後は、感謝、確認、受容をゆっくりと語せるようになりたい。  事後、行動変容を追調査する必要がある。

てなことを考えた。どうも、説得的態度変容プログラムという言い方は、腑に落ちない。大声や権力、専門家・教授者中心プログラムのように感じる.。今後は、受容的納得・理解による行動変容プログラムを考えてみたい。

白樫三四郎編1997『社会心理学への招待』ミネルヴァ書房

明田・岡本・奥田・外山・山口1994 『ベーシック現代心理学7社会心理学』有斐閣

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